談山神社拝殿から西側に目を移すと、簾を通して青葉かえでの色が、涼やかで鬱陶しい梅雨の気分をすっきりさせてくれます。
この回廊から見下ろす紅葉の頃の眺望が大好きで、いつまでもここに居たく思うのですが、それに劣らず今のロケーションも、しっくりと落ち着いた感じでいいものです。
だからやっぱりここで長いこと時間を費やしてしまいました。
回廊に出る前に先ず拝殿から、本殿に参拝を済ませました。
御祭神は、藤原鎌足公です。
回廊西側の吊灯籠です。
吊灯籠も美しいのですが、ここからの眺望も格別見応えがあります。
この時期にお参りできたことは、単なる気まぐれでなく、多武峰の自然の気に招かれたように思います。
帰りの話題一つです。
神社敷地をはさんで、土産物屋や軽食の店が軒を連ねていますが、その前にずらりと石灯籠が並んでいますのでこの通りのことを灯籠ヶ辻と呼ばれています。
談山神社入口近くに、ひときわ大きい石燈籠があります。
後醍醐天皇寄進の燈籠で、元徳3年(1331)の刻銘があり、重要文化財です。