ミツバツツジ咲く今熊神社から今熊山頂へ→サクラ・ミツバツツジ盛りの今熊神社(インターネット画像より)
1)日時:2006年4月22日(土)
2)集合:八王子駅北口 9時00分
3)行程:八王子駅7番バス停9:10
⇒今熊山登山口9;55→10:20今熊神社→11:00今熊山展望台→12:00今熊山山頂13:00→14:00金剛の滝→14:30広徳寺15;00→15:30武蔵五日市駅⇒拝島
4)解散:拝島(寿楽)18:30
5)交通費:電車1550円+バス550円
今朝は冷たい風が吹き、東西線が荒川の鉄橋を渡るとき双耳峰の筑波山が見えていた。そして多摩川を渡る中央線鉄橋からは黒々とした加入道山を従えた富士の雪峰が大きく望めた。今日は冬並みに空気が澄んでいた。
ミツバツツジが咲く今熊神社を見ようと、盛り(先週4月15日ころ)は過ぎているが、今熊山へ登ることにした。山頂から後の行程は決めずに歩き出す。神社までの道はヤマザクラ・ハナモモ・ナシなどの花木が咲く道で楽しい。
しかし、今日も懲りずにいつもの失敗をした。{イチリンソウがそのタネを播いたのであった。}
なお、今熊神社のミツバツツジが咲く様子は、上記に「ホームページ」をリンクして紹介させて頂きました。
←山頂の標識も社も新しいので雰囲気はイマイチ。山頂手前の展望台からは、北に雪をかぶった谷川連峰、その右に日光連山が遠望でき、さらに右手には、さいたま新都心・池袋サンシャイン・新宿新都心のビル群が霞んで見える。手前下に目を移すと、あきるの市(五日市)の町が広がり、今日の終着目標である緑の屋根の武蔵五日市駅がはっきり見えた。山頂にはセンボンヤリがたくさんあったが、まだ蕾ばかりで花咲いた株は一つもなかった。
←金剛の滝へ向かうことにした。新緑の自然林は吹く風も清々しい。
←新緑の緑の中、ヤマザクラが咲き残っている。
←ヤマルリソウ(ワスレナグサの仲間)が山道の両側に群落で現れた。今春、初めて出会う花です。麓ではイチリンソウが咲いていたが、季節はまちがいなく動いてゆく。
北斜面の下り道は、チゴユリ、ホウチャクソウ、カントウカンアオイが多い。
←ミミガタテンナンショウは、南斜面では花がしぼんでしまっていたが、北斜面では季節が遅れる。
←ヤマブキは鮮烈な黄色の花を風に揺らしている。
←金剛の滝入り口に到着。左に女滝、右に洞穴があり、くぐると金剛の滝の雄滝が現れる。岩肌にイワタバコが幾つも張り付いている。水流は少ない。全て伏流となるが、沢筋はムラサキケマン、ミヤマキケマン、ユリワサビ、ヨゴレネコノメソウ、ニリンソウ、ウワバミソウ、セントウソウなど湿地を好む野草が多く見られる。
←金剛の滝。落差5m?、現在は下から沢沿いに戻るルートしかないが、登山道の上から下って滝の上に階段を下りる道は閉鎖中だ。ここからのルートは、小峰公園か広徳寺かの二つが選べる。
龍角山・広徳寺
←龍角山広徳寺は、五日市の古刹として著名な寺院です(JR五日市線・武蔵五日市下車徒歩30~40分)。これは一番手前の総門。参道山側にシャガ・ニリンソウなど、奥の池にモリアオガエルなど、境内は自然な環境を提供して貴重な生物を保護しています。
←広徳寺・山門。どちらも桧皮葺の山門と総門をのぞむ境内の雰囲気は古風で威厳があり、いつまでも佇んでいたい静寂な風景です。
←広徳寺・大銀杏と本堂
←広徳寺山門より本堂を望む。山門の脇にて境内をスケッチする人が居りました。以前、万歩会で来た時は、大銀杏が上半分切られていましたが、現在は其処から多くの若枝が立ち上がって、貫禄を取り戻しました。
←本堂から振り返る風景(左手)フォルムが美しい鐘楼
←本堂から振り返る風景(右手)漆喰白壁が美しい経蔵
←本堂の裏手にある都指定天然記念物・都内最大の
タラヨウ(モチノキ科・常緑) 。大きな葉は革質で、釘などで傷をつけると黒く変色し、落葉しても変色しないほどで、ハガキの木とも呼ばれます。それに、寺の北側に樹齢700年のカヤの大樹(都指定天然記念物)もある。その隣の畑の真ん中に白い花満開の木がある。畑仕事中の老婦に尋ねると、梨の木で樹齢100年と言う。果実は成るが果肉が硬いので{ロクデナシ}と言うんですと笑った。
五日市駅で地元JAの小父さんたちが特産の「のらぼう」菜をPR販売していた。おひたしに美味しいというので求めて帰る。
万歩計 20061歩