カンアオイ

野草の観察・ハイキング・旅行・散歩などメモ的な身辺雑記。

奥多摩・三頭山ハイク

2005年09月01日 | 万歩会
秋を探しに三頭山へ
1、日時:2005年8月30日(火)
2、集合:武蔵五日市駅AM8時20分
3、行程:武蔵五日市駅8:38⇒9:46都民の森10:00⇒10:30鞘口峠10:45⇒11:30三頭山東峰11:45⇒12:00西峰(昼食)12:45⇒12:50ムシカリ峠⇒13:20三頭大滝13:30⇒14:00都民の森14:15⇒15:20武蔵五日市
4、解散 都民の森14時頃
5、交通費:電車(浦安~片道)830円{東京メトロ・西武・JR}
      バス(片道)910円{西東京}
東京に残された最後のブナの原生林を堪能
今日のコースは標高1527.5mの三頭山登山にチャレンジするコース。歩き始めは大変きつかったです。私だけかと心配しましたが、皆さんがそうだったようで安心しました。三頭山は遠くから眺められ、その山の形からそれと直ぐ分かる奥多摩三山{三頭山・御前山・大岳山}の一つです。都民のふるさとの山でもあります。都民の森が整備され、昔と違ってアプローチが大分短くなったとは言え、今でも三頭山は深山の風情ただよう魅力的で大きな山であることには変わりません。
ハンカイシオガマ
三頭山東峰の巻き道でハンカイシオガマ(ゴマノハグサ科)が咲いているのに初めて出会いました。インターネットで検索してみると、「深山の林の縁などに生える草丈40~80㌢の多年草。根元の方に大形の羽状に全裂した葉があり、紅紫色の唇形花(2.5~3㌢)を茎頂につけます。トモエシオガマなどのシオガマの仲間にしては丈が大きくなり壮大だと言うことから中国の豪傑{ソウカイ}にたとえ、この名が付けられた。分布は東海から関東地方。」とありました。
それにハンカイシオガマがレッドデータブック(東京都)の準絶滅危惧種(NT){現時点では絶滅危険度は小さいが、生息状件の変化によっては絶滅危惧種に移行する可能性のある種}であることも分かりました。
レンゲショウマ
三頭沢を下る中ほどの両側にレンゲショウマ(一属一種、日本の特産であり、誇ってよい花)が咲いていました。御岳山のと較べると数は少ないのですが、花が小ぶりで可愛らしい気がします。

山道は、オクモミジハグマ・モミジガサ・モミジハグマ・カニコウモリ・コウモリソウなど、この種キク科の仲間のオンパレードで博物館の感じです。 植物レッドデータブックhttp://www.rdbplants.jp/
三頭大滝は台風の大雨の後間もないせいか豪快な水しぶきを上げておりました。下界では、朝夕は少し涼しくなったとは言え蒸し暑い日が続きますが、山の上は汗をかいた体は、少し休むと寒いほどです。今日は図鑑でしか見たことのない稀少な花にも出会え、秋を見つけた一日でした。
うすぐらい岨(そば)の林にレンゲ笠