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cafe blog-伊豆-

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閉館しちゃってた…

2008-03-25 | 美術館・博物館
今日はやたらと毛虫が目についた…もうそんな季節なのか…。

毛虫やダニなど厄介なやつらめ!
そしてムカデもきっとそのうち出るんだろうなぁ。
(今日はハサミムシだった)
いい季節だけど虫の季節でもある。
夏はいるのが当たり前なので、そんなに疎ましくもないが春は次々と新たなやつらが出現してくる!
歩くのにも一苦労だよ……。


私の好きなアーティストとはいえ本業は小説家なんですよね。

ヘンリーミラーが好きです。



もう随分前に銀座だったか八重洲だったか忘れちゃったけど「ヘンリーミラー展」を見に行った。

小説のイメージよりは随分と可愛いなぁ~という印象で作品に一目ぼれでした。
たまにその時の作品集なんかを引っ張り出して見るのですが、いつでも楽しい気分になるのはなんでだろう?

色?
モチーフ?

まぁなんだかよく分からないっていうのが基本的に大好きなんだけど。
(意外と好きなアーティストに共通しているかな)


いつか必ず行こうと思っていた長野県にあるヘンリミラー美術館がなんと閉館していたなんて…。


残念です。

どこかで復活してくれないかなぁ~。

ちなみにヘンリミラーは5度結婚しているのですが、最後の奥さんは日本人だったんですよ。


カッコ良すぎる展示に感激♪

2007-11-06 | 美術館・博物館
ただいま干し柿製作中!
雨が降ると、中に入れたり外に出したりと忙しい。
何気に手間のかかる作業…でも出来た時の美味しさにはかえられません。
(いつも新潟から送っていただいている柿も今年は不作だったとか…)


1996年…もう10年以上前になりますが、とっても感激したのでご紹介したいと思います。

フランスのパリにある国立自然史博物館です。

植物園内にある素晴らしい建物が博物館になっているのですが、この庭園も素晴らしいですよ。無料で楽しめますし、ベルサイユなどの広い庭園より私は好きですね♪
ほかにも様々な施設が併設されています(すべて入館料別料金)。
歴史はとても古くフランス革命中の1793年に設立したらしいのですが、医学的展示などはその後に排除され、自然史のみの素晴らしい博物館になっています。

特徴的なのは建物の構造が吹き抜けの回廊式であること。
中央に並んだ動物たちの標本の素晴らしい展示の仕方。
それを2階3階とあがっていくと上から覗いてみることが出来る。

標本の種類が多く昆虫や鳥類などが混在していたりして、ちょっと不思議な感じはしたがスイッチを押すとライトが点灯したり、子供に楽しめる仕掛けがたくさんあった(当時は壊れているものも多かったが)。

ここではじめて知ったのが「キリン」の模様には2種類あるということだった。
後から調べてみたら「アミメキリン」「マサイキリン」の大きく分けて2種類の模様があるそうだ。
小さいときから動物園などでよく見ていたものの、気がついたときにはちょっとしたカルチャーショックを受けるほどだったなぁ。


とにかく見ていて飽きない展示方法は大人でも十分楽しめました。
建物に入った途端に匂ってくる独特な香り…これだけで博物館はどきどきしてくるしワクワクして…人の少ない冬の平日午前中なんて、自分の靴音だけが響くのを聞くとちょっと怖くなるくらい。


パリは美術館もたくさんある中、見るところが限られてきますがすでに何度か行っている方はぜひ1度見に行かれてはいかがでしょうか?



