J1リーグはラスト5試合を迎え、優勝争いと共に降格争いも激戦が最終局面を迎えつつある。西京極で行われた京都と大分の対戦は1-1のドローに終わり、大分のJ2降格が決定することとなった。
J1・J2入れ替え戦が廃止された今季よりJ1下位3チームとJ2上位3チームが自動的入れ替わる形になっている。大分は、残り4試合を全勝しても勝点が32ポイントで15位以上に届くことはない。昨季のカップ王者が8シーズンぶりのJ2に戦いの場を移すことになった。
京都は4年間に渡って大分を支えたマルハン創業の地。
試合前にサポーターがマルハンに感謝の意を示す。
“勝ち続けるしかない。”崖っぷちの大分にとってはこれが至上命題だった。前節の清水戦に勝利してここまで5試合負けなし。今季のリーグ14連敗という悪夢を清算するにはあまりに過酷であった。しかし、選手とサポーターの目は死んでいない。そんな大分の執念が前半からにじみ出ていた。
開始6分、大分・高橋が左サイドからそのまま持ち込む。
ゴールを射貫いた先制弾はチームに活力を与える。
13分には京都・DFイジョンスが2枚目の警告で退場処分に。
序盤から大分は数的有利な立場を得る。
しかし、徐々に京都に傾く流れ。
21分には右サイドを京都・FW林に突破されて同点にされる。
34分、大分の決定的チャンス。
GKが弾いたところに高橋が詰めるが、わずかに決められず。
チャンスあればピンチあり。
50分に京都・中谷のシュートをDF菊地がなんとか防御。
大分、最大の誤算はMF家長の負傷退場か。
58分に足を引きずりながらフィールドを後に。
喉から手が出るほど1点が欲しい大分。
フェルナンジーニョを起点に後半攻勢に。
チーム在籍10年目、大分一筋のFW高松。
チームに残されたわずかな可能性を主将として掴みたい。
水本を中心とした京都の守備に追加点が遠い大分。
終盤には京都のシュートを立て続けに食らう苦しい展開。
無情にも1-1のままタイムアップ。
降格の決まった大分の選手・スタッフがゴール裏に揃う。
しかし、大分サポーターのコールは止まなかった。
最後まで攻めあぐねた大分。負けはしなかったが、最も欲した勝利は手に入らず。カップウィナーとしてプレシーズンのパンパシ出場が響いたか、今季は度重なる負傷者に悩まされたこともあり、既に中盤戦の頃にはチームの命運は決まっていたのかもしれない。
印象的だったのは、試合後のサポーター同士のエール交換。京都サポーターから大分に向けて「大分トリニータ」コールが叫ばれたかと思いきや、大分サポーターからも「京都サンガ」コール。そういえば、京都は唯一3度のJ2降格を経験しているチーム。そのコールには「必ず1年で這い上がって来いよ」というメッセージが込められていたに違いない。
ここで大分の挑戦が終わってしまう訳ではない。残されたリーグの4試合、そして来季の戦いで九州唯一であるタイトルホルダーとしての意地とプライドを見せてくれることだろう。
J1・J2入れ替え戦が廃止された今季よりJ1下位3チームとJ2上位3チームが自動的入れ替わる形になっている。大分は、残り4試合を全勝しても勝点が32ポイントで15位以上に届くことはない。昨季のカップ王者が8シーズンぶりのJ2に戦いの場を移すことになった。
京都は4年間に渡って大分を支えたマルハン創業の地。
試合前にサポーターがマルハンに感謝の意を示す。
“勝ち続けるしかない。”崖っぷちの大分にとってはこれが至上命題だった。前節の清水戦に勝利してここまで5試合負けなし。今季のリーグ14連敗という悪夢を清算するにはあまりに過酷であった。しかし、選手とサポーターの目は死んでいない。そんな大分の執念が前半からにじみ出ていた。
開始6分、大分・高橋が左サイドからそのまま持ち込む。
ゴールを射貫いた先制弾はチームに活力を与える。
13分には京都・DFイジョンスが2枚目の警告で退場処分に。
序盤から大分は数的有利な立場を得る。
しかし、徐々に京都に傾く流れ。
21分には右サイドを京都・FW林に突破されて同点にされる。
34分、大分の決定的チャンス。
GKが弾いたところに高橋が詰めるが、わずかに決められず。
チャンスあればピンチあり。
50分に京都・中谷のシュートをDF菊地がなんとか防御。
大分、最大の誤算はMF家長の負傷退場か。
58分に足を引きずりながらフィールドを後に。
喉から手が出るほど1点が欲しい大分。
フェルナンジーニョを起点に後半攻勢に。
チーム在籍10年目、大分一筋のFW高松。
チームに残されたわずかな可能性を主将として掴みたい。
水本を中心とした京都の守備に追加点が遠い大分。
終盤には京都のシュートを立て続けに食らう苦しい展開。
無情にも1-1のままタイムアップ。
降格の決まった大分の選手・スタッフがゴール裏に揃う。
しかし、大分サポーターのコールは止まなかった。
最後まで攻めあぐねた大分。負けはしなかったが、最も欲した勝利は手に入らず。カップウィナーとしてプレシーズンのパンパシ出場が響いたか、今季は度重なる負傷者に悩まされたこともあり、既に中盤戦の頃にはチームの命運は決まっていたのかもしれない。
印象的だったのは、試合後のサポーター同士のエール交換。京都サポーターから大分に向けて「大分トリニータ」コールが叫ばれたかと思いきや、大分サポーターからも「京都サンガ」コール。そういえば、京都は唯一3度のJ2降格を経験しているチーム。そのコールには「必ず1年で這い上がって来いよ」というメッセージが込められていたに違いない。
ここで大分の挑戦が終わってしまう訳ではない。残されたリーグの4試合、そして来季の戦いで九州唯一であるタイトルホルダーとしての意地とプライドを見せてくれることだろう。
今のところガンバは降格してないですがいつぞやそういうこともあるかもしれないですし。
試合後のポポビッチ監督のコメントでこの敗戦でJ2に降格するけど人生が終わった訳ではない!っていうコメントがとても印象に残りました。
試合後のサンガサポーターのコールはそのコメントと同様に俺らもつらい気持ちはわかるで!って感じがこもってる気がしましたね。これで九州からJ1チームはいなくなりましたが来年J2は九州が熱いですね。福岡、大分、鳥栖、熊本それに北九州も加わるかも?それにしても大分は来年かなり予算的にも厳しくなりそうですね。
もうすでに金崎は名古屋が西川は大宮が森重は京都がみたいな話も出てますし。個人的にはガンバに西川が欲しいですが…。
コメントありがとうございます。
スポンサー問題でも揺れる大分ですから、選手の動向は気になるところです。
かなりメンバーの変動があるんじゃないでしょうかね。
昨季タイトルを獲った大分にはこの2年はまさに天国と地獄。容赦なしの自動降格枠が3チームとなって、明日は我が身というのはどのチームにも言えることかもしれないですね。