あの青い空のように

限りなく澄んだ青空は、憧れそのものです。

テレビを見て

2016-01-07 19:09:34 | 日記
先日、新聞のテレビ紹介の欄で取り上げられ、TBS系列で放送された「メイドインジャパン!」という番組を見ました。
日本で暮らす外国人が、日本製品をお土産にして故郷の両親を訪ねるという内容でした。
途中から見たのですが、感動的な場面がたくさんありました。

登場したお土産は、電動自転車、電動マッサージ椅子、温水洗浄便座でした。
それぞれが、故郷の両親を想い、日々の暮らしの中で役立つ物を考えた上で選んだ物でした。

ネパール人の男性は、坂道が多く、ガソリンも手に入りにくく買い出しに行くのも大変な故郷の状況を考え、電動自転車を選びました。
トルコ人の女性は、山でヤギを飼い放牧しながら育てている両親の苦労を考え、疲れた体をときほぐす電動マッサージ椅子を選びました。
ルーマニア人の女性は、寒さが厳しく 離れたところにあるトイレを思い出し、温かく快適な温水洗浄便座を選びました。

どの土産も、日本の技術を尽くした優れものの製品です。
それを実際に使いながら 心から喜び、笑顔を見せる両親や家族の姿が、感動的でした。
また、家族のために日本製の鍋や保温用具を使って、日本料理をつくってふるまう場面もありました。
温かい料理をおいしいと言いながら味わっている家族の笑顔が、輝いていました。

メイドインジャパンの製品や料理・文化が、異国の人々の笑顔や幸せをつくり出していることに、日本のよさを改めて再認識することができました。
同時に、日本のよさを実感しそれを形あるものを通して愛する家族に伝えてくれた 外国人の方々に、日本人として心から感謝したいと思いました。

使う人の側に立ってさまざまに創意工夫され、技術力の結集した日本製品。
親切で心温かい国民性。
平和で安心して暮らせる日本。
細やかな感性や心遣いに満ちた日本料理や文化。
世界の人を魅了するアニメ。

外国人の方が伝えてくれた日本のよさが、これからも失われることがなく 心から世界の人々に受け入れられ 認められる 日本でありたいと思いました。
それはまた、日本が今抱えている問題や課題を解決し・改善していく道にもつながっていくように思います。

世界の人が 笑顔になり 幸せになれる モノ・文化・人材・科学・医療や先端技術の発信基地に 日本がなれたら どんなに すばらしいことでしょう。







訃報を受け取って

2016-01-07 09:27:00 | 日記
賀状の返信として受け取ったのが、敬愛する方の訃報でした。
生前にお会いする機会を持てなかったことが悔やまれてなりません。
近いうちに 親しい友と一緒に非礼のお詫びとお別れに出かけたいと思っています。

若かりし頃に出会った大先輩でした。
よくご一緒に酒を飲みました。
豪快な笑いと共感の言葉を混じえて、理想の教育について熱く語る私たちを温かい眼差しで見守り支えてくださいました。
どう授業を進めていったらいいのか迷っている時には、その方法や具体的なアドバイスもたくさんいただきました。
結婚の際には仲人役もお願いし、快く引き受けていただきました。

公私ともに大変お世話になった 私の人生の師匠とも言える方でした。

改めて亡き師を偲び、心から哀悼の誠を捧げたいと思います。

天国でも、大好きな日本酒を飲みながら 私たちを見守ってくださっているような気がしてなりません。

窓から外を見ると 思い出を 重ねるように 雪が降り始めました。 
その一つ一つが 心の中に 温かく積もってゆくような気がします。
安らかな眠りでありますように! と祈ります。

完結した 居眠り磐音シリーズ

2016-01-05 12:37:55 | 日記
読み続けてきた 佐伯泰英作「居眠り磐音江戸双紙」が、51巻で完結しました。
第一巻は15年前に発刊されたそうですから、長いつき合いとなりました。

藩内の権力争いに巻き込まれ、志を共にした親友(婚約者の兄)を斬らざるを得なかった磐音。
その痛みを抱えながら藩を離れ、身を売ることになり去っていった婚約者の後を追います。
第1巻から波乱の展開で、この物語の世界に引き込まれてしまったことを思い出します。

過酷な運命と戦いを乗り越えながら、磐音は剣客としての真摯な生き方を貫いていきます。
悲しい別れ(剣の師匠でもあった、義理の父の死)もありましたが、その無念を見事晴らすような形で結末を迎えます。

また穏やかな人柄と果敢な行動力から、磐音の周りには確かな信頼で結ばれた厚い人間関係が築かれていきます。
藩の要職にある実の父を助け、藩を離れても磐音に信頼をよせる主君のために、今回は三度目となる藩の騒動を収める活躍もします。

かけがえのない二人の父を見送る場面もありました。
磐音の後継ぎとなる息子が、武者修行に旅立つ場面もありました。
かっての婚約者が、藩内での暮らしが許され、紅花栽培に打ち込み成功する場面もありました。
浪人時代に関わりのあった子どもが一人前のうなぎ職人となり、心をよせる相手と所帯を持つ波面もありました。

磐音の周りの登場人物たちも、年を重ね、成長し、それぞれの持ち場で努力し、活躍の場を見出していることに安心しながら、読み終
えることができました。

同時に、主人公:磐音のたどってきた人生を 再度読み直すことで 振り返りたい気持ちになりました。

15年間もの長きに渡って 楽しい物語の世界に誘ってくれた 作者の佐伯先生に心から感謝したいと思います。

ありがとうございました!

