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巡礼中・巡礼後、思った事や感じた事・・・自分らしく4・・何故巡礼?

2012年07月03日 | Camino de santiago



巡礼を始めた訳?

今回の巡礼中何度も聞かれた事、「日本人の貴方が何故カミーノを歩くようになんたのか?どうやってこの巡礼路の事を知ったのか?」まともな答えをしなかった様な気がする。

フランスの道を扱ったドキュメント映画をテレビで見たのはもう十年以上も前の事。歩く事が大好きな私はこの映画に魅かれた。録画して何度も観た。しかし、その頃の私は目が覚めても身体を動かせない、体中が痛かった。とても重い荷物を背負って毎日歩く等体力に自信が無く、これを実行する等と考えも及ばなかった。

記憶力の悪い私故何時だったか正確な数字は出せないが、白州夫妻を知るところとなり、夫の白州次郎に憧れるようになる。坂本龍馬に憧れたのは二十歳だった。その頃と同じむねの高鳴りを覚えた。

子育てや生活に追われている頃、新聞の記事で遺言書に「葬式無用 戒名不用」と書いてなくなった人がいると聞いて夫と良い考えだね、我が家にぴったりと話題になった。その人が白州次郎だったと知ったのは15年後だった。そこから伴侶である、白州正子の著書を読むようになり、ある日ふっと思ったのだカミーノを歩いてみよう。ただの思いつき57才だった。

還暦の記念にしよう。そこからは、その準備に取りかかる。自分には無理と思っていたので録画したビデオは誰かにプレゼントしてしまった。インターネットは本当に良き情報源だった。

夫が現役で1ヶ月以上も家を空けるのをためらわれ、2年に分けて歩く事になる。
これで終わりと思っていたが、知る程にスペイン巡礼の道に魅かれて行った。
今は100才まで5年置きに歩く事を決めてしまった。

このスペインの巡礼には多くの信者や多分スペイン政府?等のご好意の賜物と思っております。
信者でもない私がお世話になる事に感謝無くしては歩けませんでした。従ってペリグリーノとしてのルールを守って歩かなくてはと肝に銘じております。

70日間途中休養日を入れたりして、実質55日間歩いた、Norte(La costa,primitivo)とポルトガルの道半分を歩いた。本当に満足した今回の巡礼でした。






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