カンアオイ

野草の観察・ハイキング・旅行・散歩などメモ的な身辺雑記。

高水三山と吉野梅郷

2005年03月27日 | 山の会
去る3月19日、山仲間4人で奥多摩・高水三山と吉野梅郷をつなげて歩いてきました。
平溝川沿いの道をだらだら登りに行くと、ヤブツバキ、ロウバイ、オウバイ(迎春花)、紅・白梅、サンシュユ、日向ミズキ、マンサク、福寿草など早春の里山風景です。
高水山常福院境内から山頂にかけて点在するカタクリ群落は若葉を拡げ始めていました。
東南は丹沢大山が端正な三角錐を見せ、大岳山から御前山の奥多摩主峰が大きく盛り上がっています。
西は小金沢連嶺から大菩薩嶺が冠雪した装いで遠望できました。マンサクの花が咲く春の息吹と冬の裸木とで、尾根筋は早春ならではの雰囲気です。
北側は雑木林で眺望が開け奥武蔵から棒の折山、川苔山方面を望めます。
岩茸石山から惣岳山の急登を経て、14時30分御嶽駅に到着。多摩川橋端の紅白向かいのシダレが見事です。
日向和田駅にて下車。吉野梅郷は関東三大梅郷に数えられるだけあって、紅梅・白梅の並木も見事です。梅園は丘陵地であるため広大な眺望が開けます。尾根に近いベンチでヤキトリと地酒「沢の井」で談笑。紅白濃淡の梅花は丁度見頃で本当に素晴らしいお花見ができました。午前と午後では光の射す方角で異なった表情を見せるのでしょう。
そんな吉野梅郷は日本一と言えるのでは無いでしょうか?

巣立ちの歌

2005年03月10日 | Weblog
3月10日、今日は堀中の卒業式。そして今日の為に「あの練習してきた歌・さらば先生」を歌う。きっと、今日は思い出に残る、輝かしい卒業式になるでしょう。今朝、登校の生徒たちに訊いた歌の題名、それが「巣立ちの歌」。堀中の校歌も素晴らしいが、どちらも、何度聴いても飽きない歌です。
第28回卒業式、本当におめでとう。卒業する生徒さんに明るい未来が開けますように。

「巣立ちの歌」
作曲:岩河三郎
作詞:村野四郎
1965(S.40)年発表の卒業の曲です

(1)
花の色  雲の影
懐かしい  あの思い出

過ぎし日の  窓に残して

巣立ち行く  今日の別れ

いざさらば さらば先生

いざさらば さらば友よ

美しい  明日(アス)の日のため

(2)

風の日も  雨の日も

励みきし  学びの庭

かの教え  胸に抱(イダ)きて

巣立ち行く  今日の別れ

いざさらば さらば先生

いざさらば さらば友よ

輝かしい  明日の日のため

今日のこの日に向けて何度も練習してきた「巣立ちの歌」。Y先生が綺麗なテナーの声で、一番難しい高音のメロディーを歌ってみせる。そして、生徒たちが続く。
いざさらば さらば先生のハイライト部分です。
我が家には毎日、練習が聞こえてきます。この季節ならではの何故か懐かしい気持ちにさせられる好い歌です。十年前誕生の歌なのに、今まで出会わなかった歌。卒業生たちが、何時か何処かで、この歌を耳にした時、きっと昔の「中学生の自分」を想い起こすことでしょう。
どうぞ、一度聴いてみてください。

今時、卒業式の歌ベスト5
1)旅立ちの日に
2)巣立ちの歌
3)大空がむかえる朝
4)さようなら
5)大地讃頌
「NHKお昼」より中学校アンケート

卒業式の歌ベスト5(一般)
1)仰げば尊し
2)蛍の光
3)送る言葉
4)卒業写真
5)翼を下さい
NHKより
ホームページ「http://www.hi-ho.ne.jp/momose/mount_midi.htm」