子ともたちとの再会

2016-01-03 20:03:37 | 日記
昨日、小学校1年の時に担任した子どもたちに招かれ、再会の機会を得ました。

子どもたちは、34才となり、それぞれ社会人としてさまざまな分野で活躍しているようです。
いろんな苦労はあるようですが、それを乗り越えながら、それぞれが年齢にふさわしい大人の顔になっていることに、
大きな感動を覚えました。
ここまで無事に生きてきて、元気な姿に再会できたことが何よりの喜びにもなりました。

一見すると、あまりにも時が経過しているので誰が誰なのか戸惑いがあったものの、ようく顔を見ているとかっての
面影や表情を思い出すことができました。
ただ、なかなか名前は思い出せず、そのことがとても残念で申し訳なくも感じました。
でも、そんなことを気にせず、笑顔で自分の近況を語ってくれる子ども(大人)たちでした。

母や父となり、我が子のことを語る温かい眼差し。
職場の中での悩みや奮闘ぶり。
時が経っても変わることのない夢を語るまっすぐで熱い想い。

未来は、君たちが主役となって活躍するステージを用意してくれているはず。
今の気持ちや志をこれからも大切にしながら、幸せな人生を歩んでほしい。
そんな思いでいっぱいになりました。

会の終わりに挨拶を求められ、思わず「たんぽぽ」の歌を口ずさんでしまいました。
担任時代に ギターに合わせて子どもたちと歌っていた時のことを思い出したからです。

    たんぽぽ
           門倉 詇 作詞
           堀越 浄 作曲
           滝本春夫 編曲

  雪の下の 故郷の夜
  冷たい風と土の中で
  青い空を夢に見ながら
  野原に咲いた花だから

    ※どんな花より たんぽぽの
     花をあなたにおくりましょう
     どんな花より たんぽぽの
     花をあなたにおくりましょう  

  高い工場の壁の下で
  どれだけ春をまつのでしょう
  数えた指をやさしく開き
  空き地に咲いた花だから

    ※繰り返し

  ガラスの部屋のバラの花より
  嵐の空を見つめ続ける
  あなたの胸の想いのように
  心に咲いた花だから

    ※繰り返し

最後に、リクエストがあり 改めて歌ったのですが 途中で歌詞を忘れてしまいました。
でも、覚えている子どもたちが歌い続けてくれたので 何とか1番を歌い通すことができました。
恥ずかしくもあり、うれしくもある 心に残る出来事になりました。

「たんぽぽ」の歌は、これまで担任した子どもたちとよく歌った愛唱歌でもありました。
夢のある心を大切に たくましく 力強く 未来に向かって飛び立ってほしい
そんな願いを込めて 子どもたちと歌った日々を懐かしく思い出します。 

子どもたちの前途が 希望に満ちた 幸せな日々であってほしい

幸多い未来が訪れることを 心から祈りたいと思います。






新年を迎えて

2016-01-01 01:06:11 | 日記
明けまして おめでとうございます!
今年も よろしかったら ブログへのお付き合いを よろしくお願いします。

風もなく ヒラヒラと雪の舞う 穏やかな正月を迎えました。
今年一年が 誰にとりましても 心安らかな 幸多い年であってほしいものです。


     「つもった雪」
                金子みすず
   上の雪
   さむかろな
   つめたい月がさしていて

   下の雪
   重かろな
   何百人ものせていて

   中の雪
   さみしかろな
   空も地面も見えないで

以前にも取り上げた詩でしたが、改めて書きだしてみました。

目に見えるつもった雪の姿から 見えない雪の思いを受け止める感性。
さむかろな 重かろな さみしかろな
命あるものに語りかけるような言葉が 温かく心に響きます。

どこの場所にあっても 長い人生のどこかで 人は誰でも 寒さや重さ、さみしさを
抱え込む時があるのだと思います。

つめたい月の向こうに、暖かい太陽の光を見いだせず
人と関わる中で背負うことになった荷物が重く肩に食い込み
空も地面も見えない世界の中で 一人ぼっちのさみしさをかみしめることが
あるのかもしれません。

それでも
上の雪がつめたい月の光を受け止め
下の雪が 何百人もの重さを支え
中の雪が さみしさに耐えていることで
つもった雪は 雪として在り続けていけるのだと思います。

そして 春の訪れとともに
寒さも 重さも さみしさも
つもった雪も ゆっくりと 溶けて流れていくのでしょう。

新しい年が、そんな春に向かう希望に満ちた日々でありますようにと 心から願います。