脚と角

関西を中心に国内外のサッカーシーンを観測する蹴球的徒然草。

喜怒哀楽の真髄は蹴球にこそ有り。

予想通り

2007年04月26日 | 脚で語るJリーグ


 ほれ見たことか。東京Vが5連敗。
シーズン開幕前の補強内容からしてもベテランに傾倒しすぎた感があり、攻撃もフッキの突破に頼る面が大きい。名波は中盤で何もできず、サイドからの突破は無い。名波がダメな際に代えが効く選手も不在で、中盤はゼルイスが孤軍奮闘。この中盤からドリブルなどで勝負できる選手も皆無で、フッキさえ抑えればもはや何もできないチームになってしまう。
 東京Vの状況は予想以上に悪そうだ。かつての名門という面影は無く、スタートダッシュも完全にフロックであった。このどんくさいチームはまた今年も中位をさまようのか。J1昇格なんて冗談じゃないぞ。

 京都もC大阪も不甲斐ないし、札幌と仙台の奮闘ぶりが光る今季のJ2。仙台は前評判通りの戦績で、11節を終えて未だ無敗という内容は手放しで評価できるだろう。また、首位の札幌も未だ1敗のみ。ここ数年間の若手育成に腰を据えた中長期的なチームビジョンが結実してきたといえる。両チームともにこの調子が続けば、昇格候補は間違いない。
 しかし、どうしてこうも関西のチームは不甲斐ないのか。08シーズンのアウェイ遠征費用をどうしてくれる!と今からそこばかりが心配だ。

 しかしJ2は長丁場。第4クールには全く現在の順位表が参考にならないことも十分にあり得る。今年は攻守のバランスが非常に良い湘南が健闘しているし、リティ流つなぐサッカーが少しずつ浸透してきた福岡が前半戦の台風の目になろう。目の色を変えてJ1を狙うチームのプライドをかけた熱い戦いは、まだ40試合以上もあるのだ。

 ACLは浦和が上海申花にドロー、川崎は全南に完勝。崩れない川崎の強さが目立つが、浦和は明らかに調子が良くない。油断してるとケディリに次戦やられるぞ。

 まぁ、13日は埼玉スタで血祭りだが・・・(笑)その時には埼スタ連敗記録が始まってたりして。