カンアオイ

野草の観察・ハイキング・旅行・散歩などメモ的な身辺雑記。

カナダオダマキ

2006年05月25日 | 
カナダオダマキの繋ぐ命
カナダオダマキは一番小さなオダマキで草丈10㌢ほどであるが、誰かさんに似て丈夫である。私どもは今年四月がシルバー婚であったが、文京区・駒込(山手線)からスタート、小平市・一橋学園(西武線)、八王子市・高尾(中央線)、そして3回目の引越しで浦安(東西線)に辿りついたのだった。都心近くの山の手から郊外へ、そして中央線の終点・高尾山の懐まで遠ざかり、一挙に海側へUターンした。我が家に咲くこのカナダオダマキは父からもらった一年草の一株が、ベランダや庭の中、それも地面ではなく、いろんな鉢だけを渡り歩いて、早や40年近く命を種で繋いできたことになる。この40年近く行動を共にして現存する植物は、思い出しても他には「ヤツデ」「オモト」ぐらいしか無い。最近は絶やさないように、毎年花の咲いた後、夏に枯れた殻から種を取っては幾つかの鉢に直播している。それだけがせめてもの私の気配り(役目)である。

白い花

2006年05月23日 | 
白い花四種・玉川上水に咲く
エゴノキ・ガマズミ・ウツギ・ノイバラ、これら四種は何れも武蔵野の雑木林に普通に自生していて、この時期に各々がみな白い花を咲かせるます。東京都薬用植物園内でも多く見られましたが、玉川上水緑道でも今が時期で、たいへん目立ち多い樹種です。
⇔ノイバラ

⇔エゴノキ
⇔卯の花(ヒメウツギ)

⇔ガマズミ

小平グリーンロード散策

2006年05月22日 | 万歩会
水の道・緑の道・風の色が見える散歩道
小平グリーンロード{玉川上水}散策
1)日時2006.05.22(月) AM9:00
2)集合場所:西武拝島線東大和市駅
3)行程:東大和市駅9:05→9:10東京都薬用植物園10:00→ほっこ穴(たぬき堀・小川分水)10:15→11:00大けやき公園→11:20小川寺11:40→12:00上水公園→12:20小平中央公園(昼食)13:00→13:20津田塾大学14:30→小平市立平櫛田中彫刻美術館15:40→15:50西武多摩湖線・一ツ橋学園駅
4)解散:一ツ橋学園駅15;50
5)費用:交通費:東京メトロ230円×2 西武線330円+290円 入館料300円
6)持ち物:雨具、保険証、昼食

小平グリーンロード21Kmは、狭山・境緑道・野火止用水・玉川上水・都立小金井公園を結ぶ小平をぐるりと一周する水と緑の散歩道です。四季折々の景色を楽しめます。今日は風の色が見えてくる緑の道「玉川上水」を中心に変化に富んだ訪問先がちりばめられ、楽しい出会いと発見がありました。小学生から中学生まで通学途上の玉川上水と新婚時代を過ごした小平市一ツ橋学園は、上水の下流と上流であり、私にとって縁の深い懐かしい散策となりました。万歩計27050歩

東京都薬用植物園で薬用のケシがフェンス越しに見ごろになっている。医薬品の原料になる一方、麻薬にもなるケシは一般の栽培が禁止されている。都内で鑑賞できるのは国が試験栽培を許可している此処だけである。通常は二重の鉄条網で厳重に囲んでいるが、5月26日までは外側のフェンスを開放、内側のフェンス越しに赤・白・紫と大きくて鮮やかな花の姿を楽しめます。

東京都薬用植物園には温室と冷房室とがある。今、冷房室で咲いているヒマラヤの青いケシ(メコノプシス・ペトニキフォリア・ヒマラヤ、中国南部の高山に分布)が見ごろだ。冷温室の方は立ち入り禁止でガラス越しにしきゃ写せないが、間近に鑑賞できるよう玄関入り口にも置かれている。左上の写真がアップで写した青いケシ。
ベニバナトチノキ(ヨーロッパ原産のセイヨウトチノキ{マロニエ}×北アメリカ原産のアカバナアメリカトチノキの交配種)最近は街路樹や公園樹として、よく見かけるようになった。栃の木(トチノキ)の仲間で、お菓子の{マロン}(栗)グラッセやフランスの{マロニエ}の木陰に語源が同じである。
竹内家の大ケヤキ(小平市天然記念物)玉川上水緑道から大ケヤキ道を望むと、広い畑の先に屋敷森が見え、都市化以前の小平の風景が偲ばれます。そんな風景の中に威風堂々と竹内家の大欅が聳えています。寛文年間(1661~73)に防風林として植えられたものの中の一本で、樹齢350年以上といわれています。高さ35㍍以上、目通り(目の高さ)の周囲は6.5㍍ほどもあります。地際の太さは驚くほど太く、青梅街道沿いの屋敷森の欅は、どれも大きいですが、こんな大きくて幹が真っ直ぐな貫禄の巨大樹は神々しいほどです。

小川寺(しょうせんじ)本堂

境内には数々の石灯篭や観音像が見られるが、これは、千手観音石像である。石塔・地蔵尊など姿形がいろいろ変化があり、立派なものが多いのに驚く。小平市に新婚時代7年間も住んでいながら、こんな由緒ある立派なお寺さんがあったとは全く知らなかった。

津田塾大学・本館(ハーツホン。ホール)1931年完成。三階建て、一部四階。二〇〇一年二月、東京都選定歴史的建造物に指定。本日は或る方のご紹介で学内を情報科学学科3年生の学生さんが学内を案内してもらえました。正面から見た本学のシンボルというべき校舎。完成当時は本館校舎と東西二寮のみだった。校舎正面向かって左側のヒマラヤ・シーダーは、クリスマスツリーとして毎年電飾する。(12/1~25点灯)真正面には姿形の整った赤松の植え込みがある。
この新校舎完成を待たずに逝去した津田梅子は、本人の希望どおりキャンパスの一角に眠っている。本館は梅子のプリンマー大学時代からの生涯の友であり、新校舎建設のための募金活動を献身的に推進したアナ・コープ・ハーツホンにちなみ「ハーツホーン。ホール」と名づけられた。

新入生が最初にお祈りを捧げるチャペル。正面右手に小さなパイプオルガンが置かれている。直線的でシンプルな空間である。

小平市平櫛田中彫刻美術館は、日本近木彫界の巨匠平櫛田中{文化勲章}の終焉{1979年(昭和54年12月30日)107歳で小平市の自宅にて永眠}の館を保存し小平市民に広く公開するため1984年(昭和59年10月)に開館。企画展<<平櫛田中の書>>会期:平成18年3月15日~5月28日。晩年の田中が彫刻とともに旺盛な創作意欲で取り組んだのが書作でした。「いまやらねばいつできる」などの数々の作品に気概の強さと、作家の豊かな精神世界がうかがわれます。田中の書を中心に彼が収集した硯・筆・墨などを展示しています。
掛け軸「雪月花」「」「不老門」「和以」の四作品並ぶ中の一点。
田中語録の額が掛かる仏間です。
今日もお仕事、おまんまうまいよ、びんぼうごくらく、ながいきするよ、六十、七十は鼻たれ小僧、男ざかりは、百から百から、わしもこれからこれから、人間いたずらに多事、人生いたずらに年をとる、いまやらねばいつできる、わしがやらねばだれがやる