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読書日記☆こんな本読んでます

2004年1月からの記録です。
この頃積ん読が多くっていけません....

花の下にて春死なむ

2005-09-04 |  北森鴻
花の下にて春死なむ

北森鴻

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『年老いた俳人・片岡草魚が、自分の部屋でひっそりと死んだ。その窓辺に咲いた季節はずれの桜が、さらなる事件の真相を語る表題作をはじめ、気の利いたビアバー「香菜里屋」のマスター・工藤が、謎と人生の悲哀を解き明かす全六編の連作ミステリー。第52回日本推理作家協会賞短編および連作短編集部門受賞作。』

『狐罠』の北森 鴻のちょっとちがった趣の短編集。
ミステリーなのかな? いちおう安楽椅子探偵モノということもできるけど、内海隆一郎の作品のような感覚。
工藤の過去などそのうち明らかになるんだろうか。ここではなんだかやたらと物分りのよいオトナな雰囲気。北森 鴻の理想像なんだろうなぁ。
工藤は『狐罠』にもちらっと出てくる
ま、ひとつの"手"ではあるけどね

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狐罠

2005-09-03 |  北森鴻
狐罠

北森鴻

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『店舗を持たず、自分の鑑定眼だけを頼りに骨董を商う「旗師」宇佐見陶子。彼女が同業の橘董堂から仕入れた唐様切子紺碧碗は、贋作だった。プロを騙す「目利き殺し」に陶子も意趣返しの罠を仕掛けようとするが、橘董堂の外商・田倉俊子が殺されて、殺人事件に巻き込まれてしまう。古美術ミステリーの傑作長編。』

北森 鴻という名前がちょこちょこと気にはなっていたのだが、やっと手に取ったのが本書。上の惹句に乗せられたのにちがいないけど、勘は正しかった。面白い!
骨董などに全く興味はないのだけど、古美術ミステリー、コンゲームものには目がないのである。
ミステリーとしての仕立てにはちょっと弱いところもあるけれど、骨董業界の裏話的要素が十分補ってくれる。
これ連作にならないものかしらね。
続けるのはちょっとしんどいかなぁ

と思ったらやっぱりありました『狐闇』
次はこれかな

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