嫁な人より、壁に掛けている、時計&キーケースの秒針がチコチコ動かなくなっていると、
随分前に言われていた。友人から貰ったもので、安価だけど時計が動かないからといって
捨てる訳にはいかないらしい。俺も、一応、情みたいなモンが湧いてはいた。
ところで、最近は電子工作系とか、電気系とかで暇潰しをしていたものだから、
上記の時計も直してみようかな?って思った。結構、秒針とかが、ビクビクとかチコチコで
動かなくなっていたものだから、その原因は何なのか?ってのも興味があった。
歯車の摩耗とか、アクチュエーターみたいにマブチモーター交換だろ・・って勝手に思ってた。
が、調べてみると、単なるムーブメント・ステップ式らしい。
それも夜、部屋でこいつが「カチッ、カチッ・・・」って音を出して不眠原因にもなるらしいじゃん。
で、いざ分解。
背面のビスを外してムーブメント本体と対面。この正方形のムーブメントは規格品らしく縦横56mmらしい。
爪で留まっている方式なので、プラ爪が割れないように優しく隙間を開けマス。
正面の時計盤側のプラカバーは、裏面のあたかも、マイナスドライバーで押してください・・って感じの穴に
ドライバーを押し込んで押し出す。
そして、いよいよ針を取るのだが・・。どうやるんか?YouTubeだと3針一度にマイナスドライバーで
引き上げ抜くって・・(汗)。回して取るやつもあるらしいが、俺の場合は、引っこ抜きだったわな。
ちょっとビビりながらやったけどね。
やらかしたのは、次の段階のムーブメントの中身を開けた際である。
はめ込みを開ける際に、中の歯車が飛び出てきたゾ。これは、タイへンなことになったわけだ!
どんな構造かも知れないのに、状態を確認する前に中身の歯車がコチャコチャに外れてきたんだからねぇ。
なんか、30分位、知恵の輪みたいな推測をYouTubeの動画紹介を見ながらやってたよ。
その際に衝撃を受けたのが、モーターもなく、クオーツとかでもなく、ただのコイル巻きと中で磁石歯車が
狭い囲みの中で、電流コントロールをして磁力で歯車を回転させているらしいコトだった。
歯車をガシャガシャポンってのをやってなかったら、もっと素直に感動できたかもしれない(笑)。
基盤が断線しているって訳でなく、電池を入れてみるとカチッ・・カチッて音はする。
が、歯車は右回転、左回転って・・。かと思えば、マグネット歯車が動いたり、動かなかったり・・・
これでは、針がすすまんじゃん。半田コテで、お仕置きしてやろう・・って思ったのだが仕組みと原因の
両方が不明ではねぇ。
結局、ムーブメント交換をするってことになりました。Amazon見てみると800円位からある。
大きさも正方形で56㎜ってのが目に付くので、試しに元々ついていたムーブメントを計測してみると同じサイズ。
なら、100均で時計を見つけてきて移植すればいいやと考える訳でして。早速、ダイソーへ。
ダイソーでは、100円だけど秒針まで付いた大き目の壁掛け時計があった。時計背面が箱に入っているので
ムーブメントがどうなっているか?は開封しないと分からない。ここは、110円でのギャンブルと割り切り購入。
ついでに、中身分解学習用に目覚まし時計(トランブぐらいの大きさ)も購入しました。
購入後、ダイソーの駐車場の車内で開封してみると、100円らしく手間をかけられない宿命通り、爪留めされた
ムーブメントがありました(笑)。
帰宅して、ムーブメント移植をしましたが、ネットで針は大切に取っておけ・・とか、針受けの直径が
わずかに違うってコトの意味が分かりました。もともとの3針は、100均のムーブメント針受け台の直径が僅かながら
大きく、はめ込めませんでしたので。仕方ないので、100均時計に付いていた、センスのない針たちをハサミで短くして
使用しました。短針、よく見るとカット形状が左右非対称。学習用についで買いした目覚まし時計を見てみると、
いい塩梅の針が付いていました。一瞬、これをぶっ壊して使おうかな?って思いましたが、目覚まし君が気の毒になって
やめました(笑)。
一応、スマホと一緒に時間を計測してみたんですが、まあ、100均一でも1時間に数分も狂わないだろう・・って不安でしたが、杞憂でした。ちゃんと物理法則に則った時の経過が100円均一時計にも及んでいるようでした。
より参考になるサイト:
・オレのDIY さんのサイト
・家庭用品修理士隊 さんのサイト
を検索して勉強になりました。