Arielのひとりごと

きょうは何が起きるかなぁ~

伊豆・紅葉の天城山縦走 1日目

2022年11月28日 | 
11/26(土)~27(日)の1泊2日で『伊豆・紅葉と天城山縦走2日間』に参加しました。
集合場所は伊豆箱根鉄道 修善寺駅。
東京駅から6:57発のこだまに乗り、三島駅へ。
伊豆箱根鉄道に乗り換えると、なんとそこには「鎌倉殿の13人」のラッピング電車が!
北条義時だぁ~~~~~。
毎週欠かさず見てますからね。
修善寺駅改札口を出て、男性ガイドの杉本さんと合流。
今回初めて使う旅行会社のツアーで、参加者は若い女性が2人のみ。
4人で駅前からタクシーに乗り、まずは浄蓮の滝に移動。
車を降りると雨がポツポツ。
伊豆の踊子像がありました。
伊豆の踊子と言えば、山口百恵・三浦友和だなぁー。
この下にある滝を見に行きましょうと杉本ガイド。
階段を下って行くと滝の手前に「天城越え」の石碑がありました。
確かに歌詞の中に♪つづら折り 浄蓮の滝♪ってありましたね。
楽譜の上にある黒い石。
斜めから見ると、そこには石川さゆりちゃんが!
少し下ると「浄蓮の滝」に着きました。
滝の右下には柱状節理が並んでいますね。
滝のそばで渓流釣りも楽しめます。
入漁料を支払うとあまご(難易度★★★)とニジマス(難易度★)が釣れるそうです。
そして通路を挟んだもう片方にはワサビ田がありました。
雨の中でも作業中。
一通り見学した後、いよいよスタートです。
きょうは踊子歩道を歩き、河津七滝まで歩きます。
旧天城トンネル方向へ。
初日は登山というよりハイキング。
最初は舗装道を歩いて行きます。
歩き進むと美しい黄葉が。
歩いているうちに雨も止んできました。
道の駅「天城越え」に着きました。
やはりワサビ推し。
ワサビソフトクリーム、ワサビビールですか。
数量限定 猪ラーメンもあり。
右手前にバイクラックがありますが、雨なのに自転車野郎が走っていましたよ。
更に進むと、本日一番の紅葉ゾーンに突入。
ちなみに右側の柵内は先ほどの道の駅から有料で入場するエリア。
歩道があるので無料でもここまで見られます。
踊子歩道、よく整備されていますね。
ここは富士箱根伊豆国立公園。
落ち葉の絨毯の中を歩いて行きます。
ふかふかの道を歩いて行くと、キャンプ場内に入りました。
東屋があったので、そこで長めの休憩を取ることに。
目の前にはこんなボロボロの車両が展示?されていましたが、説明板もなく。
国道の橋をくぐり、上がって行きます。
そこから旧天城トンネルへの旧道を更に上ります。
川端康成のレリーフが上の方にありましたが、下からできるだけズームイン。
上がって行かずに横着しちゃいました。
旧天城トンネルまであと1kmだよ~。
トンネルを見に来る車が通るたび、端に避けます。
そして天城山隧道に着きました。
道路隧道としては全国で初めて重要文化財に指定されたそうです。
石造道路隧道の中では日本最大長(全長445.5m)。
ここに来たかったんですよー。
NHK「ブラタモリ」でタモリさんも来てましたから。
明治37年完成なので、118年も経っているですね。
中は照明が付いているので、怖くありません。
それにしても石積みがお見事!
トンネルを抜け、寒天橋を渡ります。
いよいよ滝が出てきました。
こちらは二階滝。
河津七滝のひとつではありません。
ここからがほんとうに長かった。
国道を横断したかと思えば、また踊子歩道に入ったり。
赤い橋を渡り、
こちらも河津七滝ではありません。
人工物の段差により流れ落ちる白糸の滝風を眺めながら、
宗太郎園地と呼ばれる自然保護公園へ。
宗太郎杉並木は、昔この地を開発した人の名「宗太郎」から名付けられました。
明治10年に植えられた木々は樹齢130年を超えるそうですよ。
