●「3年B組金八先生」第3話「広がる私服登校」
森月美香(草刈麻有)は、相変わらず私服登校。
真似して私服登校する生徒も増えてきました。
金八先生(武田鉄矢)は、茨木のり子さんの詩集を紹介。
美香に読んでみるように勧めます。
原文は載せられませんが、「感受性」に関する詩。
「感受性」って何なんでしょうね。辞書的な意味で言えば
既成概念にとらわれず、周囲からの刺激によって、感動できる心の働き。
簡単に言えば、立ち止まって考えてみる事でしょうか。
サッカーの反則から生まれたスポーツ、ラグビーが、この感受性に
寄る産物って事ですね。
じゃ、美香の主張する個性って何ぞや?(笑)
その感受性によって生み出されたもの、かな。
美香の「制服を着る意味がわからないんです。」という言葉に対して、
金八先生は「ほう、君は面白い事を言うね。」と言いましたよね。
これは面白い感受性をしてるねって意味で、私服を着る事が
一応個性って事になるのかな?
でも、詩集読んだり、真似される事で、気付いちゃったんでしょうね。
制服を着る事くらいで失われるものなんて、個性じゃない、と。
出すものではなく、にじみ出てくるものが個性なんでしょう。
サッカー部元キャプテン・悠司(布川隼汰)は、元Jリーガーの関口コーチとの
間でトラブル発生。1・2年生のサッカー部員が全員退部する事態に。
悠司(布川隼汰)は1人でサッカー部を守ろうとするが・・。
この問題もまだ続きそうですね。
そして親に野球を取り上げられた、サトケン(廣瀬真平)もまた・・。
●「ガリレオ」第1・2話
視聴率は快調に20%以上、映画化も発表され、この秋一番のヒットドラマ。
でもちょっと薄味に感じてしまうんです。
このモヤッとした気持ちは何だろう?と思って、
ちょっと立ち止まって考えてみました。
ドラマや映画を見てる時って、その作者はどうやって発想したんだろう?と
気になる事ってありません?
第1話の感想で、「古畑任三郎」とこの「ガリレオ」は、ドラマの形式が
似てるって書いたんですけど、「古畑」とは発想の仕方が逆なんでしょうね。
「古畑任三郎」の中でも、一番わかりやすい、イチローやSMAPのお話を
思い浮かべてみてください。
想像するに、「古畑」のお話の作り方は、まず犯人ありき。
イチローやSMAPが、万が一殺人を犯すならば、どういうケースが
考えられるだろう?そこから始まってると思うんです。
対象、動機、ふさわしい方法、ふさわしいシッポの出し方。
そしてふさわしい着地点。
「ガリレオ」はどうでしょうか。
第1話「燃える」。
ボランティアまでしてるような善人が、犯してしまう犯罪とは?
というテーマで発想されたもの、ではないですよね。
おそらく「人体発火」。それを物理学的アプローチで実現出来るか?
出来るとすれば、どういったケースで、それを実行するのが
一番「ドラマ性」があるのか?そして実行する犯人は
どういった人物であれば「ドラマ性」が増すのか?
おそらく「物理学的からくり」ありきで、語弊はあると思いますが、
設定、人物は、小説の体裁を整えるだけのもの。
第1話「燃える」では、「42回の殺人未遂」という言葉が、
ショッキングに感じましたが、これは逆から考えると、
それだけの回数を重ねなければ、成功しない事であり、
その事実を、ドラマ性が増すようにアレンジした、
いわばテーマの副産物に過ぎないように思います。
第2話「離脱る(ぬける)」は、もしかしたら「千里眼」や「透視」
といった観点のお話にしたかったのでは?と想像しています。
だけど、それじゃ事件と関連づける事が難しい。だから「幽体離脱」という
アレンジをした。そんな気がします。
そしてその「幽体離脱」を、より自然に活かせる人物(子ども)、
利用する人物(フリーライターの父親)、ドラマ的な着地点の為に必要な、
父子を陰ながら支える人物(女性)という設定を選ぶ。
2話においては、ちょっと考えてみてください。
工場傍に停まってる車の絵を描いたとしても、それがアリバイとして
通用するでしょうか?車種も特定できないわけですし。
かなり苦しい設定ですよ。
となれば、これも「物理学的からくり」ありきで、書かれたものと
考えるのが妥当ですよね。
原作は「短編」らしいので、これは致し方ない事なんでしょうが、
からくり自体が主役で、そのお話の主人公の存在自体は、
「取って付け」「後付け」なんですよね。
ちょっと薄味と感じてしまうのは、このせいではないでしょうか。
勿論、それを補うかのように、擦り切れた畳、割れた携帯の液晶、
焦げた跡のあるブロンズ像(共に1話)、熱で寝込む少年、
その少年の予言(共に2話)というように、伏線、演出はなされているんですが。
こんなドラマの解釈をして楽しいの?と言われそうですが(笑)
たまには、こういう感想もいいでしょう。
湯川(福山雅治)-内海刑事(柴咲コウ)コンビのやりとりや、
ちょっとした遊びの部分、そしてビジュアル的にも
充分楽しんで見てる事は、確かですし。
僕は「犯人ありき」のお話が、やがてあるのかな?と期待してるんです。
原作は知らないんですが、映画化のお話「容疑者Xの献身」が、
そんな内容ならいいなと。
先日はおめでとうコメントありがとです♪
今クール一番視聴率のいいガリレオ。
私も、実は今ひとつなんです。
面白いと言えば面白いけど。。。
どちらかと言えば、犯人は誰だ?の方が楽しいかな?
