銀幕日記 ~今宵の肴~

夜更かしの友である映画の寸評というか、何というか、つれづれなるままに(笑 

インクレディブル・ハルク

2020-07-08 00:09:41 | あ行
今宵は2008年制作の「インクレディブル・ハルク」!
2003年作品の続編では無く、【マーベル・シネマティック・ユニバース】企画の一環で、新たに再制作されたもの。2003年版がヒューマン・ドラマ的に描かれていたのに対し、本作は敵役として原作における「アボミネーション」が登場しハルクと対決するといったある種のヒーローものとしての要素が取り込まれている。

兵士強化実験のための研究を行っていたブルース・バナー(エドワード・ノートン)は、自ら被検体となり臨床実験を行った。しかし実験は失敗し、大量のガンマ線を浴びたブルースは緑色の巨人へと変貌し、軍に追われる身となってしまう。ブルースはブラジルのリオデジャネイロに潜伏、武道家(ヒクソン・グレイシー)に師事し、感情のコントロールを学びつつ、自らの身体を元に戻す方法を探っていたのだが……という設定。

ハルク誕生の場面は、プロローグでさらっと流し、以降の物語に比重を置いた作風になっている。マーヴェル作品のヒーローの中では、他と一線を画した扱いになっていると思える。VFXやCGの多様で、なかなか面白く仕上げてあるので、観ていて飽きない。MCUの一環と言うことが、ラストシーンで何気に盛り込まれている。
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