踊子歩道の名所のひとつで、雨上がりの杉並木がいい感じ。
そしてやっとやってきました河津七滝。
七滝と書いて「ななだる」と読みます。
ここから滝を見ながら下って行きますよ。
それにしてもすごく整備されていますね。
1つ目の滝「釜滝」。
幅2m、高さ22mあります。
2つ目の「エビ滝」と3つ目の「蛇滝」の間にある河津踊子滝見橋。
片塔式ウェーブ橋という珍しい橋だそうですよ。
しっかりしていたので揺れないのかと思いきや、揺れました。
川の透明度がハンパない。
そしてここにも柱状節理。
海底火山が何度も噴火し、島になり北上。
本州と衝突してできたのが伊豆半島ですから。
4つ目の「初景滝」。
ここにも伊豆の踊子像がありました。
誰かさんが付けたもみじの髪飾りがしゃれてます。
次の滝に行く途中に大岩成就という石投げがありました。
手前に積まれた黒石を3回投げて、1個でも赤丸の中に入ると願いが叶うそうです。
1回100円でしたが、どうみても入りそうもないのでやりませんでした。
川向うには流行りのグランピング施設がありました。
1日1組限定だそうですよ。
5つ目の「カニ滝」に来ました。
それにしてもエビにカニにと名前が甲殻類がらみですな。
このあと左折するとお宿に向かうのですが、せっかくなのであと2つの滝にも行ってみましょうと杉本ガイド。
ここまでかなり歩いてますから、もう行かなくてもいいんだけど・・・。
直進し、次の滝を目指すことに。
するとお蕎麦屋さんの看板に「わさび丼」なるものが。
プレミアム生わさび付とはいえ、ほぼかつぶし丼だな。
所詮わさびは主役になれない運命なのさ。
6つ目を後回しにし、先に一番下流にある7つ目の「大滝」へ。
入っていくと、そこは七滝温泉 天城荘の脇道。
ここから下って行くと、途中に洞窟風呂があり、中から声が聞こえてきました。
浴衣で歩いているお客さんもいて、眼下の露天風呂に入りに行くのでした。
大滝はそんな露天風呂の目の前。
滝を眺めながら入る露天風呂なんて、なんという贅沢。
最高じゃないスか。
7つ目の「大滝」
ここから戻り、最後は6つ目の「出合滝」。
滝を見るために下り、そして戻るという、足の疲れにさらなるダメ押し。
これで河津七滝をコンプリート!
あー、くたびれた・・・。
七滝温泉「大家荘」に着く頃には16時半を回り、薄暗くなっていました。
思っていたよりずっと歩いた初日だったよ。
チェックイン時に女将さんからまさかの一言が!
なんと温泉の出が悪く風呂の湯が溜まってないというのです。
そんなことある?
カランからもホースを繋ぎ注入しているそうなんですが、くるぶしくらいだと。
ちょっと、ちょっと、ワタス達が到着する時間、わかってたでしょうに。
部屋で待つも手持ち無沙汰手で、もう待ちきれない。
思い切ってお風呂に行ってみました。
確かに膝とくるぶしの間ほどの湯量でしたが、もう入っちゃう。
ラッコのようにとことん体を沈めると、あら足が浮いて出ちゃうじゃない。
あとから他のお客さんも入ってきました。
人数が多くなればなるほど水位が上がる?
とは言ってもそこそこ大きいお風呂ですから、肩までは溜まらないうちに入浴終了。
この分じゃ7時からの夕食もどうなることかと思いましたが、ちゃんと出てきてホッ。
更に驚いたのはこの後。
いままで参加したツアーと違い、女性参加者2人が若かったんですね。
珍しくワタスが一番年上で。
山小屋泊まりではないといえ、明日は本格的な登山が待っています。
それなのに、まあ飲むわ飲むわ。
人のこと言えませんが、1人の女性はいったい焼酎のロックを何杯飲むんだ?
心配になるほどおかわりし、並ぶ空のグラス。
そして夕食後はロビーに移動し、ガイドさんと2人で今度は日本酒を飲むと言うツワモノ。
若いってすごいぞ!と、つくづく実感した夜なのでした。