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待望のリニューアルOPEN!

2006-05-14 | 美術館・博物館

パッとしない天気で…いつになったら太陽にお目にかかれるのか…。


なんと40年ぶりに自然光に当たれることになった絵があります。


今月5月17日に改装工事を終え、リニューアルOPENするオランジュリー美術館。
モネの「睡蓮」が有名です。
ず~っと地下に展示されていた巨大な8枚の連作。
改装と共に地下から地上階へ移され、コンクリートの天井は撤去され、ガラス張りになるそうです。
きっと気持ちの良い空間になっていることでしょう!

なんと6年ぶりの公開になるそうで…私が観たのはもう10年も前になるのですねぇ。
当時この「睡蓮」を観てもそんなに感動しなかったんですよねぇ。
もしかしたら、自然光を浴びている「睡蓮」を観てみたいものです。
シヴェルニーにあるモネの家にいるような気分になるでしょう!


セザンヌ、マティス、モディリアーニ、モネ、ピカソ、ルノワール、ユトリロ、シスレーと印象派の画家の作品も多数展示されていて、日本人にはとても人気があるそうです。
ここで観たモディリアーニやユトリロが良かったなぁ~。


オランジュリー美術館
再開を記念し、17~21日は入場無料。
午前中は団体予約のみで、火曜が休館。


これからパリに行かれる方はぜひ寄ってみてはいかがでしょうか?



アートフェスティバル-伊豆高原-

2006-05-02 | 美術館・博物館


昨日とはうって変わっての天気。
明日からは爽やかな過ごしやすい天気になるそうです!


毎年5月になると伊豆高原でアートフェスティバルが行われています。
期間は5月1日~5月31日の1ヶ月間です。
1993年から始まったこのイベントは地元の人の間でも良く話題になります。

伊豆高原の広い範囲で、自宅や別荘の部屋、喫茶店やレストラン、ショップ、ペンションなどが、ギャラリーになります。

普段開放されることのない空間は、それだけでも楽しいですよね。

製作現場のアトリエなども公開してくれるそうです。


昨年何箇所か行ってみたのですが、入口はいると気持ちよく出迎えていただき、中にはお茶を出してくださって作品について話してくださる方もいらっしゃいました。

2006年度は92箇所ほどのギャラリーが参加しています。
写真、絵画、押花、陶芸、ガラス細工、版画、工芸、手芸、彫刻、ステンドグラスという幅広いジャンルがありますので、お好きなところへ行ってみてはいかがでしょうか?





今は無きその姿に…

2006-04-17 | 美術館・博物館


今日はすっかり春めいた陽気になりました。

昨日の町長選の投票率は82.76%と前回よりも少々下がったものの、やはり身近なことだけに雨だったにもかかわらずポイント高いですよねぇ。

そして結果は6選を果たした桜井泰次さんになりました。


昨夜は久しぶりに若い友人が来てくれて、オーストラリアで撮ってきた写真を見せてもらいました。
たくさんの友人たちと写っているその写真には思い出話がいっぱいありました。


写真を観るのは楽しいですねぇ。
芸術的なものから、報道関係のものまで、どんなものでも楽しいです。

随分前になりますが、MAGNUM PHOTOSの9.11展がありました。
恵比寿にある東京都写真美術館で開催されたのですが、ちょうどNYマンハッタンに滞在中のフォトジャーナリストたちの作品が相当数展示してありました。


以前NYを訪れたときに、このツインタワーの真下で寝転んで写真を撮ったのを良く覚えています。
あまりに巨大でフレームに収まりきらないこの2棟のビルをどうにかして一緒に写したい…ついつい寝転ぶほどでした。


もうあの姿は見られないのかと思う寂しい思いと、そこにいた人々のことを考えると恐ろしい思いと…。


恵比寿から歩いて数分、ガーデンプレイス内にあるこの美術館は、常設展ではなくすべて期間限定の展覧会。
ミュージアムショップも図書館もなかなかいいですよ。




写真展を観てからゆっくりお茶するっていうのはどうでしょうか?







