あの青い空のように

限りなく澄んだ青空は、憧れそのものです。

命 その尊さと重さ

2016-01-18 09:16:41 | 日記
阪神大震災から21年の時が流れたのですね。
亡くなった方は、6434人。
かけがえのない命を失った悲しみは、いつまでも消えることはないのだと思います。

今日の新聞の一面には、追悼式で 親友を亡くした悲しみを語る 藤井あやかさんが取り上げられていました。
藤井さんは、震災で亡くなった 小学校6年の時の親友:寺田美佐乃さんのことを語りました。

夕暮れの公園でブランコに座り、将来の夢を語り合ったこと。
その時のきれいな夕日と横顔を今でも鮮やかに思い出すこと。

寺田さんがどんな子で、どんな夢を持ち、どんな最期を迎えたか、生きた軌跡を残すことが私にできること。
そんな思いを込めて、追悼の言葉を語ったそうです。

新聞の見出しには 大きく「命の軌跡 残したい」と書かれていました。

共に生きた時間や出来事、寺田さんの心の内にあった夢や思い、その確かな命の軌跡を 多くの人に知ってほしい。
藤井さんの願いが 深く 痛いように 伝わってくるような気がします。

命が失われても その命が描いた軌跡や共に生きて刻んだ時間は、決して消えるものではないのですから。

先日起きた スキーツアバスの転落事故では、多くの若者の命が失われました。
家族や友人の皆さんは、深い悲しみを抱えておられることと思います。
前途ある若者が夢を果たせないまま死を迎えたことに、無念の思いをかみしめておられることと思います。
亡くなった命が 描こうとした未来の軌跡を 二度と見ることはできないのですから。

改めて かけがえのない命の尊さ、命が生きて描く軌跡の重さを痛感します。

亡くなった方々のご冥福を心からお祈りいたします。
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