「釣初心者日記」

宮崎の釣り情報・釣れた魚の事・魚料理・その他ゴルフ話など書いてます。

魚醤とは?

2005年05月01日 | 雑記
数日前のラジオ番組の中で紹介されていたが、私が知らなかった知識。それは魚醤なる調味料の事。でも実は意外と多く使われていて、自然と食しているようだ。

魚醤とは、魚で作った醤油。今普通に利用されている醤油が実は穀物から作る「穀醤」であるのに対し、肉醤・草醤と言われるものもあるようだ。

日本3大魚醤と呼ばれるものがあるみたい。
もっとも有名なのが秋田の「しょっぱり」というハタハタという魚を使ったもの。他には香川のいかなご醤油・能登半島奥能登の「いしる・いしり」と呼ばれるもの。

「いしる・いしり」はイカが材料。いかなご醤油はもちろんイカナゴが材料だろうが香川県ではこの醤油は一度絶滅したものの、再開されて人気があり、今製造元に予約しても手元に届くのは数ヶ月先なんだそうだ。

イサキ(FileNO28)

2005年05月01日 | お魚紹介

イサキと言えば夏の対象魚で、宮崎沖では5月上旬から船釣りでもっとも狙われる魚である。その釣法は天秤仕掛けが多いが、サビキでも釣れる。また磯場でもメジナの代わりに狙われる魚だ。

昨日(4月30日)の釣りでは思いがけず良型が釣れたが、私の仕掛はまったく海面表層を漂うようなイメージのものだったので不思議な気がした。

5月上旬ぐらいから宮崎の沖では強烈が群れが現れる。沈み瀬のポイントをとりまくように、中層に横広の魚影反応があればイサキである事が多い。魚探にそれほど写るということはどれだけの数で群れているのか想像もできないが、イサキは上に大型・下に小型が居ることが多いようで、釣れ出したら棚を上に上げるほど大物がくる確率も高い。
夜釣りでも問題なく釣れるが、夜行性とも聞く。しかし昼間でも釣れる。カンカン照りの日よりも曇っていたり、明け方が良いようだから目が良いのかもしれない。

私がイサキで気になる事は、その大きさだ。以前釣りサンデー社が管理していたWEBサイトで大物記録があったが、そこでは60Cm超のイサキが紹介されていた。
普段釣れるイサキは30~40Cmで、私が釣った最大サイズは44Cm。
大物ほど腹回りも太いイメージだ。

味は良い。
もっともポピュラーな料理は塩焼きだけど刺身でも美味しい。メジナと比較しても上質な脂身であり、食感も程よい。ただ自分でさばくとこの味を出せない。なぜだろう?

今年はまだイサキ爆釣の話を聞かない。そろそろなんだけど。

クロメジナ(FileNO27)

2005年05月01日 | お魚紹介

クロメジナと呼ぶより「尾長(オナガ)」で親しまれるこの魚は、磯上物釣りでも「ヒラマサ」と並ぶ憧れの魚かも知れない。
大きなものは50Cmを超えるが、日本記録魚ともなれば80Cmオーバー。

メジナと比べて何が違うかといえば、その引き込みの強さだが、九州南部では「ワカナ」と呼ばれ瀬際に居ついたどっぷりと太ったクロメジナがとても美味しく釣り人を魅了する。

50Cmを超えると体表面の色が茶色になり「茶グレ」と呼ばれたりもするが、沖目の瀬の際で大型が散見できる。(時期次第)

メジナと区別してもそっくりだが、鰓蓋後縁は黒い事で容易に見分けられるんだけど、これがすぐに見分けられるようになるにはちょっと経験が必要かも。中にはほとんど区別できないような個体もある。
この魚は個体差が激しく、痩せ型・中間型・デブ型などその様子は様々で、色も痩せ型の沖を走りまわるタイプは鮮やかなブルー色だったりする。
以前この魚を別種ではないかと疑い遺伝子的に研究した方もいらっしゃるようだが、すべて同じ遺伝子だったそうだ。考えるに固体により色んな生活習慣があり、その生き様で様子が変わるんだろう。

尾長は釣りがなかなか難しい。
なんとかハリ掛かりさせて、瀬際に突っ込もうとする動作をやっとかわし、どうにか浮かす事ができたと思って油断すると、そこからの抵抗も強い。反転してしまうと勢いよく水中に潜り、吻の根元がハリスを切ってしまう。私もすでに3回ほど大物を逃している。反転してハリ元が切れてしまう魚はこの尾長かイスズミが代表種で、姿も見えず切れてしまったときは、「残念!尾長だったな!」「いやイスズミでしょ?」などと会話する。

宮崎だと、冬のメジナに対し、5月以降は尾長狙いだ。潮が通す沖磯でしか大物には出くわさないが30Cm弱ぐらいまでは近場にもいる。
離島の釣りでは夜中に尾長を狙い、昼は底(イシダイ)狙いという方もいるが、夜でも釣れるのは目が良いからか。昼狙わないのは瀬際にいるので餌取りが多すぎで厳しいからか。基本的には朝まずめ・夕まずめが良いよう。