ヴァンジ彫刻庭園美術館

2006-03-30 | 美術館・博物館


3日間も立て続けに美術話になるとは…。
久しぶりの鑑賞も意外とこの美術館が一番お勧めだったりするのです。

先日行ってきたクレマチスの丘にヴァンジ彫刻庭園美術館というのがあります。

彫刻はあまり観ない方なのですが、ここはいいです。

何が?というと、ヴァンジのために作られた美術館なので
作品の場所や設置方法がかなりこだわっているからです。

入り口はいると広い庭園に点在する作品たち。

この写真の人物もそうです。
彼は「よじのぼる男」で、ほかにも「竹林の男」や「覗き込む男」など
とにかくたくさんいます。

館内に入るとまた別世界で、広い空間は照明が落とされ、スポットに当たって
作品が浮き立ちます。

そこからまた新たな庭園へつづき、白いクレマチスの咲くホワイトガーデンへと
行き着く。


ゆっくりと、のんびりと、天気の良い日だったら最高!
芝生の続く庭園で、ぜひ過ごしていただきたい。

ヴァンジの作品もなかなか楽しめます。

気になるのはヘルメット型の女性の頭と、手足の大きいこと。

写真の彼は歯があまりにもリアルだったので、ついついアップになりました。



*企画展も中にはあり、今回は松江泰治写真展でした。
 とても写真とは思えないその撮影方法に脱帽です!
 いったい1枚撮るのにどれくらいの予算がかかったのでしょうか?




ビュッフェ美術館

2006-03-29 | 美術館・博物館

昨日に引き続き、クレマチスの丘について。

サヴィニャック展をやっていた建物は、ビュッフェ美術館でした。

ビュフェ美術館は、フランスの画家ベルナール・ビュフェ(1928-1999)の
作品のみを収蔵する美術館として、1973年11月25日に開館しました。

約2000点もの所蔵があり、世界一のビュッフェコレクション美術館です。


ベルナール・ビュフェは1928年7月10日、パリ生まれ。
第2次世界大戦勃発後、戦争と孤独と貧窮の中で画家を目指したビュフェ。

彼の作品は痩せている人物、黒・グレーなどの色使い、
静物画に出てくるフォークまで痩せこけていて、暗いイメージがあります。

色の明るさよりも独特な黒い線が目立ち、なんともいえない個性的な作風です。

20歳で批評家賞という権威のある賞を受賞し、一躍有名人になりました。
作品は苦悩と不安に満ち、それは第二次世界大戦の荒廃した時代を具現化したとされ、
“時代の証人画家”と賞賛されました。

晩年の作品には死がテーマになっているものも多く、
観ていると寂しくなってきます。
それでも「これはビュッフェの絵だ!」と人目見て分かるその作風は
素晴らしいです!そして私はとても好きなのです。


1999年、南フランスの自宅で逝去。享年71歳。

晩年はパーキンソン病にかかり、残念ながら自殺という悲しい最後になってしまいました。
館内には若いときからの写真などもたくさん展示してあります。
自画像とは随分と違うような気がしますが、なかなか男前です。


最後に来日したときに残された言葉があります。
「素直な愛情をもって、絵と対話してほしい。
 絵画は、それについて話すものではなく、ただ感じとるものである。
 一つの絵画を判断するには、百分の一秒あれば足りるのです」



彼を感じてみませんか?



レイモン・サヴィニャック展

2006-03-28 | 美術館・博物館

今日は火曜日ですが、どうしても行きたかった
レイモン・サヴィニャック展の最終日!
母には申し訳なかったのですが、お店を任せて
観にいかせていただきました。


場所は沼津よりも少し遠い、長泉町にあるクレマチスの丘
ここは広大な敷地を2箇所に分けて、美術館や庭園、カフェ、ショップなどが
集まっているところです。
名前の通り、クレマチスがたくさん植えられていて、まだ蕾でしたが
そろそろ咲き始めるのではないでしょうか!


今回は企画展でしたので、常設されているビュッフェについては
また明日の分でご紹介しますね。

さて、サヴィニャックはフランスに生まれた広告ポスターを手がけるアーティストで
有名なものでは「牛乳石鹸」Monsavon社やミシュラン、ルノー、エールフランス、
日本では森永チョコレートやサントリー、画廊のポスターなどなど多数あります。

ちょっとばかりユーモアを効かせるそのイラストがなんともいえず人気があります。
原画も古いものが多く、キャンバスではなく直接、木版に描いているのには
驚きました。

もう最終日ということで、ポストカードなどもほとんど売り切れていて、
ほしいものは手に入りませんでしたが、
この美術館は自然光の光がとても多く、広く、ゆったりしていて
気分良く、鑑賞することができました。


ちょっぴりフランス気分!