■アンセル・アダムス・センター■

2007-10-02 | 美術館・博物館
今朝は来年の桜祭りに向けた、菜の花の種まき作業がありました。
毎年の事ながらご苦労様でした。

来年、タイミング良く咲いてくれると良いのですが…なかなか難しいようです。



昔の写真は今と違ってネガフィルムとプリントで残っています。
プリントされたものはすでに色も変色していたりして…。
ネガフィルムをせっかくだからデジタルにしよう!
そんなことも思ってはいるのですが、スキャニングするにも相当な時間と労力を要するのでついつい手付かずでいます。
旅の記録もそこから始めないといけないのですが……。


そんな写真についてですが、残念な事が分かりました。
アメリカ・サンフランシスコにあったアンセル・アダムス・センターがなんと閉館していたのです!
いつかまた行くことを楽しみにしていたのに~。

たしかにサンフランシスコには大きな近代美術館があって、その中にもアンセルアダムスの作品がありましたっけ。
みんなきっとそちらに足を運ぶのでしょう。
美術館や博物館を運営していくというのはとても大変なことですよね。
私がこのセンターに行ったときも館内には数人しかいなかったような記憶があります。


このアンセル・アダムスさんは自然を愛する写真家で特にヨセミテ公園のモノクロ写真が有名です。
何ともいえない迫力と、繊細さを感じるモノクロの写真。
とっても好きでしたね。

写真がアートとして認められ、美術館に展示されるようになってからオリジナルプリントに価値がつき販売されるようになりました。
写真家が生活していくうえでの大きな収入源になっていくはず…そんな功績を残してきたのもこのアダムスさんの力は大きかったようですね。

なかなか写真に価値を見出すというのは難しいようですが、ドアノーのように何億もの金額で売り買いされるようになる人もいるんですもの。
まぁ生存しているときよりも亡くなってからのほうが価値が出るのは絵画でもいっしょですけどね…。


先日購入した本:
「イスタンブール -思い出とこの町」オルハン・パムク
まだ読み終わっていないのですが、トルコの代表的写真家アラ・ギュレルをはじめ数人のモノクロ写真209枚が収録されています。
この写真もまたかなりいいですよ!
(残念なのは印刷状況が良くない事!ぜひ本物をどこかで見てみたいものです)





トルコ旅行 -モダンアート-

2007-09-16 | 美術館・博物館
夏も終わり秋になると妙に美術館や博物館に行きたくなります。

トルコ・イスタンブールへ行かれる予定の方!
ぜひお勧めしたい場所があります。


新市街にある現代美術館に行ってみました。
月曜日はお休みですのでご注意ください。
そして木曜日はなんと無料解放でした!

トラムバイの駅からぶらぶら歩いていくと、ちょっと分かりづらいのですが赤い看板が目に付くはずです。
そこの奥に入っていくと現代的な建物があります。
手前は広い駐車場になっていて、写真のような作品がすでに展示してあったりします。
ジャミィと写真アート!
なんとも不思議な組み合わせでしたが、一つ一つの作品がまた面白くて♪
ここだけでも15分くらいじっくりみてしまいました。
(まだ駐車場なのにね)



建物に入る前に、手荷物検査があります。
ここ最近は当たり前になってしまいましたねぇ。
(トルコでは大きなショッピングモールにもあったし、バンコクでは地下鉄乗るたびに荷物チェックがありました)

階段を上ると入り口があります。



途中窓に映った風景がなんともいい感じだったので撮ってみました↑
(館内はすべて撮影禁止ですので注意してください)

清潔な広い空間に、良いテンポで作品が展示してあります。
離れすぎず、近すぎず。

なかなか素敵な作品がたくさんありましたよ!

ここはカフェレストランも併設されているので、のんびりアジアサイド・旧市街の絶景を眺めながらお茶することもできます。
ここ本当にお勧めです!


木曜日が日程に入っている方!
絵に興味がなくても、お茶しに行く価値ありますよ♪
(でも作品も面白いのでぜひ見てくださいね~)


*トイレがめちゃ綺麗でイスタンブール№1かも!




