べそかきアルルカンの詩的日常“手のひらの物語”

過ぎゆく日々の中で、ふと心に浮かんだよしなしごとを、
詩や小さな物語にかえて残したいと思います。

どこ吹く風

2021年10月17日 17時18分43秒 | 哀愁




絶望 それはただの現実
希望 それは単なる思い過ごし
空き地に打ち捨てられた
死んだ冷蔵庫のように
扉をあけて
からっぽの中身をさらしていれば
時はこともなげに過ぎ去ってゆく
ほらカヤツリグサが
風に吹かれてゆれている




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