この世から人類が何らかの原因で一瞬に消えたならば、この地球はどうなるんだろう。実地調査と科学資料を駆使し世界中の学者と討論しながら、類まれな未来予測を書にしタイム誌のベストノンフイクションに2007年選ばれた。アリゾナ大学でジャーナリズム論を教えるアラン・ワイズマンの原作を鬼沢忍が翻訳した「人類が消えた世界」が、ハヤカワノンフイクション文庫にあった。アマゾンから取り寄せ憂鬱になりながら読んだ。
m3の医療関係者の掲示板でこの書を知りました。この本の後半に原発が止まっても一時期はジーゼルエンジンで電力が補給されて冷却されていくが、燃料がなくなって冷却されなくなった時に水蒸気爆発が起こる。次いでいま福島原発でおこっていると同様のことが数年前の予想として科学的に書かれています。
国際原子力機関(IAEA)が、原子力の番人であると同時に原子力業界の同業組合でもあるという二重性の顔を持っていることも書かれています。冷静に、このような科学的に書かれているものを読んでおくべきでしょう。文庫本で880円です。30ケ国語に翻訳されて読まれています。
いま海に漏れ出ていく放射能の行く末を、釣り人は身近な問題ととらえて知っておく必要があると思います。ハゴトコさんは、原子力と放射線の基礎知識をコメントなしにブログに掲載しています。