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バンコク -懲りずに行ってみた-

2007-09-11 | 美術館・博物館
台風後の海岸には流されてきた物がたくさんあります。
人によって中にはお宝になるような物があったりするので、ここ数日は下を向いて海岸を歩いている人をよく見かけます。

特に流木などは、軽トラックで大量に運んでいく人が近県からやってくるほどです。




今日の話題は以前紹介した不気味な博物館について…。
シリラート病院に懲りずにまた行ってみました。
だって前回は博物館を全部見てこなかったんですよ。
やはり気になります…。

観光名所の王宮周辺の船着場から渡ったところに病院はあります。
船着場の発音は「ワットラカーン-wanglang-」と言ってみてください。
みんな親切に教えてくれます。
(アルファベットの発音では通じません)
これは現地のお巡りさんが親切に発音を教えてくれたから…。
「ワットラカーン」って言うんだよ。このまま言えば教えてくれるからね。
と、なんて親切なんでしょう?
たしかに船着場に行くと乗り場がいくつもあり、分かりづらいんです。
「ワットラカーン」っていうと「こっちこっち!」と連れて行ってくれるではないですか?
わずか3バーツです。
降りた船着場からすぐ右へ入っていくと庶民の市場が続きます。(ここ面白いですよ)
通りに出て渡ったらすぐに病院入り口です。

病院の敷地に入ると外国人と分かる人は聞きもしないのに「ミュージアムはこっちだよ」と声をかけてくれます。
気をつけなければいけないのは博物館は大きく3箇所に分かれているからです。
前回は大きな1箇所にしか行かなかったんですよねぇ。

暑いし・凄いし・もう見れないよ!っていう気持ちのが勝ってしまって…。
しかし、今回は全部制覇してきました。(かなり強烈でした)

驚いたのは有料になっているのは知っていたのですが、入口がちゃんと博物館していたからです。
入場料を払い、寄付をお願いされて快くBOXに入れるととても嬉しそうにしてくれた受付の若い女の子。
パンフレットを貰い、さっそく入ると!!!
すごく綺麗に展示されているではないですか?
そして大きく変わったことの一つはあの津波についてのコーナーが出来ていたからです。
「津波-TUNAMI-」という言葉は世界共通で日本語です。
この説明もちゃんとしてありました。
スマトラ沖の地震で津波の被害は想像以上でしたし、未だにつづいているんですよね。

ぜひここだけでも見ていただけたら…と思います。



↑ここは漢方などの薬についてのコーナー。この奥には出産方法などをマネキンで説明がしてありました(座って出産するんですねぇ~驚き!)

相変わらず凶悪犯罪者のミイラは白いBOXに入れられ、数年前と変わらずそこに陳列されていました。
ほかのホルマリンに入った臓器などもありました。
隣の部屋に行くと、感染症などの展示。
貝・蚊・ねずみ・のみ・ダニなどを媒介とする回虫・条虫、マラリア、フィラリアなどのこれまた恐ろしい展示。
これは身近なだけにかなり怖かった。

いったん建物を出て、警備の人に聞いても場所を知らないらしく病院のスタッフに連れられて別の建物内にある博物館へ。



どうなんだろう?↑ここは行かなくてもいいかな。かなり辛いぞ!
木造の階段を上るとまるでパリの医学博物館へ行ったことを思い出した。
「ギィ~ギィ~」なる階段はそれだけでも不気味。
通路奥の部屋にはびっしりとホルマリン漬の標本が並ぶ。
展示してあるというよりはほとんど倉庫状態。
あふれんばかりの標本。
ほとんど目視することが出来なかった。
暑いこの部屋は独特な臭いが漂い長居できずに退散。

さらに建物を変えて最後の博物館。
ここは入口に説明書があり、「サインをすること」「ノックをして開けてもらうこと」など事細かな指示があった。
ノックをすると強面のおばさんが一人、「う~ん居づらいな」という感想。
人間の進化を展示してある。
昔の石器などあり。まぁ日本でもこれは見られるような気がする。


そんなこんなで意外と観光名所になりつつある博物館に驚きつつも、まぁ一度は見て見るといいのでは?
という感想は変わらなかったなぁ。

しかし、病院というところはあまり気分の良い場所ではないですね。
このシリラートは普通の病院部分のほかにも研究室や学校などが同じ敷地内にいっぱいあるんです。
中を歩いていると点滴をぶら下げて歩く人や、ギプスをして車椅子に乗る人、食堂の調理場、職員、医者、看護士、研究者、学生、運送屋、花屋などなどバンコクの日常が見られます。


シリラート病院
住  所 Adulayadejvikrom Building 2nd Floor Siriraj Hospital,
     2 Prannok Rd.,Bangkoknoi,Bangkok
営業時間 午前9時~午後4時  休館日:日曜日
入場料  タイ人:20B ※高校生までは無料(学生証必要)
外国人  40B ※高校生までは無料

アクセス方法 BTSサパーンタクシン駅を下車後、船でwanglang船着場へ。

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