バンコク -懲りずに行ってみた-

2007-09-11 | 美術館・博物館
台風後の海岸には流されてきた物がたくさんあります。
人によって中にはお宝になるような物があったりするので、ここ数日は下を向いて海岸を歩いている人をよく見かけます。

特に流木などは、軽トラックで大量に運んでいく人が近県からやってくるほどです。




今日の話題は以前紹介した不気味な博物館について…。
シリラート病院に懲りずにまた行ってみました。
だって前回は博物館を全部見てこなかったんですよ。
やはり気になります…。

観光名所の王宮周辺の船着場から渡ったところに病院はあります。
船着場の発音は「ワットラカーン-wanglang-」と言ってみてください。
みんな親切に教えてくれます。
(アルファベットの発音では通じません)
これは現地のお巡りさんが親切に発音を教えてくれたから…。
「ワットラカーン」って言うんだよ。このまま言えば教えてくれるからね。
と、なんて親切なんでしょう?
たしかに船着場に行くと乗り場がいくつもあり、分かりづらいんです。
「ワットラカーン」っていうと「こっちこっち!」と連れて行ってくれるではないですか?
わずか3バーツです。
降りた船着場からすぐ右へ入っていくと庶民の市場が続きます。(ここ面白いですよ)
通りに出て渡ったらすぐに病院入り口です。

病院の敷地に入ると外国人と分かる人は聞きもしないのに「ミュージアムはこっちだよ」と声をかけてくれます。
気をつけなければいけないのは博物館は大きく3箇所に分かれているからです。
前回は大きな1箇所にしか行かなかったんですよねぇ。

暑いし・凄いし・もう見れないよ!っていう気持ちのが勝ってしまって…。
しかし、今回は全部制覇してきました。(かなり強烈でした)

驚いたのは有料になっているのは知っていたのですが、入口がちゃんと博物館していたからです。
入場料を払い、寄付をお願いされて快くBOXに入れるととても嬉しそうにしてくれた受付の若い女の子。
パンフレットを貰い、さっそく入ると!!!
すごく綺麗に展示されているではないですか?
そして大きく変わったことの一つはあの津波についてのコーナーが出来ていたからです。
「津波-TUNAMI-」という言葉は世界共通で日本語です。
この説明もちゃんとしてありました。
スマトラ沖の地震で津波の被害は想像以上でしたし、未だにつづいているんですよね。

ぜひここだけでも見ていただけたら…と思います。



↑ここは漢方などの薬についてのコーナー。この奥には出産方法などをマネキンで説明がしてありました(座って出産するんですねぇ~驚き!)

相変わらず凶悪犯罪者のミイラは白いBOXに入れられ、数年前と変わらずそこに陳列されていました。
ほかのホルマリンに入った臓器などもありました。
隣の部屋に行くと、感染症などの展示。
貝・蚊・ねずみ・のみ・ダニなどを媒介とする回虫・条虫、マラリア、フィラリアなどのこれまた恐ろしい展示。
これは身近なだけにかなり怖かった。

いったん建物を出て、警備の人に聞いても場所を知らないらしく病院のスタッフに連れられて別の建物内にある博物館へ。



どうなんだろう?↑ここは行かなくてもいいかな。かなり辛いぞ!
木造の階段を上るとまるでパリの医学博物館へ行ったことを思い出した。
「ギィ~ギィ~」なる階段はそれだけでも不気味。
通路奥の部屋にはびっしりとホルマリン漬の標本が並ぶ。
展示してあるというよりはほとんど倉庫状態。
あふれんばかりの標本。
ほとんど目視することが出来なかった。
暑いこの部屋は独特な臭いが漂い長居できずに退散。

さらに建物を変えて最後の博物館。
ここは入口に説明書があり、「サインをすること」「ノックをして開けてもらうこと」など事細かな指示があった。
ノックをすると強面のおばさんが一人、「う~ん居づらいな」という感想。
人間の進化を展示してある。
昔の石器などあり。まぁ日本でもこれは見られるような気がする。


そんなこんなで意外と観光名所になりつつある博物館に驚きつつも、まぁ一度は見て見るといいのでは?
という感想は変わらなかったなぁ。

しかし、病院というところはあまり気分の良い場所ではないですね。
このシリラートは普通の病院部分のほかにも研究室や学校などが同じ敷地内にいっぱいあるんです。
中を歩いていると点滴をぶら下げて歩く人や、ギプスをして車椅子に乗る人、食堂の調理場、職員、医者、看護士、研究者、学生、運送屋、花屋などなどバンコクの日常が見られます。


