中断前のJFL後期第6節、皇子山では14位のMIOびわこ草津が8位の松本山雅FCを迎えて対戦。試合は2-2の引き分けに終わった。

後期日程に入り、びわこは1勝2分2敗、松本山雅は3勝1分1敗と対照的な両チーム。特に後期に入って立て直してきた松本山雅は、先日東京Vから弦巻と飯田、岡山ネクストから武田という3選手の加入が発表されたばかり。積極的な補強で現在の順位は苦しいものの、悲願のJリーグ参入へクラブの動きは余念がない。この試合では、早速その新加入選手が結果を出すこととなった。
前半からハイトランジションの攻防。目立ったのは松本山雅のゴール前でのチャンス逸。度々FW柿本が決定機を派手に外してしまう場面が目立ち、びわこもノーチャンスではなかった。特に前がかりになった松本守備陣の隙を突くMF安里を中心としたびわこの速攻も時折松本ゴールを脅かす。43分には安里の強烈なミドルシュートをGK石川がかろうじてセーブする場面も見られ、直後のCKの局面でもびわこはあと一歩までゴールに迫った。

前半何度も決定機を逃した柿本。
この数回のチャンスをものにしていれば・・・

びわこもMF安里を起点に攻めたてる。
左右にボールを散らせる彼の存在はチームにとって大きい。

松本のクラッキといえばMF北村。
攻守に動き回る彼にびわこMF大久保がチェック。
0-0で折り返した後半、びわこはFW出口と阪本にチェンジ。すると、これで前線が活性化したびわこが51分にFW坂井が先制点を呼び込む。
こうして後半序盤に先手を打たれた松本山雅は、58分にボランチの小松に代えて東京Vから期限付き加入したばかりの弦巻を投入。するとこの弦巻が入って3分ほどで活躍を見せる。中盤のルーズボールを落ち着いて胸でトラップ、そして反転した弦巻はすぐさま右サイドを走り込んだ木村にピタリとスルーパス。これを受けた木村がゴールにねじ込み松本山雅が同点に持ち込んだのだった。
スタンドから熱狂の松本サポーターが口々に「つるまきー」と叫ぶ。苦しい展開をそのパス1本で盛り返した救世主の登場にこの日も多く駆けつけたガンズサポーターは大興奮。スタンドは大きく活気づく。

びわこは先制してこのまま試合をリードするかに見えたが。




弦巻のパスを受けた木村が持ち込んでシュートを決める。
1本のパスで局面を変えた新加入の弦巻と歓喜の抱擁。
これで勢いづいた松本山雅は、65分に柿本がエリア内で相手のファウルを誘ってPKを獲得。このPKを柿本自身が決めて松本山雅が逆転に成功した。



続いて柿本が自身で得たPKをねじ込む。
前半の度重なる決定機逸を挽回する得点で逆転。
ところが松本山雅はこれでチームに安堵感が出たのか、びわこが徐々にペースを盛り返す。途中交代で出場のMF伊藤が79分に狙い澄ましたシュートを決めて同点として、束の間の「松本の時間」は過ぎ去った。
この後も両チーム互いに最後までゴールを狙いにいくが試合は2-2のまま終了。勝点1ポイントを分け合うこととなった。


途中出場の伊藤が目の覚めるようなシュートを決める。
これでびわこは試合を振り出しに。
最後まで拮抗した両チーム。互いに見どころが出た試合だったのではないだろうか。前期日程の前回対戦ではびわこが0-6と大敗を喫した。今季初見となったびわこは司令塔の安里、昨季徳島セカンドの一員として地域決勝の1次ラウンドで活躍した坂井も1得点と活躍。浦島や壽など長らくチームを支える選手たちも良い動きを見せていた。この試合を見る限りそこまで実力差はないと感じられたし、少し現在の順位が物足りないという戦いぶりだった。
松本山雅は、新加入弦巻の活躍は大きかったはず。徐々に順位を上げてチームを建て直しているだけに、守備面のテコ入れという点で新加入の飯田がフィットすればまだまだ上位進出もチャンスがあるのでは。4位以内が現実的にも狙える位置まで順位を押し上げてきた。そういう意味では少しもったいないドローという結果だったが、今後のチームの変化に注目できる試合だった。

途中出場の木島はかつてびわこでもプレー。
かりゆしを経て松本山雅で戦っている。

鐵戸が残り10分で投入されたが3点目のきっかけになれず。
負傷でしばし戦列を離れていたようだ。
これにてJFLはしばし中断。後期第7節は9月11日からリスタートとなる。

