現代児童文学

国内外の現代児童文学史や現代児童文学論についての考察や論文及び作品論や創作や参考文献を、できれば毎日記載します。

本谷有希子「亡霊病」嵐のピクニック所収

2017-05-08 10:12:22 | 参考文献
 晴れがましい表彰式の舞台で「亡霊病(突然発症して、まわりの人に暴言を吐きながら亡霊になってしまう架空の病気)」を発症してしまう女性の悲劇です。
 もっともらしい「亡霊病」の症例の説明が笑わせてくれるのですが、ストーリー自体はひねりがなくて物足りませんでした。
 児童文学世界でも書き手が思いついた突拍子もない世界を描いた作品はよくあるのですが、ストーリーに工夫を凝らさないと自己満足に終わってしまうことが多いです。

嵐のピクニック
クリエーター情報なし
講談社
  
コメント
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