シリラート病院
住  所 Adulayadejvikrom Building 2nd Floor Siriraj Hospital,
     2 Prannok Rd.,Bangkoknoi,Bangkok
営業時間 午前9時~午後4時  休館日:日曜日
入場料  タイ人:20B ※高校生までは無料(学生証必要)
外国人  40B ※高校生までは無料

アクセス方法 BTSサパーンタクシン駅を下車後、船でwanglang船着場へ。

バンコク -モダンアート-

2007-07-24 | 美術館・博物館
今日も涼しい風が吹き抜けています。
なんだか猛暑の予想が冷夏になりそうな勢いで、ここ最近野菜の値段が随分と上がってきました。


短い滞在日数にもかかわらず、どの国でも行く事にしているのが美術館。
その国のアートを見てみたいという思いと……実はバンコクの暑さにかなりやられていて、日中外を歩くのがキツイ!!!これも現実的な理由のひとつ。

王宮周辺にはタイ最大の博物館もあり(これはまたいつか行こう!)その向かい側にあるのが国立美術館。
本当だったら外観も美しいはずなのに…今回は修復中…残念!

National Art Gallery-国立美術館
水曜~日曜(月・火休館)
9時~16時
30バーツ



入り口入ってすぐにあったのが↑この作品。
奥には映像作品もありました。



廊下にそってある窪みの壁には多くの作品があって、どれも前衛的な作品ばかり。
かなり不気味なものが多いのは気のせいか?




中庭にある別の建物には彫刻作品などもあり、なかなか面白い。



クーラーの利いた館内はとても居心地良く、空いてていうことなし。
ただ気をつけたいことが1点あります。
たいてい博物館などの観光施設の周りには、気軽に声をかけてくるタイの人がいます。
英語だったり、日本語だったり色々ですが…残念ながらお金を目的にしている人々なので引っかからないようにしてくださいね。

親切な人の多いタイというお国柄のせいでついつい信じたくなってしまうんですけど、たとえば
「今、博物館は休憩時間だよ!その間に観光案内してあげようか?」とか、
「今日、お寺はお休みだよ!もっといいお寺を案内してあげるよ」とかとか。

たいていはトゥクトゥクの運転手と旨いことやりあって小銭を稼いでいるらしいです。

「どこいくの?」
「カオサン通り」
「だめだめあそこは観光客値段の店ばかり!もっと地元の人が行く安い市場に行ったほうがいいよ。ぼくがトゥクトゥクと交渉して30バーツで行って帰ってこれるようにしてあげよう!」……なんて。

だまされないようにしてくださいね!

お寺も博物館も休憩時間なんてありませんから!


でも本当にタイの人は親切な人が多いのは間違いありません。


-夢はかなう-佐藤正明の40年

2007-07-13 | 美術館・博物館
昨日に引き続き雨が断続的に降っています。

台風が心配ですね。
今週末は3連休で旅行を計画されている方も多いでしょうね…自然には勝てません。


美術館めぐり2館目は「池田20世紀美術館」へ行ってきました。
ここは残念ながら水曜日は休館日になっているので、なかなか行く事が出来ないのですが、7・8月と無休になるんです!

普段モダンアートが苦手な友人はこの佐藤正明さんの作品をいたく気に入ったようで…とても楽しく過ごすことができました。



ニューヨークに住んで40年、世界のるつぼと呼ばれたビックアップルをアートで表現しています。

有名なシリーズは「サブウェイ」と「ニューススタンド」。

サブウェイシリーズは円錐で物体を貫き、『穴』を空けるという奇抜な発想を基本とする作品です。

「生命体を構成する『細胞』を『穴』として捉え、万物の“存在する意義”を問い質した作品」とご本人は解説しています。



ちょっと見ていると気分が悪くなるほどの細かい穴。
なんでこんな細かい作業ができるのか?
っていうか構成する段階で頭がパニックになりそう。
近づいてみるとさらにその凄さがわかります。
(鉛筆のラフも残ってたりして…)