ギュスターヴ・モロー美術館

2006-03-17 | 美術館・博物館
桜吹雪もそろそろ散り終わり、青々とした葉が生え揃ってきました。

久しぶりに美術館の思い出を…。

なかなか絵画を見に行けない毎日で、
活字を読んだりしているとついつい思い出しているのが、
ギュスターヴ・モロー美術館なのです。

なぜなのでしょうか?

モロー美術館は自宅アトリエがそのまま寄贈されて美術館になっています。
入り口にはフランス国旗、パリにある歴史ある建物のひとつです。

入るとすぐ左側にはポストカードや画集などを売っていて、
そこでチケットを購入します。
少し大きめのバッグを持っていた私は、かわいらしい受付のおばあさまから
鍵を受け取り、鉄格子のような手荷物入れに荷物を入れました。

まだ初夏だったのにもかかわらず、館内は午後の日差しを浴びて
とても暑くなっていました。

壁はピンク色、そこに無数の油彩が掛けられています。
そして壁際などにあった引き出しにはそれこそ数えられないデッサンの数々。
何時間あっても見切れません。

美しい螺旋階段。

鑑賞客も少なく、「コツコツ」と革靴の足音が響く。

蒸し暑い……。

幻想的な絵画に囲まれて、ついつい自分も不思議の国へ。


そんな時間を過ごせる美術館です。





*ぜひこの館内にあるトイレに行ってみてください。
 当時の生活を少しだけ垣間見ることができます。




国立近代美術館-ポンピドゥ-

2006-02-06 | 美術館・博物館

なんだか毎日寒いですねぇ。
今日はまた雪が降るそうで…みなさまもお体には十分気をつけてくださいね。



昨日は月初めの第一日曜日でした!
なので…この美術館を紹介しなくては!

フランスはパリのマレ地区にあるポンピドゥセンター、
正式には「ジョルジュ・ポンピドゥ国立美術文化センター」には、
国立近代美術館、産業創造センター、
音響音楽研究所IRCAM、公共図書館が入っています。
1977年に開館しました。

中でも国立近代美術館は第一日曜日に無料開放となるのです。

意外と穴場かと思います。
……なぜか?
観光客の人たちはあまりにも多くの美術館の中から、
ここポンピドゥを選ぶことが少ないからです。
やはり時間がない為か、ルーブルやオルセーに行くし、
近代美術や現代美術はあまり人気がないのかな?
特に夜がいいですよ!

私は3回ほど行きましたが、ものすご~く楽しい美術館です。
絵画や彫刻も良いですが、立体や建築、映像、写真、デザイン、などなど
ジャンルを問わないその展示に遊園地を想像してしまいます。

また外観が個性的で未だに未完成かのような雰囲気です。
前の広場では多くの大道芸人たちが毎日日銭を稼ぎ、
噴水広場では多くの子供たちが楽しそうに遊んでいます。




ここの地区を散策するのも面白いです。
ちょっと歩くと老舗デパートBHVがあります。
ここの地下は面白いものを見つけるのにはお勧めです。

細い道にはカフェやおしゃれなお店などもあり、
異国情緒あふれる通りもあります。
ちょっぴり大人の町でしょうか?

ファラフェル食べたい!


あぁ~また行きたくなってきちゃったなぁ~。








タイ・バンコクといえば…

2006-01-26 | 美術館・博物館
今朝も晴天、気持ちの良い1日になりそうです。

さて本日はちょっと不気味な話なので、苦手な方はご注意ください。
…といっても博物館についてなのですが。

昨日から友人がバンコクに出かけました。
そんなこともあり、私のバンコクの思い出をちょっとばかりご紹介!
(また旅行記ができたらUPしますが、いつになることやら)


タイには2回ほど行ったことがあります。
1度目はバンコクに5日間ほど滞在して、2度目は国内線に乗り換えて
サムイ島に行ってみました。

タイは本当に暑い国でした。
交通手段もあまりないので、船かトゥクトゥクかタクシーかっていう感じでした。
ビールは美味いし、屋台は不衛生だけど安くて美味い。
買い物もとても楽しかったなぁ。

お寺もたくさんあって、涅槃像などは驚くべき大きさ。
金色に光り輝き、占いやタイ式マッサージは格安でした。

そんな中で、とても印象深かったのは、川を船で渡ったところにある
シリラート病院の建物の中にあった博物館でした。
犯罪博物館と解剖学博物館があり、入り口もとても判りずらい。

写真でお分かりかと思いますが、全部本物で展示してあります。
英語とタイ語の表記でしたので、少しは理解できるのですが、
とにかく展示物のすごさに驚きました。
人間って不思議だ!

