宮崎に住んでいて、これほどまでに地域が憔悴していることは過去になかったが、今朝はYahooのトップ記事に、ついに都城エリアでの感染疑いが出た事を報じている。
現在発生している川南地区周辺も畜産農家が多いのだが、都城は約2600戸の牛飼育農家と、190戸を超す養豚農家があるそうで、このエリアで現在の措置が取られる(10Km内全家畜の処分)と、まさに宮崎畜産は壊滅という事になる。
口蹄疫という病気をおさらいすると、ウィルスによる家畜の伝染病のひとつであり、偶蹄目(豚・牛など)とハリネズミ・ゾウに影響がでるそうだが、家畜だけではなく猪・鹿なども伝染する。
家畜伝染病としてはもっとも伝染力が強く空気感染(風で飛び火)もするようなので、今の川南周辺の広がり方を考えると完璧な封じ込めはかなり難しいのではないかと思う。家畜は処分できても山に生息している鹿・猪は難しい。
このウィルスの影響は、成畜の致死率は低いけど、肉質は落ち乳収量も減少する。そして地域・国単位で家畜の移動制限がかけられるため、実質畜産が成り立たなくなるようだ。
宮崎での口蹄疫の発生が報じられたのは4月20日の事だったが、この時はまだこれほどまでの被害になるという事は恐らく誰も想像しておらず、「とりあえず慌てないでください」という地元の報道。知事のコメントも、「このピンチをチャンスに」と発言された部分がクローズアップされたけど、鳥インフルエンザを封じ込めた経験もあり、拡大の懸念もありながらもなんとかなる思いもあったのかと思う。これは我々県民も同様。
国の対策が遅れたように報じられているが、実際には風評被害の拡大を押さえるための防御であったとも聞く。
でも実際に国が主導の策は5月中旬になったので対策が遅いとも言えるのだが、特に鳩山首相には普天間問題しか意識は無かったかも知れない。
現在、発生地区については短いスパンで移動車に対して消毒処理をされていて、場所によっては一般車でも全体に消毒液を吹き付けられる。24時間体制のようで、これには市町村役場の職員やJA関係者が従事している。
コンビニや主要箇所には消毒マットが敷かれていて、これで足を滑らせたという方もいた。募金箱も多く設置されているので小銭があれば入れるのだが、募金と称した詐欺も発生しているようで、なんとも殺伐とした雰囲気はある。
楽しみにしていたジャムナイト(今年は家族全員で観に行く予定だった。)も中止になった。今年は全国高校総合文化祭も宮崎であるのだが、これまた都城地区の発生によって微妙な状況となるかもしれない。
とにかくありとあらゆる催し物が中止になっている。
最近は春に行われる所が増えていた学校の体育祭も中止されていて、つまりはこのような企画イベントを催す部隊については仕事が無くなっている。
畜産農家の保障問題もあるのだが、実際はありとあらゆる場所に経済的影響を及ぼしていて、その損失を当然ながら算出する機関もあろうが、とんでもない数値となるだろう。
さて、私にできることはなんだろう。
現在発生している川南地区周辺も畜産農家が多いのだが、都城は約2600戸の牛飼育農家と、190戸を超す養豚農家があるそうで、このエリアで現在の措置が取られる(10Km内全家畜の処分)と、まさに宮崎畜産は壊滅という事になる。
口蹄疫という病気をおさらいすると、ウィルスによる家畜の伝染病のひとつであり、偶蹄目(豚・牛など)とハリネズミ・ゾウに影響がでるそうだが、家畜だけではなく猪・鹿なども伝染する。
家畜伝染病としてはもっとも伝染力が強く空気感染(風で飛び火)もするようなので、今の川南周辺の広がり方を考えると完璧な封じ込めはかなり難しいのではないかと思う。家畜は処分できても山に生息している鹿・猪は難しい。
このウィルスの影響は、成畜の致死率は低いけど、肉質は落ち乳収量も減少する。そして地域・国単位で家畜の移動制限がかけられるため、実質畜産が成り立たなくなるようだ。
宮崎での口蹄疫の発生が報じられたのは4月20日の事だったが、この時はまだこれほどまでの被害になるという事は恐らく誰も想像しておらず、「とりあえず慌てないでください」という地元の報道。知事のコメントも、「このピンチをチャンスに」と発言された部分がクローズアップされたけど、鳥インフルエンザを封じ込めた経験もあり、拡大の懸念もありながらもなんとかなる思いもあったのかと思う。これは我々県民も同様。
国の対策が遅れたように報じられているが、実際には風評被害の拡大を押さえるための防御であったとも聞く。
でも実際に国が主導の策は5月中旬になったので対策が遅いとも言えるのだが、特に鳩山首相には普天間問題しか意識は無かったかも知れない。
現在、発生地区については短いスパンで移動車に対して消毒処理をされていて、場所によっては一般車でも全体に消毒液を吹き付けられる。24時間体制のようで、これには市町村役場の職員やJA関係者が従事している。
コンビニや主要箇所には消毒マットが敷かれていて、これで足を滑らせたという方もいた。募金箱も多く設置されているので小銭があれば入れるのだが、募金と称した詐欺も発生しているようで、なんとも殺伐とした雰囲気はある。
楽しみにしていたジャムナイト(今年は家族全員で観に行く予定だった。)も中止になった。今年は全国高校総合文化祭も宮崎であるのだが、これまた都城地区の発生によって微妙な状況となるかもしれない。
とにかくありとあらゆる催し物が中止になっている。
最近は春に行われる所が増えていた学校の体育祭も中止されていて、つまりはこのような企画イベントを催す部隊については仕事が無くなっている。
畜産農家の保障問題もあるのだが、実際はありとあらゆる場所に経済的影響を及ぼしていて、その損失を当然ながら算出する機関もあろうが、とんでもない数値となるだろう。
さて、私にできることはなんだろう。