Arielのひとりごと

きょうは何が起きるかなぁ~

鯖街道を歩く76km完全踏破 1日目

2022年11月03日 | 
10/28(金)~11/2(水)の5泊6日で
『鯖街道を歩く76km完全踏破~御食国若狭おばまから京の都へ~』に参加しました。
このツアー、昨年同時期に申し込んだものの人数が集まらず不催行。
今年春にも再企画され、申し込むもまたもや不催行。
そして今秋も3度目の申し込み。
10月に入るもHP上では募集中のまま。
この分じゃまた不催行だろうと高を括っていたら、出発日の20日前に催行決定のメールが届きました。
おいおい、やるんかい!
やらないと見越して石鎚山ツアーを入れたものですから、中3日で再び旅にでることになりました。
集合はJR小浜駅に12時30分。
まずは新幹線で米原駅へ。
そこからしらさぎ3号で敦賀駅へ。
乗り継ぎ時間が50分以上もあり、駅のホームで持参したおにぎりを食べてお昼にしました。
ようやくやってきた小浜線で小浜駅に12:24着。
着くだけで半日かかりました。
待合室には添乗員の楠さんが待っていました。
楠さんとは今年2月の六甲全山縦走ツアーでお世話になりました。
今回の参加者は全員で7名。
最少催行人員が7名でしたから、ギリギリでの催行だったんですね。
まずは本日のお宿 ホテル せくみ屋まで徒歩で移動。
ホテル横にはこんな胸像がありました。
まさか・・・。
いくらなんでもこれはないでしょう。
友達にこの画像を送り、今この市に来ていますがどこでしょう?とメールしたら、
東国原英夫ということは「宮崎県?」と返事が来ました。
それくらい似ても似付かないのはなぜだぁ~。
モト冬樹感も漂っていますし。
かわいそうなくらい似てません。
中に入るとフロント前には等身大の写真も飾られていましたよ。
もうわかりましたよね。
先程の東国原もどきはオバマ元大統領なのでした。
現大統領も横に立っていました。
当時ニュースになるくらい小浜市は盛り上がってましたけど、その名残がまだあるなんて・・・。
そんなホテルにスーツケースを預け、さっそく近くにある鯖街道ミュージアムへ。
目の前の道路には鯖街道起点の石盤が。
京は遠ても十八里。
一里は約3.9kmなので70.2km。
こちらと2つ並んでいました。
ミュージアムは小さく一室のみ。
背負うのも大変だけど、天秤棒担いで山道を70.2kmは辛すぎます。
鯖1匹は600gほどだそうで、その重さを体験できました。
3匹持つとこれが結構重かった。
京都まで3匹なら運べそうですが、商売になりませんね。
鯖街道ミュージアム前の通りは、アーケードのいずみ町商店街でした。
それが2019年、道路の拡張工事により解体。
いまではこんなガラーンとした広い道路になってしまいました。
ここにそんな商店街があったなんて、微塵も感じさせない変わりっぷり。
木製の鯖看板が奥の方に残っていました。
鯖の縞模様がちゃんと描かれていてリアルです。
ミュージアムのスタッフからお話を聞き、次のお酢屋さんへ向かうことに。
移動中に見つけたロケ地紹介の看板。
NHKの朝ドラ「ちりとてちん」が大好きで見てましたよ。
その中に出てくるヒロインの親友の家「魚屋食堂」がここにあったとのこと。
ドラマの中では親友の父がケンカの仲裁が趣味で、家の焼き鯖食べて仲直りしな!と串に刺した焼きたてを渡しているところを見て、あー、いつかあの鯖を食べに行きたいと思っていたんです。
それなのにそのモデルとなったお店が無くなっているとは・・・。
拡幅された道路脇にはレトロなバスとこんな恐竜?が。
そして江戸時代から続く、とば屋酢店に着きました。
さっそくお酢蜜ソフトを食べる参加者も。
ここから再びJR小浜駅に向かい、駅前からバスで30分ほどの熊川宿へ。
熊川宿は若狭と京都との交易の拠点として発展した宿場町。
上ノ町、中ノ町、下ノ町と順に歩いて行きますよ。
石標の向こうは熊川番所。
古い家並みが当時を偲ばせます。
観光客もほぼいませんでした。
金曜日だから?
開いているお店が少なくガラーンとした印象。
床屋さんの建物が新しくて、そこだけ浮いている感じでした。
そんな中、酒屋さんが営業中でした。
まだ初日ですからね。
荷物になりますし、先程のお酢屋さんでもこの酒屋さんでもなんか買う気にならず・・・。
こちらは宿場館。
昭和15年に熊川村役場として建てた建物が、熊川宿と鯖街道の歴史を見せてくれる資料館になりました。
中でスタッフから説明を聞き、 1F・2Fを見学。
昔は人をかき分けなきゃ進めないほど賑わっていたそうですよ。
小浜藩主京極高次の時代に設けられた熊川陣屋跡。
最後の下ノ町へ入ります。
中ノ町から下ノ町との境はクランク状になっていて「まがり」と呼ばれています。
歩き進めば進むほど、より閑散としてきました。
なまこ壁が美しい土蔵。
何が入っているのかな?
下ノ町の端まで歩き、Uターン。
今来た道を戻ります。
桜と紅葉の名所という松木神社。
まだ紅葉には早かったかな。
熊川地区の氏神様 白石神社。
お詣りせずに通り過ぎるだけでした。
行きに気になったSOL'S COFFEEに立ち寄り。
店長は東京ソラマチ店から異動して来たと宿場館でお聞きし、思わず入店。
喉が渇いていたのでアイスコーヒーを注文。
一杯をていねいにドリップして入れたアイスコーヒーは格別の味がしました。
スタート地点の道の駅 若狭熊川宿に戻り、ここでホテルでもらった地域クーポン券4,000円を使いましょう。
参加者全員が翌日のお昼「焼き鯖寿司」を購入。
お釣りは出ないので4,000円を少しオーバーしましたが、こんなにたくさん買うことができました。
すべて鯖関連商品ばかりですけど、大好きですからね。
道の駅に鯖街道イラストマップがありました。
いくつかルートがありますが、今いる熊川宿は右の赤いラインの上方。
明日からは緑のラインを歩きます。
バスで小浜駅に戻り、ホテルにチェックイン。
夕食のお楽しみはもちろん鯖料理。
名物 酔っ払い鯖姿盛り。
京都出町柳の老舗の造り酒屋の酒粕を食べて育った鯖だそうです。
深い旨みと甘さ、爽やかな酸味があるとのこと。
うーん、舌が鈍感なのかあまり酒の味を感じませんでした。
そしてこちらが食べたかった焼き鯖。
半身でしたけど。
朝ドラ「ちりとてちん」では、1匹が串に刺さっていたんだよなぁ。
〆は目の前で炊き上げる焼き鯖釜飯。
鯖三昧、めちゃくちゃうれしーーーーー。
歩きたかったのはもちろん、鯖料理も食べたかったのよ。
他にも若狭湾珍味三種盛り、刺身三種盛り、海鮮魚すき鍋、ぐじの唐揚げ、煮物などたくさん出てきました。
さあ明日から念願の鯖街道を歩きますよ!