企業・組織再生現場からの独り言

仕事の中で、覚えていったこと。感じたことなどなどを記していきます。我以外皆我師也。あと、読んでいる本を簡単に紹介。

パソコンソフトの効率的勉強法

2004年11月16日 | ビジネスで使うエクセル
Excel計算式表現事典

資格をとることを目標としない、パソコンソフトの効率的な勉強法について、どうも多くの人が非効率な勉強をしていると感じることが多いので、ここに紹介したい。かならずしも、全ての人にあてはまるものではないと思うから、できないと言って、文句を言われては困る。あくまで、参考にしてほしい。
多くの企業で使用しているだろうソフトとして、ワードとエクセルについて話をするのがいいだろう。本当に、たくさんの人が、もっと使えるようになりたいと考えていながら、数時間の勉強すらしたがらない、そんなモノだと思う。揚げ句の果ては、自分は、頭がよくないから、覚えられないとか、そんなバカなことを言う。今後の、ずっとやっていく仕事生活における長ーい時間と、目の前の2、3時間、どっちが大切でしょうか?
さて、そんな戯れ言は、置いておき、私が、前の会社で、エクセル初心者から、比較的使える人間に変貌した方法を紹介したい。それは、そのソフトで、○○ができる、ということを片っ端から頭に入れることからはじまった。
最初、所謂、関数事典なるものを目を通そうとしていたが、いかんせん、わけがわからない。どのような時に使うのやら、さっぱりわからない。また、どう応用を効かしていいのかわからなかったりした。
その中で、読みはじめた本が、「Excel禁断の秘技」という本だった。名称から、ちょっと敬遠したくなるような本ではあるが、実は、この本、エクセルで、○○のことができる、という実用的な事例集だったのだ。

最初、そういう類いの本を、1冊、読み通してしまう。パソコンなんて触らなくていいから、とにかく、どんなことが出来るのか、ということを頭に入れる。これで、実際のパソコンワークにおいて、何かをやろうとした時に、そういや、あれでできたはずだ、という手法の引き出しが、頭の中にできることになる。
なんか、書いてあったなぁ、と思い出したら、それを読み返してからやればいい。たったこれだけのことだ。一度、そういう本を、通読しておくのとおかないのとでは、その後のスキルアップのスピードが圧倒的に違う。(私なんかも、エクセルはかなり得意な方と言われているが、いまだに、sumifとcountifの表記方法を、ヘルプを見て確認したり、subtotalの計算方法を確認したりしている)

逆に、良くないのは、初歩から、本に書いてある通りに試してみて勉強していきましょうという類いのもの。これは、時間がかかるわりには、実践力がつかない。資格でも取ろうというのであれば、この方法でも良いかもしれないが、時間がかかる。

ワードでも、エクセルでも同じだと思う。実践的な、何ができるんだ、ということを書いてある本を、1日かけて、読み通して欲しい。2、3時間もあれば、計算式の書き方は覚えなくても、何ができるかは通読できるはず。計算式の使い方を暗記しようとするから、いつまでたっても出来ない。使って覚えるのが本来のやり方。車の運転と一緒です。いくら、暗記したところでできません。パソコンソフトも同じ、どんなことができるか、頭の片隅にいれておき、使って覚えるしかないのですよ。

パソコンソフトの勉強は、語学の勉強とは違います。また、所謂資格試験の暗記とも違う。同じ座学だからといって、同じ勉強法が役立つとは限らない。いっぺん、3時間くらいかけて、本を読んでみたら?
なお、エクセルについてはこれがお薦めhttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4774121002です。
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