短編 先月の続編
続 羅什
3 偽物
二人は居酒屋で焼酎をボトル頼んだ。牧田は3杯を続けてストレートで飲んだ。つまみは肉ジャガ、焼き鳥10本を注文していた。
牧田 山形さん、飲んでください。
牧田はもう酔ったようであった。牧田は一杯も飲まずであった。
のち、会社は、新社長がきまり、外された山形は会社を退職したという。しかし、1年後は、会社は銀行の支援がが受けられず倒産してしまったのだった。
牧田は、山形が言った羅什に興味を抱き中国へ旅も考え、羅什の勉強をしたのだった。牧田は親友の哲学者に吉美に会いに行った。
牧田 吉美君、羅什だけが法華を正しく理解したのは。
吉美 その通りだ、当時、僧侶は多数いたが、理解できなかった。そして、誤って解釈された法華経の漢語は売られた。高く売られたのもある。
牧田 山形さんが退職した意味が分かった。偽物をつかまされれば国は亡ぶ。ニセ金がつかまされれば家は亡ぶごとしだ。
吉美 本物と偽物は天地の差がある。ダイヤ、金だって同じ。それ以上価値がある法華経は、なおさらだよ。
終了