詩 「子ども」

2005年03月07日 | 日記
皇太子さまの発言
45歳の誕生日を迎えられた皇太子さまの発言が、とても感銘深かったのですが、堀中例会でMさんから「子ども」と言う詩をいただきました。インターネットの検索で「子ども;詩;スウェーデン;皇太子」と入力すると、該当する沢山の「ブログ」が見出されます。
皇太子さまは会見の中で
「この詩{子ども}は人と人の結びつきの大切さ、人を愛することの大切さ、人への思いやりなど社会で、ともすれば忘れられがちな、しかし、子供の成長過程で、とても大切な要素を見事に表現している」と述べられました。
             子ども
批判ばかりされた子どもは非難することを おぼえる
殴られておおきくなった子どもは 力にたよることを おぼえる
笑いものにされた子どもは ものを言わずにいることを おぼえる
皮肉にさらされた子どもは 鈍い心のもちぬしとなる
しかし、激励を受けた子どもは 自信を おぼえる
寛容に出会った子どもは 忍耐を おぼえる
賞賛を受けた子どもは 評価することを おぼえる
フェアープレーを経験した子どもは 公正を おぼえる
友情を知る子どもは 親切を おぼえる
安心を経験した子どもは 信頼を おぼえる

可愛がられ抱きしめられた子どもは 世の中の愛情を 感じることを おぼえる

           「あなた自身の社会 スウェーデンの中学教科書」
              著者:ArneLindquist,JanWesterから抜粋
                           川上邦夫訳 新評論刊
アメリカの家庭教育学者ドロシー・ロー・ホルトの作った詩

「子どもが育つ魔法の言葉」ドロシー・ロー・ホルト著

けなされて育つと、子どもは人をけなすようになる。
愛してあげれば、子どもは人を愛することを学ぶ。
世界10カ国で愛読、数百万人が共感した子育ての知恵。
{目次}
*けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる
*とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる
*不安な気持ちで育てると、子どもも、不安になる
*「可哀そうな子だ}と言って育てると、子どもは、みじめな気持ちになる
*子どもを馬鹿にすると、引っ込み思案な子になる
*親が他人を羨んでばかりいると、子どもも、他人を羨むようになる
*「叱りつけてばかりいると、子どもは自分は悪い子なんだ」と思ってしまう
*励ましてあげれば、子どもは、自身を持つようになる
*広い心で接すれば、キレる子にはならない
*誉めてあげれば、子どもは、明るい子に育つ

皇太子さまと雅子さまの愛子さまの子育てのご様子をニュースで垣間見るにつけ、そのパパ、ママぶりがほほ笑ましく、いつも明るく温かい気持ちにさせられます。自分のことを振り返りつつ、孫たちが「豊かで許容範囲の広い人間になってほしい」そして{したたかで、しなやかに育ってほしい}との念にも駆られます。

雛祭り

2005年03月04日 | 
花菖蒲咲く雛祭り

青梅のT.Iさんから花便りが来ました。室内栽培の花菖蒲がお雛祭りに合わせて二日・三日と続けて花を開きました。男雛と女雛に擬えて、清らかな華やかさで、寿ぎに仲間入りです。そのように開花を願って日頃から丹精して来たにしても、願っても無いことが実現出来たのですから、さぞかし嬉しかったことでしょう。

越生梅林と奥武蔵の散策

2005年03月01日 | 万歩会
鎮座する おもいのままは 法恩寺
梅が香が 風に乗り来る 越辺川
紅梅や 白壁白し 建康寺
梅開花 寿ぎ並ぶ 三地蔵
越生には 知る人ぞ知る 枝垂れ梅

感動や感激が俳句をつくらせます。そして、それはファインダーを覗いてシャッターを押したデジカメ写真と合わさって、私の記憶をより確かなものとする加勢をします。スケッチや水彩画のようにです。
梅は三分咲きが良いと言う。2月28日、越生は全体的には未だ二分咲きといったところであった。実梅の白加賀が圧倒的に多く、紅梅が貴重な存在。梅林内の盆栽売り場にはよく整った梅・サンシュユ・蝋梅が棚に並んでいた。オモイノママは紅白が咲き分け見ごたえあるが、1鉢5千円以上でした。
 越生は、お寺さんが多く、梅畑の中に福寿草が満開、春の小川が冷たく流れ、道祖神やお地蔵さんも多く、大きな竹やぶなど懐かしい里山の町です。越生の由来は諸説あるが秩父や上州に向かうには、尾根や峠を越えなければならないことから「尾根越し」と言う言葉から変化したと言う説が有力。梅まつり(2/19~3/21)の期間だけでなく、桜、山吹、つつじ、紫陽花と次々花が咲きますので、時期を変えて又訪ねたい心和む散策が出来るお勧めの「花の観光地」です。1万8千歩超。
(平成13年、日本観光協会主催の{花の観光地つくりコンクール}において  大賞を受賞)