Arielのひとりごと

きょうは何が起きるかなぁ~

鯖街道を歩く76km完全踏破 2日目

2022年11月04日 | 
10/29(土)、朝食は3Fの大宴会場。
席に着くとこんな紙が置いてありました。
それをめくるとその通りの朝食が現れました。
きのうは鯖街道をより深く知るための観光でしたが、きょうからトレッキングが始まります。
ご飯をおかわりし、エネルギーチャージ完了。
出発までわずかに時間があったので、ホテル前の道を歩き海へ。
海岸通りに出るとそこは入り組んだ若狭湾。
応永15年(1408年)、スマトラ島から当時の将軍に献上されるため、初めて生きた象が運ばれてきたという小浜の港。
当時の人はさぞかしびっくりしたことでしょう。
右側には若狭フィッシャーマンズ・ワーフ、若狭小浜お魚センター、御食国若狭おばま食文化館などあり。
時間がなくて行けなかったのが残念。
ホテルに戻り、全員集合。
きのう行った近くの鯖街道ミュージアムへ。
ここが起点なので、この写真が撮りたかったと添乗員の楠さん。
起点プレートに参加者の足を入れ、いいアングルです。
それでは鯖街道、スタート!
きょうは小浜~鵜の瀬~下根来~上根来まで歩きます。
すぐに丹後街道に入ると、ところどころにこんな地蔵堂がありました。
これは子どもの無病息災を願って祀られ、子どもがお化粧を施した「化粧地蔵」。
お顔は真っ白に塗られ、右のお地蔵さまは目がグリグリに描かれていてちょっと不気味ですね。
朝から柿の収穫に勤しむご夫婦。
たくさん取れましたね。
こちらはほのぼのする地蔵堂。
かわいいッスね。
街道脇のお宅をよーく見ると屋根に桃の飾り瓦。
こちらだけでなく、あちこちのお宅に桃が乗ってます。
お家から出てきたおばあちゃんに話を聞くも、ここらへんの家は建てた大工さんが同じだからと。
どうやら災い除けのようです。
壁に描かれた小浜の放生祭(ほうぜまつり)。
若狭地方最大の秋祭りだそうで、今年3年ぶりに開催されました。
街道沿いのお家には「福井県認定証 ふくいの伝統的民家」の看板が。
その下には花が飾られていて、美しく景観が守られています。
ふるさと茶屋 清右ェ門に立ち寄り。
中には誰もいませんでしたが、きれいなトイレがあったので助かりました。
バイクラックがあるのがいいですね。
再スタートする時、車でスタッフがやってきました。
写真をfacebookに載せても構いませんか?と言われ、もちろんOKッス。
しっかり掲載されました!
途中に丹後街道にぎわい遠敷昔絵図がありました。
むかし(昭和30年頃)はようけの「みせ」があったんやでぇ~
その言葉通り、八百屋、餅屋、豆腐屋、酒屋の他にめのう屋まで。
若狭めのうは今も小浜の伝統産業なんですね。
今ではやっているお店はほぼありません。
続いて若狭姫神社へ。
パワースポットですか!
THE 遠敷の千年杉はここから仰ぐそうです。
しかし「遠敷」と書いて「おにゅう」ですか。
これは読めない・・・。
千年杉が大き過ぎて、全体を入れるの大変でした。
お詣りして、再び街道へ。
こちらはお化粧が剥げてしまったのか?
顔が白くない「化粧地蔵」
かねつき堂の里 竜前
近くにいた地元の方の許可を得て、鐘を突く男性参加者。
若狭彦神社に着きました。
先程の若狭姫神社が下社で、こちらが上社になります。
ふたつの総称が「若狭一の宮」。
共に、海上安全、海幸大漁の守護神として信仰されています。
小浜を離れるにつれ、お地蔵さまの化粧がなくなっていきました。
もうスッピンです。
3つめのお寺「神宮寺」に到着。
まずは仁王門をくぐります。
鎌倉末期造立の仁王様。
年季が入ってますが、目は鋭く光っています。
ススキの間を進んで行きます。
ようやく本堂へ。
左側には「お水送り堂」と書かれています。
中に入りご住職のお話をお聞きしました。
長かったけれど、椅子があったので足が痺れずにすみました。
閼伽井戸の中に入ってみました。
しめ縄が飾られた井戸。
ここでご香水を汲み、東大寺二月堂への「お水送り」が行われます。
毎年、ここから山伏を先頭に松明行列が1.8km上流の鵜の瀬まで続くそうです。
その鵜の瀬まで歩いて行きますよ。
こんなところにも熊ですか・・・。
名水百選にも選ばれている鵜の瀬に着きました。
ここまで松明行列が歩き、ご香水はこの川に注がれます。
この鵜の瀬から注ぎ込まれた水が10日あまりの後に奈良東大寺二月堂の若狭井に達して、ありがたい聖水として汲み上げられるそうです。
そしてここががきょうのお昼休憩場所。
左岸奥に見える鵜の瀬公園資料館前で焼き鯖寿司をいただきます。
参加者全員が地域限定クーポンできのう鯖寿司を買ったというシンクロに、楠さんもびっくり。
食後に資料館内のテレビでお水送りの動画を鑑賞。
なんとなくイメージできました。
良弁(ろうべん)和尚生誕の地「下根来」に入りました。
壁画に描かれた良弁和尚生誕伝承地。
母親が野良仕事の最中、目を離した隙に鷲にさらわれ、
奈良の二月堂前の杉の木に引っかかっているのを助けられ、僧として育てられたという言い伝えがあるそうです。
鷲の足には確かに子供が捉えられています。
良弁和尚はのちに東大寺初代別当になった偉い方でした。
久々に出てきた標識。
一本道なので迷いはしませんが、出てくると安心します。
きょうは最初から最後まで全舗装道。
最後の上り坂がなかなかきつくなってきました。
ようやく上りが終わる頃、曲がり角で大勢のお地蔵様がお出迎え。
そして上根来休憩所 助太郎に到着。
ほんとうはもう少し先まで行く予定でしたが、きょうはここがゴールにしましょう!と楠さん。
お迎えのマイクロバスが待っていました。
ドライバーさんが帰り道、壁画にもあった「放生祭」の写真が飾られた看板前で停車。
町単位で山車が出ているそうで、子供の数も減り、山車が出せないところもあると寂しいお話を。
ホテルせくみ屋に戻り、大浴場でさっぱりした後は、お楽しみの夕食です。
きのうは鯖三昧でしたが、さてさて今宵は・・・。
ふぐ刺、ふぐ鍋、ふぐ茶碗蒸しとふぐ三昧。
ふぐより断然鯖が好き!
きょうも鯖でよかったのになぁー。