ご遺体はすべて寄贈されているものらしく、犯罪者などは
そのままご本人ということらしいです。


かなりキツイので、苦手な方にはお勧めしませんが
一度見てみると、戦争や犯罪の恐ろしさなどが良くわかります。


地元の小学生などが社会科見学に来ていました。
本物が見られるって、良いのか?悪いのか?
(日本ではすべて隠してしまうでしょ?)


シリラート病院
住  所 Adulayadejvikrom Building 2nd Floor Siriraj Hospital,
     2 Prannok Rd.,Bangkoknoi,Bangkok
営業時間 午前9時~午後4時  休館日:日曜日
入場料  タイ人:20B ※高校生までは無料(学生証必要)
外国人  40B ※高校生までは無料

アクセス方法 BTSサパーンタクシン駅を下車後、船でwanglang船着場へ。

板橋区立美術館

2006-01-05 | 美術館・博物館
すっかり正月休みという雰囲気もなくなり、
外はものすごく寒く、周りの山々は雪化粧し、
「チェーン規制」の文字。
伊豆にこれだけ厳しい正月は珍しいそう…。



友人からの年賀状に、
古沢岩美 絵画展
2006.1.13~1.18
池袋東武 6F1番地  美術画廊
営業時間 10:00~8:00
というお知らせがありました。

彼女の祖父の絵画展です。
私の大好きな画家なのです。

古沢岩美さんと言えば、日本の代表的シュールレアリズムの画家で
とても幻想的な作品が多いのですが、
日本のダリと呼ばれています。

友人の特権で、亡くなってしまった岩美さんのアトリエも見せてもらえました。
本当に運が良かったです。
作品もアトリエにほど近い板橋区立美術館にたくさんあります。

まだ池袋付近に芸術家たちが住んでいて、池袋モンパルナスと呼ばれていた時代に
活躍していた人物です。
今はもうなきアトリエ村など巴里にちなんで名づけるほど、芸術が盛んだった時代があったのですねぇ。


女幻(じょげん)
古沢岩美(ふるさわ いわみ)

 3年間にわたる従軍の後、ようやく絵が描けるようになり、
夢中で描いて描きまくった時期の作品である。
 画面中央のウィンザーチェアは、ガランとしたデパートで作者が見つけて
購入したもので、その上に乗っている女の髪が蛇のようにからまり合っているさまは、
メデューサを連想させられる。
背景の風景は当時作者が住んでいた千住の風景である。
 作者はこの作品を描いた後、板橋区前野町にアトリエを構えた。
(板橋区立美術館より)


残念ながら休みが合わず、観にいけません。
……悔しいなぁ。
私の分まで誰か見てきてくださいな!
そして絵葉書があったら買って来て!


*Rちゃんへ。
 ご無沙汰しています。
 今はまだ海外でしょうか?
 おじいさんのアトリエ、本当に感動的でした。
 ありがとね!
 

池田20世紀美術館

2005-12-09 | 美術館・博物館
すっかり紅葉も終わりかけ、寒い日がつづいています。
風邪も流行り始めたようで…気をつけたいものです。


池田20世紀美術館は伊豆の伊東にあるわが国初の20世紀美術館です。
1975年5月にできたそうです。


現在「画家たちの二つの世界」-絵画と版画の交響-が行われています。
2005/12/1~2006/1/31 (水曜日休館、12/28・1/4は開館)


ここの美術館にはすでに数え切れないほど行っていますが、
いつも常設されている作品たちを見るだけでも、とても楽しめます。


水曜日が休館の美術館はなにげに多くて…困ります。


美術館で楽しみなのは作品はもちろんですが、ミュージアムショップが
また面白いので楽しみです。
ポストカードやデザインされた雑貨たち。
ポスターやカレンダー、ノートにファイル。
使い道が良く分からないものも結構あります。

気に入って買ったポストカードはなかなか使うことができなくて…、
溜まっていくばかり。
額に入れたり、そのまま飾ったりもしますが、大抵はまとめてしまってあります。
思い入れのあるものはやはり使えない事が多いです。