学者が主役なので、その現象を解明することに面白
さがあるのでしょうけど。。
それから脇役があまり印象にないんですよね~
今クールは、レビューをするために見ているような
感じで。。。まだハマって見ている作品がないの。
これからかな?うーん。「SP」に期待しようかな。
私服登校に拘る美香にインパクトが弱いせいか、
要らないと思って見てました。
すんなり戻ってホッとしてます(笑)
感受性についてもあまり面白く感じず…テヘ
「制服を着る意味がわからない」と思う環境で育ったであろうシーンがこれからなのかな?と。
金八先生が、元Jリーガーの関口に詰め寄るシーンは可笑しかったです。
スッキリしましたし♪
中身も外見も…元Jリーガーなんて嘘だろぉ!(笑)
『ガリレオ』は雰囲気に流されてる私です(人´∀`)♡
立ち止まって考えるSHINGO。さんはエライ!(笑)
>ボランティアまでしてるような善人が、犯してしまう犯罪とは?
>というテーマで発想されたもの、ではないですよね。
なるほど~。
でも、薫がそこで善人悪人の区別をしてしまうとこは満足でした。
普通の人間なら有りがちなとこで、湯川が冷静に分析出来る人間だと
証明したようなシーンでもあり、私自身ドキッとしましたもん。
>たまには、こういう感想もいいでしょう。
あれ?たまですか?(笑)
毎度SHINGO。さんの解釈は面白いですよ。
ボケ~っと見てる私には思いつかない発想ですもん!
こうしてまた3話に期待してしまうじゃないですかぁ(笑)
ガリレオに関しての考察、興味深く読ませていただきました。
私は原作好きとしてガリレオを観ているのですが、SHINGOさんが仰るとおり原作はからくりが主体だと個人的には思っています。
そこへ無理矢理ドラマ性を持たせようとしたことで、なんとも中途半端なドラマになっているような気がしてならないんですよね(特に第1話はそれを強く感じました)。
原作を読んだときに「これはトリックを映像化したらおもしろそうだな」という感想を持ったので、ドラマで実験をするシーンが出てくるのは嬉しいのですが、ドラマ制作者側が「それだけじゃストーリーに厚みがないから、ちょっくら人間ドラマ的要素も入れてまえ」という風に思ったんじゃないか、と邪知しています(笑)。
どうも、エンタメドラマとして吹っ切れてない印象があります。
>どちらかと言えば、犯人は誰だ?の方が楽しいかな?
そうなんですよね~
一応「謎解き」のシーンがクライマックスなんだろうけど、
からくりを説明されても、上っ面しか理解できないし(笑)
作者が、小説のアイデア練ってる姿が透けて見えて
どうも引き込まれないんです。
>それから脇役があまり印象にないんですよね~
あの存在が危惧されてた品川さんさえ、
空気のような存在で、まったく気にならない(笑)
こりゃ、いいことなんだか、わるいことなんだか。。。
>これからかな?うーん。「SP」に期待しようかな。
あまり期待し過ぎるのも、どうかなと最近思ってます。
僕は、「モップガール」が気楽に楽しめて
今一番好きかもしれない。。。
あ~結局、両親がまだ出てきてませんね。
家庭の問題も、何かありそうですね。
個性や感受性って、こういう機会でもないと、
真面目に考える事がないじゃないですか?