もうひとつのシリーズ「ニューススタンド」は見ていて飽きない作品です。



まるで本物のニューススタンドの前にいるような、ニューヨークにいるような感じさえしてきます。
アメリカらしい雑誌や新聞の1面には佐藤さんの感じるニューヨークが表現されています。
「最後の晩餐」というタイトルのついたものには、イエスをはじめ人物探しも面白かったです。(もちろんユダもいます)

置いてあるお菓子やタバコ・ドリンクなどももよくみかけるもので、日本にも沢山売っています。

とにかく「凄い~!凄~い!」としか口から出てこないほど…。

作品をデコパージュした立体のものもありました。


家に1作品でもあったらきっと楽しいだろうなぁ~(でも高そう!)


ぜひお近くにお越しのときは、寄ってみてくださいね。
常設展示も相変わらず見がいのある作品ばかりですよ。


2007年6月28日(木)~2007年10月2日(火)
7月・8月 無休/9月 水曜日休館

花鳥風月-日本画の魅力-

2007-07-12 | 美術館・博物館
昨日の定休日、1日中雨の予報。


友人たちと、上原近代美術館に行ってきました。


広い駐車場から階段をあがると近代美術館があります。
同じ敷地内に仏教美術館もあるので、お好きな方は共通券もあるそうです。


3つの部屋に区切られたギャラリーは今回のテーマ「日本画」が最初の部屋にありました。

この中村岳陵の絵はほぼ正面にあったでしょうか?

どうやって書いたのか?
友人たちと考えてみたりして…細かい木の枝一本一本毛筆で書いている姿を想像するだけで気が遠くなりそうです。


先日、日曜日に行われた「中村岳陵について」講演会も盛況だったようですね。
やはり下田市出身というところもあるのかもしれません。

日本画はあまり興味をもって見たことがなかったのですが、なかなか面白く拝見させていただきました。

技法としては、岩絵の具で絹や紙に書くのが日本画と呼ばれているようですが、ここ最近は随分と幅広く表現方法も増えてきたようですね。

ほかには小林古径、東山魁夷など。

2つ目の部屋は洋画で、ルノワールやシャガール、シスレー、ブラックなど近代を代表する画家の作品があります。

3つ目の部屋は洋画で、日本人画家の作品がありました。



ゆ~っくりみても30分~というところでしょうか?

ぜひ見終わったら、素敵な景色が眺められるラウンジで無料の珈琲紅茶などをいただきながら、芸術談義などいかがですか?

このスペースはおすすめです!
芸術関係の本なども置いてありますよ。





古沢岩美展!-行きたいなぁ~-

2007-04-26 | 美術館・博物館
今日は晴れました!
気持ちの良い1日でしたねぇ~。

日中、お客様にはお待ちいただきご迷惑をお掛けしました。
「雰囲気がいいですねぇ~」とおっしゃっていただいたお客さま!ありがとうございます。
またのご来店もお待ちしております…。


さて先日、友人から久しぶりに封書が届いた。
中を開けると美術館のちらしと一言メモが…!
「おぉ~おじいさんの個展かぁ~!」
「見たいなぁ~見に行きたいなぁ~」

とりあえず皆様にもお知らせしなくちゃね!
(ぜひ一度足を運んでみてください!そして古沢岩美さんの作品を見ていただきたいなぁ~)


以前ブログでも紹介しました、古沢岩美さんの展覧会が板橋区立美術館で開催されます。


2007年5月12日(土)~7月1日(日)

午前9:30~午後5:00
(入館は午後4:30まで)

月曜日休館

観覧料無料

展示内容
油彩画・デッサン・新聞挿絵・軍事郵便など
108件約300点


本展覧会は2005年に古沢岩美氏のご遺族よりご寄贈いただいた108件(約300点)の作品から構成されます。この中には、氏が戦時中に家族や友人へ宛てた手紙約数十通も含まれます。この手紙にはデッサンも多く描かれ、戦地での氏の思いが伝わる貴重なものです。 

このほか油彩・デッサン・未発表作品・新聞挿絵など、古沢岩美氏の幅広い活動を「線」や「色」をキーワードにご紹介します。
(板橋区立美術館より)



Rちゃんへ
お手紙ありがとう!
すんごく行きたいよぉ~!
なんとか行けるように努力するからね。


マティエールとは?

