予選リーグを戦わず、1回戦から3位決定戦及び決勝戦まで完全トーナメント方式になっている今季のKSLカップ。AS.ラランジャ京都と対戦した奈良クラブは0-3と完敗し、今季の公式戦を終えることとなった。
たった1試合の敗戦は各クラブの今季終了を意味する。その中で関西リーグDiv1で2位の好成績を残すAS.ラランジャ京都は今季の全国地域リーグ決勝大会に臨むこともあり、これから上り調子のモチベーションを築き上げていかなくてはいけない。その差が大きく出たのか、奈良クラブは全ての面で彼らに上回られた。
相手は格上。今季の総決算をぶつけたかった奈良クラブ。
橋垣戸が入り、守備面ではほぼベストな布陣が揃った。
序盤から積極的にシュートを狙ってくるラランジャ・MF中尾。
かつては広島や金沢に在籍しただけあって視野が広い。
数少ないチャンスを石田が狙う。
相手のプレッシングの前に奈良クラブは攻撃にシフトできず。
いつもの攻撃は鳴りを潜め、守備に忙殺された金城。
相手の激しい当たりに持ち味を消され続けた。
好調だった畑中も強敵の前に沈黙。
しかし、彼の活躍は今季の奈良クラブにとって最大の収穫。
前半こそスコアレスで折り返せるかと思った矢先、サイドを破られて先制点を許した。雨が激しくなった後半は防戦一方という展開。49分にも追加点を許した奈良クラブは、そこで追撃が難しくなる。後半から矢部や檜山が入り、前線のスペースを狙おうとするが、近距離でのシュートチャンスに恵まれない展開が続いた。
後半途中から出場のFW檜山。
彼のスピードを活かせるロングボールも回ってこず。
攻撃に転じるべくDF橋垣戸も積極的に攻撃参加。
得意のセットプレー時も封じられた。
蜂須賀と石原のサイド攻撃はチャンスを見出せた。
来季の戦いで大きな核となるポイントだ。
73分にチーム得点王の松野正が投入される。
GKとの1対1というチャンスを迎えながらも決められなかった。
後半ロスタイムにも3失点目を許して万事休す。
奈良クラブの今シーズンは終戦を迎えた。
思い返せば、ここ数試合は天皇杯の新潟戦を除いて、ここまでの完敗劇はなかった。リーグでも僅差での敗戦しか経験していない奈良クラブにとっては、同じ関西リーグながらディビジョン間のレベルの格差を痛烈に感じ得た試合だったのではないだろうか。試合を通して最も感じたのは、組織立った連動性に体現されていた「練習量」の差ではなかったかと思う。
しかしながら、昨季まで奈良県リーグを戦っていた奈良クラブにとっては、非常に有意義なシーズンとなった。ある程度の結果は残せた。これを来季以降も続けていかなくてはいけない。クラブを取り巻く環境は依然「茨の道」ながら、奈良クラブの冒険はここから始まるといっても過言ではない。本当にしんどいのはここからである。
たった1試合の敗戦は各クラブの今季終了を意味する。その中で関西リーグDiv1で2位の好成績を残すAS.ラランジャ京都は今季の全国地域リーグ決勝大会に臨むこともあり、これから上り調子のモチベーションを築き上げていかなくてはいけない。その差が大きく出たのか、奈良クラブは全ての面で彼らに上回られた。
相手は格上。今季の総決算をぶつけたかった奈良クラブ。
橋垣戸が入り、守備面ではほぼベストな布陣が揃った。
序盤から積極的にシュートを狙ってくるラランジャ・MF中尾。
かつては広島や金沢に在籍しただけあって視野が広い。
数少ないチャンスを石田が狙う。
相手のプレッシングの前に奈良クラブは攻撃にシフトできず。
いつもの攻撃は鳴りを潜め、守備に忙殺された金城。
相手の激しい当たりに持ち味を消され続けた。
好調だった畑中も強敵の前に沈黙。
しかし、彼の活躍は今季の奈良クラブにとって最大の収穫。
前半こそスコアレスで折り返せるかと思った矢先、サイドを破られて先制点を許した。雨が激しくなった後半は防戦一方という展開。49分にも追加点を許した奈良クラブは、そこで追撃が難しくなる。後半から矢部や檜山が入り、前線のスペースを狙おうとするが、近距離でのシュートチャンスに恵まれない展開が続いた。
後半途中から出場のFW檜山。
彼のスピードを活かせるロングボールも回ってこず。
攻撃に転じるべくDF橋垣戸も積極的に攻撃参加。
得意のセットプレー時も封じられた。
蜂須賀と石原のサイド攻撃はチャンスを見出せた。
来季の戦いで大きな核となるポイントだ。
73分にチーム得点王の松野正が投入される。
GKとの1対1というチャンスを迎えながらも決められなかった。
後半ロスタイムにも3失点目を許して万事休す。
奈良クラブの今シーズンは終戦を迎えた。
思い返せば、ここ数試合は天皇杯の新潟戦を除いて、ここまでの完敗劇はなかった。リーグでも僅差での敗戦しか経験していない奈良クラブにとっては、同じ関西リーグながらディビジョン間のレベルの格差を痛烈に感じ得た試合だったのではないだろうか。試合を通して最も感じたのは、組織立った連動性に体現されていた「練習量」の差ではなかったかと思う。
しかしながら、昨季まで奈良県リーグを戦っていた奈良クラブにとっては、非常に有意義なシーズンとなった。ある程度の結果は残せた。これを来季以降も続けていかなくてはいけない。クラブを取り巻く環境は依然「茨の道」ながら、奈良クラブの冒険はここから始まるといっても過言ではない。本当にしんどいのはここからである。