平和の歌・核兵器絶滅へと戦った英雄の歌

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   どんぐりの子  5話 横取り

2012年06月27日 | Weblog
 どんぐりの子

店長 どんぐりお疲れ様、先月のアルバイト料だ。
どんぐり ありがとうございます。

どんぐりはアルバイトで新聞配達をしている。今日はその給料日であった。しかし、どんぐりの母が病気でアルバイト料を母に渡そうと店を出た。
 あーー。かどに待ち伏せだ。いじめの子が、どんぐりのお金を狙って待ち伏せしていた。

栗田 おい、どんぐり、お金持っているな。ひひひー。
弟分 出せ、出せ、出せ、だせ
どんぐり 母が病気で働けないのです。母に渡すお金です。
栗田 世の中は情けはないのだ。出せ。おい、弟分、後ろから動けないようにしろ。
弟分 どんぐり、締め付けるぞ。えい。

 あ、ひどい、悪の二人がどんぐりを動けないように締め付けた。アルバイト料は母がどんぐりの母が病気で不自由な生活を解放させるためのお金である。 ひどいものだ。
 
 仙人さん、世の中どうなっている。教育がいけないのでは。教育さえしっかりしてれば、いじめ問題は起きないのでは。

 仙人 無理だ、これは、どんぐりの宿業だよ、逃れらない運命なんだよ。どんぐりが過去の悪業が出ているんだ。その昔、不軽は、石を投げられたり、悪漢から悪口などさんざんに迫害された。しかし、彼は、うらみもせず、反対に礼拝した。

 しかし、どんぐりは、まだ子供ですよ。子供が悪業なんて。
仙人 過去の業だよ。不軽だってそうだ、すなをで、菩薩の行いをしてきたのに。迫害されている。 
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 参考 不軽菩薩   礼拝修行者。石を投げられたり、悪口、棒で追い回されたりの迫害を受けるが、それらに対して、礼拝したという。有名な菩薩である。