Carl Zeiss Makro Planar T*50 ZF.2
父が作った小型の食器棚です。
かつてコーヒーカップや酒器、そして小皿などが入っていた記憶があります。
ベニヤなどの合板類ではなく無垢の檜の板を使っているので愛着があり、捨てずに取っていました。
とはいえ虫食い、蝶番などの金属は朽ち、乾燥で材に歪みもあるので、一旦分解して組み直すことに。
外枠は「継手加工」で接合され分解することはできませんでしたが、形と機能は元に戻すことができました。
電動工具がまだなかった時代、使ったのは鋸(ノコ)と鉋(カンナ)と鑿(ノミ)と曲尺(カネジャク)です。
「人生八十年」、これはモーセの時代から変わっていませんが、死の支配から解放され、
いつまでも生きることができたなら、父はいい手仕事を続けていただろうと思います。
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この夏の暑さが本当にこたえます。仕事の日は「行きたくない」と体が訴えてきます。
サルスベリの花が満開を過ぎました。そして花が散り始めると、夏の終わりです。
それはそう遠くはないはず、体が早く回復してくれるといいのですが。