こんど1回整理してみようかなぁ。

それをお店に飾って見るのも楽しいかもしれないなぁ。


ついつい年末大掃除が頭をよぎるのでした…。






オルセー美術館

2005-12-05 | 美術館・博物館
あぁ、風が冷たい、そして強風で飛ばされそう……。
伊豆の冬がやってきた。


こんなに青空なのに、海には白波、枯葉も飛び散り、
なんとなく建物の中に非難したくなります。


写真はオルセー美術館の時計を内部から撮ったもの。
絵になるなぁ、素人でもなんとなくいい感じで撮れる。

建物はもともと駅舎だったのを取り壊す寸前に美術館へと急遽
変更になった。
ルーブル自体の所蔵作品が多いというのもあったのだろうが、
パリはとても分かりやすく美術作品を鑑賞することができる。
年代別に美術館で分類されているのです。

オルセーは1848年~1914年までの作品が展示されています。
主に有名なのは印象派でしょうか?

長い建物の1階~3階までの展示室、中央は吹き抜けています。
中階にあるテラスには彫刻たちが自然光のなかで浮き立ちます。

大好きなゴッホの部屋はいつも人で溢れています。
ルノアールやモネ、ゴーギャン、ロートレック、
忘れられないのがミレーの作品たち。
どこかで見たことがある絵たちがそこここに点在しています。
……贅沢ですよね。

アールヌーボーのデザイン作品も家具からメトロ看板まで
見ることができます。

建物もすばらしいです。
中のカフェでお茶するのもいいですよ(混んでますが…)

月曜日がお休みで、木曜日は夜遅くまでやっています。
第1日曜日は無料開放日。

ミュージアムショップもなかなか充実しています。

入る前に並んだりする時もあるけれど、意外と入ってみると、
自分のスペースを確保しながら見て回ることができる。
不思議なものだ。

ここは広いけれど、ぎゅっと絞っていけばかなり満足度の高い美術館。
ミレーをひと目見るだけ、ゴッホを見るだけでも十分満足できると思います。

自然光の入る元駅舎の美術館はのんびり半日見学がお勧めです。
疲れたら外のテラスでセーヌを眺めながらお茶してくださいな。






「タンギー爺さん」

2005-10-30 | 美術館・博物館
今日はなんとなく落ち着かない1日でしたが…、
本日もご来店ありがとうございます。


愛すべきゴッホの作品を観にいろいろな美術館に行きました。
そこで私の好きな美術館をちょこっとずつご紹介しようと思います。

今回はパリにある「ロダン美術館」です。
ロダンというと彫刻というイメージがありますが、なかなかこの美術館は
お得感があり、さらに第一日曜日に行くと無料開放になっています。

広大な敷地には入口から入るとすぐに、有名な「地獄門」がお出迎え!
ふと横を見ると、「考える人」がバラの植込みの中に見えます。
その後方には金色に輝くアンバリットが望めます。
この景色だけでも素晴らしいですよ。

美術館の建物は1908年から1917年までの晩年をロダンはここで過ごしました。
なので住居がそのまま美術館になっているんです。
ビロン館というこの素晴らしい建物は入り口はいると、螺旋階段があり
ロビーがそのままサロンのような雰囲気になっています。
まさにロダンの家に遊びに来たというような気分になれます。

館内には「接吻」「神の手」などの多くの彫刻たちが、昔の内装のまま展示されています。
そして1室にはロダンが収集した絵画のコレクションがあるのです。
そこにはゴッホが2点、モネ1点などが展示されています。

「タンギー爺さん」はここにいるのです!

ゴッホがかつてジャポニズムという流行にのって、日本の浮世絵に興味を持ち
そのモチーフを作品に生かしているという、なかなか珍しい作品です。
色も美しく、とても懐かしい気持ちになります。
かわいい「タンギー爺さん」をぜひ見に行ってください。

2階から庭園を眺めると、まるで中世の時代にタイムスリップしたように思え
のんびりゆったりと過ごすことができます。
庭園には彫刻も沢山点在しており、噴水や夏にだけOPENするカフェもあります。
(庭園のみだと安く入れますよ)
バラもとても美しく、まさにお城ですね。
ぜひ6月ごろに行って、カフェでお茶してくださいね!

ただおしゃべりしにここロダン美術館にくるパリジャンも多いそうです。
でも…あの天才ロダンの作品が本当に素晴らしいんです!

小さい子供たちなどが床に座ってスケッチを良くしています。
羨ましい限りです……あぁ羨ましい……。


ここロダン美術館で素敵な光景に出会いました。
こちらに詳しく書いてありますので、良かったら見てください。

パリ旅行記