アルベルゲ
アルベルゲ(Albergue)はレフーヒオ(Refugio)とも呼ばれるが巡礼中は皆アルベルゲと言っていた。
アルベルゲは公共機関・修道院・教会・宗教団体・個人で運営されている。
殆どがこれらに関わった人々の善意のもとに私の様な信者でもスペイン人でもない者も温かく迎え入れられる。
このおおらかさが大好きだ。私は2ヶ月の間80%はアルベルゲのお世話になった。
アルベルゲは原則2泊以上は出来ない、但し認められる事情が有れば許可される事もある。又予約は出来ず、到着順である。
アルベルゲもいろいろで、こんな所と一言では言えない。
共通しているのはドミトリー形式で、もちろんプライバシー等皆無である。
男女共同が多く時々男女別室の所もある。シャワー室は男女別が多いが時にはたまには共同の所がある。
台所が有る所と無い所がある。鍋や食器が揃っていると自炊をする人が多い。
数日一緒だったドイツの若者、感心に朝夕食をしっかり作り人によってはランチも作っていた。
親御さんはどんな方なのだろう?良い意味で「親の顔が見たくなる」
台所には、使い切れなかった食材が置いてある。パスタ,米、野菜etc.乾燥スープを持ち歩いていた私はこの残り物で随分助けられた。
台所は有るが、洗い場が無かったり(その時は風呂場や洗面所の水を使用)食器や鍋が無かったり様々!
それでも不平不満を言いません。シャワー、トイレ、洗濯場それにベッドが有れば充分です。
宿泊費はdonativo~6ユーロ位です。北の道スタートのイルンではdonativoでした。
ホスピタリテイが朝食として温かいミルクとパンやビスケットを用意してくれました。
ガルシアに入るとどのアルベルゲも一律5ユーロでした。
また、時間はまちまちですがホスピタリテイが常駐していて不織布のシーツと枕カバーが配布されます。
ホスピタリテイによってベッドを自由に選べる所と到着順にベッドが決まりる所が有りました。
私の歩く時期は夏休みに入る前が多いので、ベッドが満員という事は滅多に有りませんでした。
しかし、夏休みシーズンは満員になり空いている場所にマットレスを敷いてすし詰め状態になる事も有るようです。
そのため少しでも早くアルベルゲに到着してベッドを確保したいようです。
私のように10時までは世の中明るいからなんてのんびり歩いていたら、ピークシーズンはいつもベッドが確保出来ないかも?
次回も6月下旬には歩き終わるようにしたいと思います。
今日の宿は13:30で既に満室、床にマットも認めないようです。1週間ほど前の宿はくる人こばまずで何人でも受け入れていましたが
これは管理人の考え方によりますね。
これからサンティアゴに近くなるため いよいよ毎日アルベルゲ争奪戦かもしれません。