うつ病に関する臨床研究の第一人者が、2000年に書いた本を、2014年に全面的に見直した改訂版です。
この分野は日進月歩なので、新しい情報がたくさん付け加えられていて、この時点では最もよくまとまった「うつ病」治療に関する本でしょう。
最初の百ページはうつ病ないしは双極性障害(昔は躁うつ病と呼ばれていました)に関する説明で、特に目新しい事実はないのですがよくまとまっています。
後半の本題である治療については、従来の薬物療法よりも、認知療法などの心理療法に多くの紙数を割いているのが優れた点です。
ただ、もう少し薬物療法と心理療法のコンビネーション方法について、具体的に説明して欲しかったと思います。
心理療法、薬物療法と並んで、社会的治療の重要性について説明しているのも重要なポイントです。
うつ病への対応は、患者個人だけでなく、家族、職場、学校などの社会全体で取り組まなければならないからです。
この分野は日進月歩なので、新しい情報がたくさん付け加えられていて、この時点では最もよくまとまった「うつ病」治療に関する本でしょう。
最初の百ページはうつ病ないしは双極性障害(昔は躁うつ病と呼ばれていました)に関する説明で、特に目新しい事実はないのですがよくまとまっています。
後半の本題である治療については、従来の薬物療法よりも、認知療法などの心理療法に多くの紙数を割いているのが優れた点です。
ただ、もう少し薬物療法と心理療法のコンビネーション方法について、具体的に説明して欲しかったと思います。
心理療法、薬物療法と並んで、社会的治療の重要性について説明しているのも重要なポイントです。
うつ病への対応は、患者個人だけでなく、家族、職場、学校などの社会全体で取り組まなければならないからです。
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