2007-04-23 | 美術館・博物館
そろそろGWも近づいてきました。
皆様はどのような過ごし方をされるのでしょうか?

伊豆にお住まいの方はどこに出るにも不便になりますねぇ~。

そんな時、ワークショップに参加してみるのはいかがでしょうか?


上原近代美術館にて現在開催中の企画展。

上原コレクション名品展'07
 「マティエールの表現」

この企画展にあわせて、ワークショップを開催するそうです。

マティエールとは?
私もまったく知らなかった言葉なのですが、絵肌のことをいうそうです。
技法の一種といったら良いのでしょうか?

絵の具に糊を混ぜて、厚みを出し、クシ・パレットナイフ・マスキング・ヤスリなどを使って絵肌を表情豊かにします。
筆で絵の具を飛ばしたり、砂や石を混ぜてみたりする方法もあり、とても個性的な作品になりますね。

そんなマティエール作りを体験することができます。

①油彩画編:4月29日(日)13:00~16:00
②日本画編:5月6日(日)13:00~16:00

各講座10名(先着順)/参加費500円

申し込み方法:0558-28-1228までご連絡を。



美術館は自然に囲まれた環境の良い場所にあり、セザンヌ、ルノワール、マティス、ピカソなどの西洋近代絵画をはじめ、川合玉堂、伊東深水、梅原龍三郎、安井曽太郎などの日本近代絵画、またマンズー、マリーニなどの彫刻などと多彩なコレクションで、近代美術を鑑賞することができます。




ダリに会いに…

2006-12-21 | 美術館・博物館
随分と寒くなってきました。
ついつい体に力が入って、肩こりがひどくなるのは私だけ?でしょうか。
そしてなぜか最近「親知らず」が出始めたんです…こんな年齢なのに?


冬季の間は残念ながら休館中ですが、とてもすばらしい所蔵作品のある諸橋近代美術館を紹介します。


日本にこれだけの作品があるなんて!!!
まずそこに驚きました。
そして友人を無理やり強引にさそい、福島県まで行ってきたのはもう何年前になるのでしょう?

五色沼などで有名なここ福島県の桧原湖周辺は春~秋にかけて最高に美しいですね。
自転車でのサイクリングを強烈に思い出します。

まるでお城のような建物は手前が池になっていて天気の良い日は鏡のように映りこんだ美術館がまた美しいです。

館内はダリの作品で溢れています。
ダリの彫刻ってなかなか見る機会がないような気がしませんか?
そしてダリ美術館の中でも37点もの彫刻があるのはかなり貴重な気がします。
絵画も代表作あり、そしてさらに珍しいのは本の挿絵のシリーズなどがあることです。

その他にもセザンヌ、ルノアール、ゴッホ、マティス、ピカソなどの西洋近代作品もあるんですよ。
たまたま私が行ったときは印象派作品展をやっていてとてもうれしかったのを覚えています。


鑑賞した後は、ぜひ庭園をのんびり散歩しカフェでお茶してはいかがでしょうか?
またミュージアムショップでは日本では手に入りづらいダリグッズが沢山あります!


■所在地
□〒969-2701 福島県耶麻郡北塩原村大字桧原字剣ヶ峰1093番23
□TEL.0241-37-1088 FAX.0241-32-3332

■開館時間
□午前9時30分~午後5時30分(最終入館は午後5時まで)
□※11月は午後5時閉館。

■開館期間
□2007年4月20日(金)~12月2日(土)
─ お知らせ ─
今年度は、勝手ながら建物改修工事のため、9月19日(火)~2007年4月19日 まで休館とさせて頂きます。ご不便をおかけして申し訳ございません。


私は誰でしょう? -ゴッホもいました-

2006-10-18 | 美術館・博物館
昨日からのつづき…。


上野の公園口正面から右手にある国立西洋美術館は、ただ今ベルギー王立美術館展を開催中!