だから僕は、何となく、自分の頭が整理できて
よかったなと思ってます。
僕は、似顔絵で個性を出そうなんて思わずに、
ひたすら描いてたんですよ。
そしたら、いつのまにか、ひとつのスタイルが
出来てたようです。
特待生に選ばれた時、山藤章二さんにコメントもらって
初めて気が付きました。
だからその時の事を思い出して、個性って出そうとするものじゃなく
滲み出るものなんだなぁと。。。
>金八先生が、元Jリーガーの関口に詰め寄るシーンは可笑しかったです。
でもあのシーンこそ、金八先生ではないだろって思いましたよ。
よくあるドラマのパターンというか。
月曜8時台のドラマかと思った(笑)
>湯川が冷静に分析出来る人間だと
実験で検証したから、出てきた言葉ですね。
流れとしては、よく出来てるとは思いますよ、思いますけど・・
逆から考えていくと、やっぱ取ってつけと思ってしまうんよなぁ。
>毎度SHINGO。さんの解釈は面白いですよ。
ガリレオは、誰もこういう感想を書いてなかったので、
書こうと思いました。
本当は、北川景子可愛いっ もうこの子見てるだけでいいっ
トゥルー・コーリングのパクリだろうがどうでもいいっ
と、感情的な感想を書きたい 楽したい(笑)
ありがとうございます。
タイミングも遅かったし、こんな否定するような文章
誰も読まんだろって思ってたんですが、
読んでもらえて、非情に嬉しいです。
本来、あの実験、そして謎の解明がクライマックスだと
思うんですが、一般には上っ面しか理解できないし、
ヤマのないまま終わるドラマ、そんな感じがしています。
だからこそ、人間性というかドラマ性を楽しみたいところですが
肝心のそこも薄っぺらいんですよね。
まあ、残り全てがこのパターンではないでしょうし、
期待は持っていますが。。。
>どうも、エンタメドラマとして吹っ切れてない印象があります。
いい意味でもわるい意味でも、丁寧に作ってありますよね。
HEROのように、遊びも多くないし、まあ遊べる要素も
少ないですしね。
いっそ、もっと小ネタだらけにしてくれたら・・(笑)
シリーズとしては数字が落ちていそうな感じですけど
金八節は健在ですよね。
>制服を着る事くらいで失われるものなんて、個性じゃない・・出すものではなく、にじみ出てくるもの
その通りですよね。
制服の時代がありましたけど逆に本当の内面がよく見えたかもしれません。外見の違いに惑わされず深く付き合えることができるのは制服時代ならではかもしれませんね。
今週はあのコーチを叱り飛ばしてくれてスカッとしました。みんな自分の信念があるんでしょうけれど教育現場にあの人ではやはりまずいと思いますね。
浅野さんのイラスト、もみ手がウケました^^
懐かしいお名前なんで調べてみたら、
去年の『タイヨウ』以来なんですね。その前が『電車男』!
いやいや、光陰矢のごとしですが、お名前も
似顔絵もユニークですからよく覚えてますよ。
ガリレオは物理学的からくりを中心に据えたものですから、
それ以外を求める人には物足りないでしょうね。
東野の『白夜行』も、物理ではないけどからくり中心でした。
僕は真正面から物理を受け止めてるので、
「実に面白い」ドラマです☆彡
>シリーズとしては数字が落ちていそうな感じですけど
10%そこそこくらいで推移していきそうですね。
僕は、見れるだけでも幸せな気分ですが(笑)
>外見の違いに惑わされず深く付き合えることができるのは制服時代ならでは
おっいい表現!確かにその通り。
ありがちなテーマでしたが、ちょっと考えさせられました。
>教育現場にあの人ではやはりまずいと
でも実際には、こういうケースがあるんでしょうか?
生徒を如何に取り込むかで、競争みたいになってる現実が
あるんですかね。
僕は、第1シリーズから見てるので、
あの荒谷2中が、人気校になってるっていうのが、
すごく可笑しかった。
☆テンメイさん、こんばんは。
実は、アンナさんのところでも書き込みを拝見してますし、
ブログもたまにですが、覗かせてもらってますよ。
ただ、文字化けしてコメントが書き込めないのです。
今回も挑戦してみましたが、やはりダメで、
トラックバックだけとなってしまいました。
>それ以外を求める人には物足りないでしょうね。
そうなんですよね~~~
何を見ても、それって後付けしたものじゃんって思ってしまって
感動する事が出来なくなってます(汗)
4話の香取慎吾クンゲストの回が、ちょっと変化球が
あるのかな?と期待はしてるんですが。。。
>東野の『白夜行』も、物理ではないけどからくり中心でした。
ドラマしか知らないんですが、よく出来てる!とは
思いました。
ただ、不思議なもので、お話が凄くよく出来てるものって
後に何も残らないんですよね。
困ったものです。
ガリレオ・・・。
そうなんですよね、人物の気持ちの部分が全然見えてこないんです~。
働きマンもしかり。
ガリレオの第3話は、妊婦役の広末さんの気持ちをだいぶ出してましたが・・・。(まだ、レビューしてません!)
私としては、水戸黄門化していると噂の「医龍2」が、前作に勝って面白くなって欲しいです!
PS.守屋武昌前防衛事務次官のイラスト、笑いました!!