後期日程に入り、びわこは1勝2分2敗、松本山雅は3勝1分1敗と対照的な両チーム。特に後期に入って立て直してきた松本山雅は、先日東京Vから弦巻と飯田、岡山ネクストから武田という3選手の加入が発表されたばかり。積極的な補強で現在の順位は苦しいものの、悲願のJリーグ参入へクラブの動きは余念がない。この試合では、早速その新加入選手が結果を出すこととなった。
前半からハイトランジションの攻防。目立ったのは松本山雅のゴール前でのチャンス逸。度々FW柿本が決定機を派手に外してしまう場面が目立ち、びわこもノーチャンスではなかった。特に前がかりになった松本守備陣の隙を突くMF安里を中心としたびわこの速攻も時折松本ゴールを脅かす。43分には安里の強烈なミドルシュートをGK石川がかろうじてセーブする場面も見られ、直後のCKの局面でもびわこはあと一歩までゴールに迫った。

前半何度も決定機を逃した柿本。
この数回のチャンスをものにしていれば・・・

びわこもMF安里を起点に攻めたてる。
左右にボールを散らせる彼の存在はチームにとって大きい。

松本のクラッキといえばMF北村。
攻守に動き回る彼にびわこMF大久保がチェック。
0-0で折り返した後半、びわこはFW出口と阪本にチェンジ。すると、これで前線が活性化したびわこが51分にFW坂井が先制点を呼び込む。
こうして後半序盤に先手を打たれた松本山雅は、58分にボランチの小松に代えて東京Vから期限付き加入したばかりの弦巻を投入。するとこの弦巻が入って3分ほどで活躍を見せる。中盤のルーズボールを落ち着いて胸でトラップ、そして反転した弦巻はすぐさま右サイドを走り込んだ木村にピタリとスルーパス。これを受けた木村がゴールにねじ込み松本山雅が同点に持ち込んだのだった。
スタンドから熱狂の松本サポーターが口々に「つるまきー」と叫ぶ。苦しい展開をそのパス1本で盛り返した救世主の登場にこの日も多く駆けつけたガンズサポーターは大興奮。スタンドは大きく活気づく。

びわこは先制してこのまま試合をリードするかに見えたが。




弦巻のパスを受けた木村が持ち込んでシュートを決める。
1本のパスで局面を変えた新加入の弦巻と歓喜の抱擁。
これで勢いづいた松本山雅は、65分に柿本がエリア内で相手のファウルを誘ってPKを獲得。このPKを柿本自身が決めて松本山雅が逆転に成功した。



続いて柿本が自身で得たPKをねじ込む。
前半の度重なる決定機逸を挽回する得点で逆転。
ところが松本山雅はこれでチームに安堵感が出たのか、びわこが徐々にペースを盛り返す。途中交代で出場のMF伊藤が79分に狙い澄ましたシュートを決めて同点として、束の間の「松本の時間」は過ぎ去った。
この後も両チーム互いに最後までゴールを狙いにいくが試合は2-2のまま終了。勝点1ポイントを分け合うこととなった。


途中出場の伊藤が目の覚めるようなシュートを決める。
これでびわこは試合を振り出しに。
最後まで拮抗した両チーム。互いに見どころが出た試合だったのではないだろうか。前期日程の前回対戦ではびわこが0-6と大敗を喫した。今季初見となったびわこは司令塔の安里、昨季徳島セカンドの一員として地域決勝の1次ラウンドで活躍した坂井も1得点と活躍。浦島や壽など長らくチームを支える選手たちも良い動きを見せていた。この試合を見る限りそこまで実力差はないと感じられたし、少し現在の順位が物足りないという戦いぶりだった。
松本山雅は、新加入弦巻の活躍は大きかったはず。徐々に順位を上げてチームを建て直しているだけに、守備面のテコ入れという点で新加入の飯田がフィットすればまだまだ上位進出もチャンスがあるのでは。4位以内が現実的にも狙える位置まで順位を押し上げてきた。そういう意味では少しもったいないドローという結果だったが、今後のチームの変化に注目できる試合だった。

途中出場の木島はかつてびわこでもプレー。
かりゆしを経て松本山雅で戦っている。

鐵戸が残り10分で投入されたが3点目のきっかけになれず。
負傷でしばし戦列を離れていたようだ。
これにてJFLはしばし中断。後期第7節は9月11日からリスタートとなる。