国立西洋美術館はフランスの建築家ル・コルビュジエが設計した本館の前庭にロダンの彫刻群があります。
この「地獄の門」も迫力満点。
パリのロダン美術館にあるものと同じ素材です。
なぜかオルセーにあるのは真っ白なんですよねぇ。
いったい複製された物は世界中に何体くらいあるものなのでしょうか?
ちなみに「地獄の門」の上部に「考える人」はいます。
ロダンの苦悩した人生そのものが表現されている渾身の力作です。

さて今回お目当てのベルギー王立美術館展は


ブリュッセルにある王立美術館の所蔵作品より、16世紀~20世紀絵画まで、およそ400年にわたるベルギー絵画の歴史を見ることができます。
フランスで言うところのルーブル+オルセー+ポンピドゥーというところでしょうか?
実際にブリュッセルに行ったときは、ものすご~く驚きました。
ベルギーの芸術の歴史がここ1箇所でほぼ分かるんですよ。
それも王立だったので、無料だった記憶があります(年齢もあるのかも)。

ベルギーといえばブリューゲルやルーベンス。
あのネロとパトラッシュで有名な「フランダースの犬」に出てくるアントワープの教会の絵がルーベンスですね。
今回の目玉は半世紀以上ベルギーから出ることのなかったブリューゲルの「イカロスの墜落」です。
美しい風景の中、水面から出ているイカロスの足がなんともいえず悲しくなります。
もちろんデルボォーやマグリットもありますよ。

(美術館について以前ブログでの紹介)

企画展のチケットで常設展も見ることができます。
古い15世紀の宗教画なども素晴らしいです。
昔はみんな木に描いていたんですよね。
額も古いものが多いです。
松方コレクションも随分と欧州から引き上げられてきましたが、最近収蔵されたものも展示してありました。
寄付などもあるのかもしれませんね。
こちらにもルーベンスがあります。
有名なものではドラクロワ・コロー・クールベなんてどうですか?
モネもたくさんありましたよ、好きな方多いですよね!
やはり私はゴッホが良かったなぁ~「ばら」とってもかわいらしいです。



とにかく盛りだくさんで満喫できます!
西洋絵画好きなら絶対に行かなきゃね♪


私は誰でしょう? -ダリでした-

2006-10-17 | 美術館・博物館
なんとなく芸術に触れてみたくなる秋。
上野は見るところがたくさんありますよねぇ。
家から自転車で行けたのに…なぜかアメ横ばかりに…。

公園口から出て左に行くと、上野の森美術館があります。

現在、生誕100年記念―ダリ回顧展開催中です。

テレビのCMも個性的ですよね。

平日の閉館間際にもかかわらず、ものすごい混雑でした。

スペインのフィゲラスにあるガラ=サルバドール・ダリ財団とアメリカ合衆国のセント・ピーターズバーグにあるサルバドール・ダリ美術館から、日本初公開の作品を含め、最初期から最晩年まで主要な約60点を見ることができます。

入口にはコインロッカーがあるので、荷物を預けたほうが随分と楽に見ることができますよ。

フィゲラスの美術館は昔行った事があるのですが、そのときに見たであろう絵画たちもまた新鮮に観ることができました。
フロリダには行った事がないので、画集でしか見たことのない絵は嬉しかったですねぇ。

リトグラフなどの作品がそれこそ世界中にあるダリですが、油彩を60点も見ることができるのは嬉しい限りです。

初期の作品「パン籠」は奥さんのガラが一番気に入っているという緻密な油彩です。
シュールな絵が有名ですが、この静物画は素晴らしいです。

会場では「アンダルシアの犬」というダリが製作した映画が流れています。
以前このブログでも紹介したことがあります。

そちらもぜひ時間のある方は17分ほどなので、見てみてはいかがでしょうか?


「何を表現しているのですか?」という質問に
「私に聞かないでくれ!私にも分からないのだから…」と答えたダリ。

あなたには何が見えますか?





