きほんの『き』

　きほんというものは何所にも存在する。侮られやすいもの。
だが、この、きほんを馬鹿にしていると手痛いしっぺ返しを食らう事も結構あるんだよな。

　会社の通勤途中に、ヤマト運輸の営業所が出来た。
川島のその営業所、交差点横に出来た為に信号停止の際には、ドライバーの視線を集める。
俺もその一人。
『ヤフオクの発送に便利だなぁー・・。』

　とか、

『Ｓセンパイに皿をメール便で送るのも苦にならん近さやなぁ！』

・・とか、最初は考えていた。
で、その内に積み込みトラックを見て気が付いた。
朝、7時前なんだが、トラックが数台倉庫内に入庫している。

その前輪にコレ↓



輪留めがしっかりとされていた。

殆ど真平らの敷地であるにも拘わらず、輪留めが毎朝かけられている。
2トン程度のトラックだけど、面倒臭がらずに輪留めしているんだな（笑）。

ありがちな、平面だからまあいいや・・とはシナイのだろう。
一見、地味で簡単な安全対策は、馬鹿にしがちである。
日々、慣れてくる内に省略してしまいがちでもある。
俺の会社の労災事故なんかを見ても、これらが当てはまっちゃう。

　単純で、地味で、さえない作業が実は一番やり通すのが難しい。
それを毎日やって習慣化しちゃっているんだろうが、スゴイ事だと感じるぞ。


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