みずけん戦記

せめてもう少しだけ、走らせてくれ。

危険物のお勉強×3(お勉強編)

2010-06-13 21:48:20 | お勉強
 今までの記事の流れからも分かるように!?今年の俺はお勉強モードなのである。

 今年9月の電験三種のための勉強を続けつつ、今日は危険物取扱者試験を受けてきた。
 それも3科目

 なぜ3科目なのかというのは前回書いた気がするが、まあ試験の大部分が免除になり、1科目10問答えればいいから楽勝だろっとあむぁい気持ちで2,3週間位前から勉強(電車の中でテキスト斜め読み)を始め。

 試験勉強の為には不可欠である模擬問題集(本当は過去問があればそっちにするんだが、危険物は試験問題が基本門外不出のため、世の中には過去問というのは出回らない)をやってみて、余りに分からな過ぎて悶絶したのが先週あたり。

 …こ、こりゃあ本腰入れてやらにゃあ下手したら全滅だぜ…

 1科目あたり10問、3科目で30問だからとたかをくくっていたが、これが結構一つ一つの危険物について掘り下げた内容だったり、同じ類の他の危険物との比較で例えば、「ナトリウムとカリウムのどちらが反応性が高いか」という組合せ的な問題があったりで一筋縄では行かない。


 ともあれ、そうであれば勉強しない訳にはイカンと、パソコンデスクの前にかじりついてひたすら学習した。
 のが昨日。

 今回、一部の科目免除の人用のテキストも買ってはいたのだが、いかんせんそれだけでは問題に対応できる全ての知識を得ることができないため、ネットに頼ることにした俺。

 やはり、いくつか試験勉強用にホームページを作られている方が多々いらっしゃり、多数参考にさせて頂いた。
 ただ、それでもそれぞれのHPでこの情報はあるがあの情報がない、という具合にそれぞれから断片的な情報しかもらえないので、幾つもタブを開いてアレコレ調べながら勉強するという塩梅ではあった。


 中でもためになったのはやはりウィキペディア。といっても、ここも有志の方が記事を書かれているため物質によって内容の濃さが違っていたりはするのだが、単純な性質の他に、実際の社会での、その物質にまつわる事故の類も載っていたりするのだ。


 例えば、メチルエチルケトンパーオキサイドという舌に優しい感じの物質がある。危険物としては「第5類」にあたる。
 ざっと性質を書くと、コイツはそれ自身が酸素を持っているため、酸素のない所でもガンガン反応(燃焼)する。しかも、日光や振動、衝撃によっても爆発するという危険があると。

 で、その昔この物質が東京は品川の勝島という、倉庫が集まっている所の一角で爆発事故を起こし、近くの首都高羽田線が通行止めになるという大変なことがあったらしい。
 この事故では、メチルエチルケトンパーオキサイドのほか、火薬の原料にもなるニトロセルロースという物質も爆発したらしいが、これも実は第5類の危険物。

 その他、やはり第5類の危険物であるピクリン酸という、名前は変?な物質があるんだが、これがカナダのハリファックスという街で大爆発を起こし、街が一つぶっ飛ぶという恐ろしい事故になったということも知った。
 もちろんそれぞれの事故では亡くなられた方も多数おり、こういうのを知ると危険物取扱者というのは結構重要な仕事であるなあ…と思い知るのである。


 まあそんな、危険物取扱者試験に関係あるようなないようなことも学びつつ、幾つかのソースを元に自分用危険物ノートも作り、いよいよ試験日を迎えたっちゅう訳で…
 次回その試験をナメ切った男の生き様を「お受験編」で書くことにする。

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
2,4,6-トリニトロフェノール (まじん)
2010-06-17 23:22:02
 あれは危ないんだよ…爆発性のある危険物は洒落になりません。
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ニトロ基3つついたフェノールね (水野劍)
2010-06-19 12:14:09
ピクリン酸の構造式を絵で覚えていたのでピンと来ました。正式というか、構造からするとその名前になる訳ですね。
しかし、ニトロ化合物で指定数量わずか10kgだからね…如何に危険な物か分かります。
まじんさんの職場でもやっぱり5類6類あたり扱うんでしょうか?まあ過酸化水素とかなら(濃度はともかく)ありふれてたりするけど、5類はヤヴァそう…
実際に現場を知っていれば物性の科目は楽勝かもね。
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何の話かサッパリヽ(゜▽、゜)ノ (ジンロ)
2010-06-20 21:48:57
私が分かるのは、切妻、方形、破風、庇
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色んなジャンルの用語がありますな (水野劍)
2010-06-20 22:18:17
俺は切妻しか分からんかったなあ。
方形も、寄棟だったらまだ分かったんですが、正方形の建屋の場合は真ん中が頂点になるってことですね。
破風は恥ずかしながら初めて聞いた気がします…庇は読めなかったし。
世の中まだまだ勉強することだらけです。
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切妻分かればたいしたものです (ジンロ)
2010-06-20 23:14:11
私は最初、何一つ分からなかった(-.-;)
未だに分からないことだらけです(?_?)
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そう言って頂けるとありがたいです、が (水野劍)
2010-06-21 23:55:18
元々親父が大工だったので、この辺の単語は知ってて然るべきと言えなくもないですが…
実際に親父の仕事を手伝ったのは屋根(のリフォーム)屋と風呂場のリフォーム業をやってた時だけだったので…
切妻も寄棟も自らの足で上ったことがあるので知ってました。
ちなみにウチの屋根は切妻です。
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