たそかれの散策

都会から田舎に移って4年経ち、周りの農地、寺、古代の雰囲気に興味を持つようになり、ランダムに書いてみようかと思う。

閑話休題 <「病牀六尺」ならぬボーッと過ごすと>

2019-03-10 | 人間力

190310 閑話休題 <「病牀六尺」ならぬボーッと過ごすと>

 

仕事のない日曜日、読みかけの本をいくつか手にしたのですが、どうもボーッとしていて進みません。新聞記事を見ていても気が乗りません。外は小雨が静かに降り注いでいます。

 

TVでは5月の10連休をどう過ごすか、一つの話題です。過去に例のない長さで、今後もありそうにない異例なことのようです。そんなわけで欧米はじめいろんな海外・国内ツアーが目白押しのようですが、どんどん予約が埋まるとか。

 

10連休をどこかにいって満喫する人ばかりと考えるのは早計ですね。NHKでしたかアンケート結果では大半が出かけないでのんびり過ごすとか。連休中は交通機関も宿も異常に高いですし、しかも混み合いますね。こんなときに出かけるのは愚の骨頂というと、せっかくの楽しみと思っている人には失礼に当たるでしょう。

 

他方で、10連休に悩んでいる人も少なくないようです。その悩みもいろいろですね。パートや日給の人はその分収入が減るという心配ですね。それは小規模事業者も同じかもしれません。正規社員には給与は支払わないといけないけど、その間収入が得られないと深刻ですね。

 

また幼いお子さんをお持ちの方で仕事を抱えている人は、保育園が休みになる(連休対応する自治体も増えているようですが)と困ってしまいますね。公共サービスもこんなに長期間休みになると不安が起こるでしょう。

 

私のように連休や盆正月といったみんなが休むとき、仕事をするタイプの場合はあまり関係ないのですが。私は日弁連の調査で10日間前後、海外に出かけることがよくありましたが、その前後が大変な思いをしました。調査旅行中は時差ぼけに負けないよう会議に集中するので、あっという間に時間が過ぎてしまいます。

 

調査旅行では、到着直後くらいから会議が次々と入っていたり、現地見学が入っていたりで、わずかな時間観光するくらいが普通でした。ただ、いくつか思い出があります。まだシアトルマリナーズという野球チームの名前も知らなかった90年代初頭、その特別席に招待されて、ワインやオードブル付きで試合を見ることができたのは、いまも記憶にあります。残念ながら大リーグ選手の名前を聞いても当時は、ヤンキースの選手の一部くらいしか知らなかったので、ゲームの動向はそっちのけで話と飲食に夢中になっていました。

 

そういえば、シアトルの大きな弁護士事務所では、大きな会議室で都市計画のゾーニング変更に関わる事案についてプレゼンを聞かしてもらいましたが、そうかアメリカではこういったことまで弁護士が関与しているのかと驚きました。シアトル市役所では弁護士がチームを組んで、さまざまな環境アセスメントの審理に関与していることを伺い、そうか市役所も弁護士が職員となってその一部を担っているのかと思った次第です。

 

私の連休というのは、暦の連休ではなく通常の日を使って、そういった調査旅行で使ってしまい、暦の連休はその分、仕事していました。

 

そういう生活をおしまいにして、当地にやってきたのですが、やはり連休中どこかに行くというのは避けてきました。費用が高いのと混雑が理由です。

 

ところで、子規の時代、そういった状況はなかったでしょうけど、子規は病気のため20代から病床にあって、類い希な俳句を、そして終末期には絵を残していますね。死の病をも吹き飛ばすほどの気力が成し遂げたのでしょうか。

 

私の体調不良は軽いものですが、子規のような精神力も気力もなければ、むろん才もないのですから、ボーッと過ごすのが似合っているようです。

 

琵琶湖マラソンでは公務員ランナーの川内優輝選手が相変わらず粘り強い走りを見せてくれました。若い選手も活躍していて、期待できるのですが、外国選手に比べると、やはりスピードが相当違う状況は変わっていませんね。

 

NHK囲碁トーナメントでは、一力八段が豪腕の許棋聖を碁盤の各所で生死をかける攻防を繰り返して、私にはいつものようになんだかわからないうちに、勝利を収めました。中央の大石が厳しいと思うのは素人でして、さすがと思いつつも、分からない展開でした。解説者も展開を読めない二人の争奪戦ですので、私がわかるはずがないですね。でも見応えのある一局でした。こんな凄い能力をAIはすでに凌駕しているのですから、AI恐るべしですか。

 

このブログもいつまで続けるのかと思いながら、今日も駄文を書いてしまいました。

 

今日はこれにておしまい。また明日。


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