small daily happiness

旅人の私が探す日常の小さな発見

御岳山で滝行

2009年05月16日 | 修行のこと
御岳山へ一泊二日の滝行修行へ行ってきました。
今回、お世話になったのは、宿坊 静山荘さん。
友人のオススメの宿坊。
神主でもあるご主人の橋本さんがポイントだそうな・・・

午後、御岳山へ到着。
山菜そばの昼食を戴き、宿へ向かった。
ケーブルから一番近い宿、家族経営のよう・・・
しばらく部屋で寛ぎ、祭壇がある部屋に集合。
祭壇のご神体は〝鏡〟、むっむっグッとくる。
ここで、しばし瞑想タイム。
鼻で息を吸い、口で吐くという腹式呼吸。
息をヘソの下にある丹田まで届かせる。
体の隅々にキレイな息が行き渡り、体の悪いものを吐き出す。
ついヨガの癖で、吸うときも吐くときも鼻でしてしまう。
こっちのほうが慣れているから心地好い。

いざ、滝行の場である〝綾広の滝〟へ徒歩で向かう。
今回ご一緒に滝行をするのは、男性3名、女性3名。
一緒に行った友人たちは見物。
滝行をする女性に「何回目の滝行ですか?」って聞いた。
「えっと、あー痛い」
えっえっえっ、なななにが・・・
宿を出て、すぐのところで足を挫いてしまったよう・・・
彼女は滝行断念、その友人も断念。
これって、彼女に今回の滝行は止めておけってお告げ?
そんな気がした。
ってことで、女性は私一人になった。

山道をトコトコと歩く。
御岳山に宿坊は30軒ほどある。
すべての宿坊のご主人は神主さんだという。
元々、御岳山は山伏・修験道のお山。
その名残のよう。
前世は山伏、修験道好きの私はワクワクが止まらない。
こりゃ、お山に呼ばれた。
きっと、ここで修行していたことがある。
御岳山をお守りする武蔵御嶽神社にご挨拶をして、山道を更にトコトコ30分ほど歩くと、滝音が聞こえた。

〝綾広の滝〟に到着。
鳥居の奥に滝、その横にはこの場所を御守りする神さまの石造、神聖で深々とした空気が流れている。
岩と木の間にシートを張ってもらい、白衣に着替える。
女性は長襦袢、男性は褌。
天候は曇りで寒いはずなのに、気分が高揚しているからか寒さを感じない。
どんだけワクワクしているんだ、私・・・
いざ、滝行スタート。
準備運動として、〝鳥船〟という船を漕ぐポーズをして体を温める。
神さまの名前を天に叫び、心を澄ませる。
生魂(いくたま)
足魂(たまたま)
玉留魂(たまたまるたま)
国常立命(くにとこたちのみこと)
すべてが初めてのことで、つい真剣さに欠け、顔がにやける。
高尾山での滝行との違いに戸惑う。
滝行といっても色々なものがあるのだ。
そこを御守りする神さまによって違うのだ。
丹田の位置で、左手を下、右手を上にして、ここの神さまである祓戸大神(はらえどのおおかみ)と唱えながら〝振魂(ふりたま)〟をする。
滝に打たれている間も、休んでいる間も、振魂をする。

お手本として、ご主人の橋本さんが滝へ向かう。
毎日のように滝行をしている橋本さんは、何か悪いモノに憑かれているのか体調が優れず、この10日間ほど食事をしていないそう。
修行する場所には、邪悪なモノがいるっていうから・・・
そんな体調ながらも、さすがに見事な滝行。
まずは男性たちが一度目の滝へ一人づつ打たれる。
誰もが寒そうで、短い時間で終了。
さー、私の順番。
足を水に浸す、それだけで冷たさが体に伝わる。
「エィッ」と掛け声。
滝つぼのところに腰掛けられる岩があり、そこに腰掛けるように〝振魂〟をする。
「祓戸大神(はらえどのおおかみ)」
橋本さんが「エィッ」という合図で終了。
んー、寒い。一回目は何が何だか分らず終了した。
そして、二回目の順番。
今回は自分のタイミングで切り上げる。
一回目より冷静に、滝と向き合う。
振魂をしながら「祓戸大神(はらえどのおおかみ)」と唱える。
段々、頭のテッペンが痛くなる。
寒さより痛さが勝ってくる。
「冷たい、寒いは錯覚」という橋本さんの声が聞こえる。
自分が思うことにより、実際より冷たく、実際より寒く感じているのかも・・・
いや、そんな感覚自体ないのかも・・・
存分に滝に打たれ、最後に「エィッ」と気合で終了。
「よく頑張りました」とお褒めの言葉を戴いた。

やっぱり滝行好きだわ。
スッキリ気分で、視野が広がり、すべてがキラキラ見える。
頭のテッペンが痛くなるって、第7チャクラが刺激されたってこと?
これって第7チャクラが開いちゃった?

写真:友人が撮ってくれた滝行をする私


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2 コメント

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Unknown (amitaka)
2009-05-18 20:38:54
滝行ってイメージでしか、解らなかったから
リアルなレポートを読むと、季節によるだろうけど
けっこうハードな修行の一つだね
私は真夏の暑い日ならやってみたいと思います
夏でも冬でも同じご利益なら夏のがいいな~
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これからの時期は・・・ (ayam)
2009-05-18 23:42:25
amitakaさんへ
やはり夏に滝行は混み合うそうです。
そうなると、滝に打たれる時間が短いそう・・・
そう考えると、中途半端な時期で良かったのかと・・・
次回は時期をずらして、9月がいいかなーーー
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