あざみ野荘つれづれgooブログ

おもに、サッカー関連のコメントを掲載していきたいです。
’78年のW杯アルゼンチン大会以来のサッカーファンです。

’78夏の甲子園決勝 高知商 VS PL学園

2015-08-17 16:39:59 | スポーツ
 NHKで高校野球100年の記念番組とかの亀梨君MCの番組を、ボーっと見ていた時に、私にとっての事件が起こった。’78夏の甲子園決勝 高知商 VS PL学園戦の映像がいきなり始まったのだ。確か、”逆転サヨナラ ”というテーマでの流れだったが、私は、いきなりあの夏の甲子園の思い出が蘇って、思わず、これ、これ、これーっとTVを指さして、それから、あの熱かった夏の思い出に浸る数日間を過ごすことになってしまった。私にとって後にも先にも無いほど熱中してTVの甲子園中継を見続けた、夏の甲子園の思い出が、一瞬で蘇って来た。

 記憶は、いまでは切れ切れなのだが、ピッチャーの森とショートの森田という、初々しいふたりの2年生レギュラー。1番の明神、2番の森田の出塁率の凄さ。そして1、2番が出塁したらバントや走塁、適時打をからめての多彩な攻撃。その後の池田高校に代表されるようなパワーでとにかく打ちまくる野球には無い面白さがあった。溌剌とした内野の守備は、軽快なフットワークで、ファインプレー、ダブルプレー連発でアウトをとっていく。二年生エース森投手が見せる、2年生らしい繊細さを感じさせる表情。勝っていくにつれて、安打製造機、ナインからは明神様と呼ばれ、打席に立てばヒットを打ち続けて出塁し続けていた明神君。ツキを落とさないために洗わず、試合毎に泥だらけになっていくユニフォーム。ピンチになると、控えでキャプテンの二宮君が伝令として送られる。その聡明そうな表情。
 
 決勝戦、高知商業の追加点のチャンスに、ウェイティングサークルで、俯いて、じっと自分の打席を待っている明神君を映すカメラ。( そのチャンスに打席は明神まで回らなかった。 )逆転サヨナラ負け後、高知商業のベンチ前、PLの校歌が流れる中、泣き続ける森投手を映すカメラ。熱かったけど、切ない幕切れだった。けれど、すべてのシーンにドラマがあって、ほんとうにあのチームが、いまでも、私の高校野球マイベストチームなのだ。。熱くて切ない37年たったとは思えない夏の思い出。私の記憶のなかで今でも輝いている球児たち。


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