「釣初心者日記」

宮崎の釣り情報・釣れた魚の事・魚料理・その他ゴルフ話など書いてます。

カワハギ(FileNO24)

2005年01月04日 | お魚紹介

1月2日に釣れた魚を紹介しようと思う。

持ち帰った魚だが、FileNO23の「シブ」と写真のカワハギだ。(写真は以前写したもの)

カワハギは美味しい魚として料理屋では生造りが3000円前後の高値で出される。マアジが1000円前後という事を考えると、貴重な魚と言えよう。何が良いのかと言うと「肝」なのだ。
肝を醤油に溶かして食べる刺身は、ぶるっと震えがくるような美味さなんだけど、その身も薄造りにして何とも上品。この身をフグと称して出す店もあるそうだが、薄く切ったら透明で、まあ騙されるかもね。

宮崎では「キンツ」と呼ばれている。由来は不明。
おもにカワハギには標準和名「カワハギ」と「ウマズラハギ」が有名なんだけど、岸寄りで多いのがカワハギに対し、沖ではウマズラだ。一昔前はウマズラが餌取りとして嫌われものだったのに、今はこの魚も結構高値で取引される。

カワハギはほんとに餌取りが上手で、一筋縄では釣れないのだが、狙えば面白い。

2日に釣れたカワハギは、25Cm程度の小型だが充分に刺身がとれた。30Cmだと大きいが40Cmという記録魚の写真を見せてもらった事がある。
釣り上げた人はメジナの大型を釣るより喜んでいたそうだ。

フエダイ(FileNO23)

2005年01月04日 | お魚紹介


宮崎では、ヘビーな釣り師なら冬は上物メジナ狙い。春先からチヌ。初夏の頃が底物のイシダイで、晩夏には鮎。秋から冬にはミズイカ・・・

などと対象魚も変わるが、初夏の頃、こぞって狙われる魚がこのフエダイ。でもフエダイと言っても判る方は少なく、地方名で「シブダイ」なのだ。
このシブダイも2種類あり、白星と黒星がある。
写真の魚が白星で、背中に小さな白い点があるのだが、黒星は大きな黒点があるのが特徴。実際には黒星は「クロホシフエダイ」が標準和名だんだけど、地元では美味いかさほどでもないかの判断材料でもある。
5月ぐらいからぼちぼち釣れはじめ、6~7月が釣り最盛期。
南方の魚であるフエダイは、この時期に宮崎の南岸に産卵のために浅瀬に寄ってくると思われるが、夜行性で底を狙うため、夜釣りが基本。

この魚が2日に釣れた。30Cm程度で刺身がとれるサイズ。
今の時期にはとても珍しいと思われるが、最近は時々釣れる姿も見るので、南下せずにテトラの周辺に居ついている個体なんだろう。

この魚。めちゃくちゃ美味しいのだ。
刺身で食べた。カワハギと一緒に食べたが比べると判る美味さの違い。
はっきり言ってカワハギより数段美味い!身は固くもなく柔らかくもなく、噛めば旨味がにじんで出る感じ。
最近、魚をさばいていて思うのだが、肉食系の魚の内臓って綺麗だ。
この魚も綺麗で、肝臓部分になるのか判らないが、鮮やかな朱色である。

メジナ狙いの外道なんだけど、これが釣れる=底まで仕掛が落ちている証拠なので、あまり釣れて自慢はできないけどね。