
蓮はまだ咲いていなくて、少し後に出直そうと思いながら、まだ通ったことのない道を明日香へという標識に従って、これ幸と明日香村を通って帰ることにしました。

建物の配置や佇まいが、なんとなく懐かしい感じがします。
これは後で分かったのですが、旧飛鳥小学校の校舎を利用して、展示室にしてありました。
主な展示内容は明日香村内から出土した遺物、キトラ古墳石室模型の展示などがありました。
古墳や、寺院跡から発掘された古代から、平安時代ごろまでの、埋蔵品の数々を見ながら、村でこのように保存していることに、明日香の貴重な歴史や、その時代の人々の暮らしについて、思いを馳せることができます。
埋蔵文化財についての詳細は、展示資料の解説が記載されていますので、興味のある方はご覧ください。



又展示室の裏窓から庭を見ますと、小学校だった当時のプール跡が、そのまま廃れたような感じで目に入りました。
展示物の建物としてたいそうな建築物を造るのでなく、旧校舎をこのような展示場にしていることに心打たれました。

ここで学んだ当時の子供たちも、きっとこの木と花の香りを忘れないのではないかと、温かい気持ちになりました。