私は誰でしょう? -ダリじゃないよ-

2006-10-16 | 美術館・博物館
今日も秋晴れ!良い天気です。
祭りも終わり、しばらく町も静かになります。



今回の休み中に行った3つの美術展はどれも関係性が強く、ちょっと驚いてしまったほどです。


ランドマークのすぐ近くにある近代的な建物が横浜美術館です。
入り口正面の屋根にはルーブルと同じガラスのピラミッドが……。



さて「私は誰でしょう?」の答え

ルネ・マグリット「王様の美術館」(1966)でした。
あえて全体像は載せてませんよ。
この不思議な絵はぜひ行って見ていただきたい。
こんなシュールな絵を描くマグリットは平凡な生活を送った珍しい画家の一人です。
幼馴染の奥さんと愛犬、3LDKの家、10時にはベッドに入るという至って健康な生活。
どうやったらこんな絵を描けるのでしょうねぇ?

シュールレアリズム好きにはたまらない作品がまだまだあります。
ダリ「バラの頭の女性」のブロンズ彫刻は見たら夢に出てきそうです。
デ・キリコ、ベーコン、ミロ、ピカソ、マッソン、デルヴォーなどそうそうたる面々。

マックス・エルンスト「少女が見た湖の夢」はどうですか?
いったい何体の奇妙な生物が描かれているのでしょうか?
ちなみに2枚目は一番分かりやすい部分を写しました。



日本の明治大正時代の作品も見ごたえがあります。
横山大観、下村観山、今村紫紅など素晴らしいです。

フランス絵画もあります、セザンヌ、ブラック、レジェ、クールベなど。

そして最後に印象深かったのが秋山庄太郎さんの写真。
多くの有名人のポートレートが展示されていました。
中でも加賀まり子は最高!


常設展は500円。
ただ今企画展「アイドル」開催中!
高校生の団体が見に来ていました。


横浜に来たついでにちょっと寄ってみてはどうですか?



*ベルギー王立美術館*

2006-05-28 | 美術館・博物館
今朝は8時より一斉清掃の日でした。
どの地区も各家庭より1人参加で、ドブ掃除、草刈、ごみ拾いなどの作業を行います。

いつもの散歩道もすっかり草が生い茂っていたのに、きれいになくなっています。
これで歩きやすくなりました!

皆様お疲れ様でした。



秋に日本にやってくる美術館を紹介します。

ベルギー王立美術館(Royal Museums of Fine Arts of Belgium)

ブリュッセルに旅行で出かけたとき、ベルギーといえば!というのが結構ありました。
中でもムール貝はとても美味しかったし、チョコレートはもちろんのことフレンチフライが有名で、ボリュームの多さには驚きました。
泊まったホテルのオーナーは漢字好きで、自分で書いた物を額に入れて飾ってありました。
その時に聞かれたのは「剣道」ってどう書くのか?……
他にも色々な漢字を伝えてきました。
レース編みはため息が出るほど美しかったし、町も素晴らしかった。

そして絵画です!



ベルギー王立美術館は、1801年にナポレオンよって設立された美術館で、古典美術館と近代美術館という二つの部門から構成されています。
収蔵点数は約20,000点にのぼり、ベルギー王国を代表する最大の美術館です。

ルーベンスをはじめとする古典とマグリットやデルヴォーなどの近代まで本当に楽しめます。
フランスのルーブル・オルセー・ポンピドゥーを併せ持ったような400年の歴史を一度に観ることができるかなりお得な美術館です。

今回公開されるのは、傑作を選りすぐった油彩70点とデッサン17点(東京会場のみデッサン39点)。
なかでも「門外不出」と言われるベルギーの“国宝”、ピーテル・ブリューゲル《イカロスの墜落》が日本初公開されます!





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ベルギー王立美術館展
~ブリューゲル、ルーベンス、マグリット、デルヴォー・・・巨匠たちの400年~

開催期間:2006年9月12日~2007年6月24日
会  場 【東京】国立西洋美術館 2006年9月12日(火)~12月10日(日)
      【長崎】長崎県美術館  2007年1月6日(土)~3月25日(日)
      【大阪】国立国際美術館 2007年4月7日(土)~6月24日(日)