企業・組織再生現場からの独り言

仕事の中で、覚えていったこと。感じたことなどなどを記していきます。我以外皆我師也。あと、読んでいる本を簡単に紹介。

組織力アップのために、個々の力を高めなければ・・

2008年05月04日 | 本の紹介(ビジネス)
このところ、組織心理、産業心理、そして、認知心理学系の本ばかり手に取っている感じがする。間で、軽めの娯楽小説や新書は挟むものの、それ以外は、心理ネタが増えている。
というのは、自身が仕事で関わっている業務において、ここ最近、従業員のスキルアップ、そしてパフォーマンスアップというものが、かなり大きな領域を占めるようになってきたからだ。
優秀な人材がたくさんいながら、戦略的方向性(競争優位を維持・確立し、利益を持続的に産み出し続けるために、やること、やらないことの切り分け)が間違っている(もしくは、見失っている)ために、企業業績が低迷している場合は、じっくりと問題を発見・整理して、打ち手を明確にさえすれば、まぁ、スピードの差こそあるが、それなりの成果は出てくるものだと思っている。競合環境が大きく変わる前には、手が打て、成果がでてくるからだ。
しかしながら、中堅企業や、オーナー会社系で、優秀と言われる人材がそう揃っていないような場合、いくら方向性が正しくても、手を打つのがおそかったり、手の打ち方を間違えたりして、成果が出てこないということが、多々あるのだと思う。
現在、仕事で直面しているのは、その後者にあたる状況。もちろん、ある事業を継続してきたことはあるため、知識はそれなりに持っている。ただ、変革についてくることが、どうやらできにくいようなのだ。
いろいろな人と話をしていて、判明したことがある。幹部層に、ビジネススキルが強い人がいないこと。現場層では、四則演算についても苦手とする人が少なくないこと。これじゃ、いくら方向性と打ち手をまとめ上げたとしても、それを実現し成果を出すのは、到底無理ってことで。。幹部のスキルアップと、現場の基礎力のアップがどうしても必要になる。
ただ、時間はそう長くない。だから、効率よく、戦力を上げていかなければならない。そのために、学習であったり、心理であったりを勉強しないと、どうにもならないと思った次第。
他にもあるけれど、こんなあたりを読みながら、全体像をつかみ、また、具体論に入っていこうとしています。
といっても、あまり参考にならないかも・・・。

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