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和名が「キタマクラ」なんて縁起悪いし全国でこの呼ばれ方をしていると思うが嫌われ者で可哀想な魚である。
最近この魚をよく見る。沖の瀬でも防波堤でも。そして時々釣れてしまう。
餌取りが上手でハリスまで切ってくれるのが嫌われる原因だが、こんな魚でも良い所の1つや2つ・・・と考えてみても・・・思いつかない。
名の由来の「キタマクラ」はその名の通り毒があるから。皮膚、肝臓、腸などに毒を持つといわれるがさほど強くもないという記事もあった。
南日本の黒潮域に多いそうだ。
足元にゆっくりゆらゆら泳いでいる。よく見たらあっちにもこっちにも。
撒餌を投げるとモワッと何匹か寄ってくる。恐らくメジナなどが下に潜んでいれば追い払ってくれるんだろうが、この魚が海を占有しているということは、他の魚は居ないのか活性が低いのか?
キタマクラが釣れたらハリスのチェックを怠らないよう!
ハリを結線しているチモトが噛まれて切れ掛かっているだろう。そして大型の魚が釣れるとそこから切れちゃうのだ。面倒でもハリを交換しよう。
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通称「サンノジ」と呼ぶこの魚は、メジナ釣りの外道としては結構メジャーな魚である。(宮崎だけかな?)
とにかく力持ちで引きが強いので、釣りとしては楽しいのだが、上がってガッカリという魚だ。外道にも嬉しい外道と悲しい外道があるが、普段は持ち帰らない魚なので悲しい方だけど、食べたら磯臭さがあるものの、釣れてすぐに血抜きし内臓も抜けば、刺身でも氷などで〆めて(鯉のアライなどと一緒)、酢味噌などで美味しく食べられるそうだ。
5月4日に釣れた写真のサンノジは大きかった。46Cmである。重量は測ってないが、恐らく1.5~2Kgだ。このぐらいの大きさだと強烈な引き込みである。はっきり言ってよく上がったなと思うぐらい。釣り場がテトラの上だったので底に突っ込んだり、右に左に走り、やっと上げたんだけど姿が見えショックだった事は言う間でもない。
この魚は水中を覗くと尾鰭が白く見える。メジナも時々そのように見えるので間違いやすい。海が透けていて魚影が見えて、期待しちゃうけど案外この魚だったりするんだよね。
沖の浅場でも釣れるがいつも白っぽく感じる。岸からはこげ茶色なんだけどWEB検索していたら、この魚はストレスが無いときは白っぽく、魚釣りなどで陸にあげるとだんだん色が濃くなるようだ。
サンノジでも遊んでくれればボウズよりはましなんだけど・・・