カンアオイ

野草の観察・ハイキング・旅行・散歩などメモ的な身辺雑記。

大雪

2006年02月25日 | 日記
雪やコンコ霰やコンコ
①カイとコトの二人が大好きなデズニーランド
②初めての大雪に自宅テラスで雪だるまを作る
③お友だちと軽井沢のスキー教室
カイくんは少しコツが分かりかけたようです。
デズニーから軽井沢へアルバムにスナップ写真20枚をアップ。

歌舞伎

2006年02月24日 | 日記
京鹿子二人娘道成寺
   道行より鐘入りまで
 歌舞伎座二月夜の部は坂東玉三郎・尾上菊之助という美しい女形二人が「娘道成寺」を踊る華麗な舞台で、2004年1月の好評に応えての再演です。
美しい僧・安珍に恋した清姫が、その執心から大蛇となり、道成寺の鐘に逃げ、隠れた安珍を鐘の上から巻きつき焼き殺すと言う、凄まじい『安珍清姫伝説』をルーツにもつ「道成寺もの」です。歌舞伎の『京鹿子娘道成寺』は、女性のさまざまな表情を踊り分ける女形随一の華やかな舞踏として定着しています。

 美しい二人の女形の競演を趣向とする本作はつややかさも一入で、円熟の美貌・玉三郎と時分の花・菊之助、二人の白拍子花子が熱望に応えて期待に違わぬ評判の舞台となりました。

 私は歌舞伎が大好きですが、どちらかと言えば、しっとりした関西の世話物より、ど派手な江戸歌舞伎の荒事のほうが好きです。いつも三階席から耳で見るイヤホンガイドと双眼鏡を手に観劇しています。
 玉三郎と菊之助の白拍子がどちらがどちらか分からなくなるほどで、着物の美しさは元より人形のようで、しかも艶めかしい女形二人の息の合った舞踏に酔わされた貴重な一幕でありました。今夜一人での観劇が本当にもったいなかった想いです。こんな舞踏の一幕は外国のお客さまには、いちばん喜ばれる出し物でしょう。これこそ、一幕見席を利用するに打ってつけです。
きもので行きましょう・娘道成寺で「桜解禁」大久保信子(芝居茶屋かわら版)

寒牡丹

2006年02月23日 | 
上野東照宮ぼたん苑
冬牡丹1月1日~2月下旬 牡丹4月中旬~5月上旬
2月22日、久しぶりに寒気が緩んだ。家内は上野東照宮の寒牡丹を観賞に母を誘った。光の春に、青空の下、冬牡丹は満開の花を霜囲いの藁苞から覗かせた。
時間があれば池之端の下町風俗資料館→湯島天神の梅林→旧岩崎家住宅へ歩いてみるのもお奨めだ。
東京近郊では、他には鎌倉鶴岡八幡宮や神代植物公園で観賞出来る。
寒牡丹という和菓子がある。伝統園芸のひとつ「寒牡丹」は、日本人の季節を楽しむゆとりの心が生んだ独特な文化である。
 寒牡丹は白花が似合うと言うが、桃色も素敵だ。

 俳句の立て札が挿してあるが、下の句は「藁が好き冬牡丹」と読める。上の句を私は{寒なれば敷き}と付けてみた。正解は無数にある。

 紅玉のつぼみを閉じし冬牡丹

 ソシンロウバイとマンサク、そして白梅が春を告げる境内

シュンラン

2006年02月21日 | 
春蘭クリック

をとつ日は
一花咲きぬ
今日もまた
一花さきぬ
春蘭の花 
    香取秀真


シュンランは一鉢もっているが、なかなか咲いてくれない。植え替えもせず、ほったらかして居るせいだ。シンビジュウム(Cymbidium)の仲間だが、早春の林の中で見つける風情は本当に清々しい春を見つけた喜びだ。
調布市の神代植物園では春のシーズンに必ず「シュンランの展覧会」が催され、愛好家から数多くの品種が出品展示され大いに楽しめる。

仏像

2006年02月19日 | Weblog
青銅の仏さん
 この小さな仏像は杭州歴史博物館で求めたもの。念仏寺や石塔寺など近江の隠れ里を紹介した白州正子さんは「旅は道草が楽しい」と言う。
 骨董品は頭でなく目で選ぶ物だという。自分の感性と眼力で選ぶのだ。もうずーと前のことだが、木彫の仏像が骨董品店のウインドーに出ていたのを気に入ったのだったが、教育費も住宅ローンもあるので逡巡しているうちに売れてしまった。後悔先に立たず思い切りが大事なのだった。雑貨・小物を見て歩くのは楽しい。旅先での出会いでは、欲しくなったら即決が迫られる。
この仏像は美術品ではなく出土品で、どちらかと言えば考古学の範疇に入るだろう。衣の襞に土がこびり付いている。拝むというのではなく、そのままを観賞の対象として自己満足している私が居る。家内からは、ガラクタで如何でもよいものを‥と言われるが、どうも親父譲りの収集癖が私にも出てきたようである。