「この国のかたち」的こころ

敬愛する司馬遼太郎さんと小沢昭一さんに少しでも近づきたくて、書きなぐってます。

何か憑かれてないか 静岡大学 向集団埋没傾向に関する考察

2005年03月11日 23時59分59秒 | 妄想
静岡・店員2人強殺:容疑者逮捕 目立たぬ静大生が… /静岡

 ◇「申し上げられない」 県警、黙秘のまま証拠積み
 アニメ好きの目立たない若者がなぜ――。静岡市の健康用品販売店で従業員2人が殺された事件で、県警は10日、同市内に住む静岡大生、高橋義政容疑者(24)を強盗殺人容疑で逮捕した。高橋容疑者はこれまで事件への関与を否定し、事件と直接結びつける証拠は見つかっていないが、県警は自転車のタイヤ跡などの状況証拠を積み上げ逮捕に踏み切った。ほとんど面識のない女性従業員を2人も殺害する恨みとは一体何だったのか。県警の捜査に事件の全容解明に向けた期待がかかる。【古関俊樹、吉崎孝一、賀川智子】
 重要事件での容疑者逮捕という大きな節目にもかかわらず、10日午後7時過ぎから静岡市の県警本部であった会見では幹部の顔に笑みはなく、今後も厳しい捜査が続くことをうかがわせた。森下克弘刑事部長が淡々と高橋容疑者の逮捕容疑を読み上げた後、動機や逮捕の根拠などについて報道陣から質問が相次いだ。しかし、森下刑事部長は「現時点では申し上げられない」と繰り返し「容疑者が黙秘しており、非常に厳しい事件だ」と語り、会見はわずか15分で終了した。
 県警は今回の事件で、被害者2人がいずれものど元付近をナイフでひと刺しされて失血死している点に注目。当初は複数の犯罪グループによる犯行も念頭に捜査を始めた。しかし、事件現場を丹念に調べる中で、被害者の財布がそのまま残っていたり、同じ建物内にあるクリニックでも物色が不自然な点があるため、健康用品販売店やクリニックに恨みがある者が起こした事件も視野に入れた捜査に変更。その中でクリニックとトラブルがあった高橋容疑者が浮上した。
 高橋容疑者は1月29日正午ごろ、捜査本部に任意同行を求められた。静岡南署であった取り調べは長時間に及び、30日午前0時20分ごろ、高橋容疑者は力ずくで外に出ようとして暴れ、公務執行妨害や傷害などの容疑で逮捕された。
 高橋容疑者は公務執行妨害の容疑での逮捕後は「事件前日の27日にはクリニックに行ったが、当日は行っていない」と事件への関与を一貫して否定。その後は調べに対して黙秘を貫いており、強盗殺人容疑での再逮捕を告げられても黙秘したままだったという。
 今回の事件で、県警が注目しているのはクリニック付近に残っていた自転車のタイヤ跡。前輪と後輪の大きさが異なる特殊なタイプのもので、高橋容疑者の自宅アパートから押収した自転車のタイヤと一致した。
 一方、容疑者逮捕に被害者の関係者は一様に複雑な表情をみせた。井本さんと旅行に行くなど親しかった近所の主婦(67)は「逮捕されても井本さんは戻ってこない。大事な人を失ってしまった。高橋容疑者は井本さんにどんな恨みがあったのか。まったく関係のない人を殺すとしたらひどいことだ」とうつむくように語った。
 ◇面倒見よいが頑固--高橋容疑者
 高橋容疑者は静岡大ではアニメ同好会に所属し、アニメを描く技術の高さで知られた存在だった。後輩を自宅のアパートに招いて、絵を描いて見せたりすることもあり、後輩の面倒見もよかった。しかし、一方で自分が正しいと信じたことは絶対曲げない一面もあり、周囲と衝突することもあったという。
 高橋容疑者を知る関係者によると、所属する同好会が大学祭で上演する映画を製作する際、方針をめぐって先輩と対立。自分の意思を貫いた結果、25人いた部員のほとんどが辞めてしまったが、悪びれた様子はなかったという。
 高橋容疑者に変化が表れたのは昨年夏ごろだった。「身辺整理をしたい」と突然言いだし、大切にしていたマンガやテレビゲームソフトを後輩に配った。後輩は、事件2日前の1月26日に高橋容疑者と会った。ふらりと自宅を訪れ「今日で辞めるから」とアニメ同好会の退部届を書いたという。
 高橋容疑者の自宅は、大学から歩いて数分の住宅地にある古い木造アパート。近所の男性(23)は「部屋に人の出入りはあったが、騒いだりすることはなく、目立たない感じの人だった」と話した。
 ◆強殺容疑での逮捕までの流れ
1月29日 2人の遺体が見つかり、県警が捜査開始
  30日 高橋容疑者が任意の事情聴取中に暴れ、公務執行妨害などの容疑で逮捕
2月 4日 「長時間取り調べによる逮捕は違法」と弁護士が人権侵害救済を申し立て
  14日 拘置理由開示の公判で、高橋容疑者が強盗殺人事件への関与を否認
  18日 県警が事件現場に小型ナイフを携帯したとして高橋容疑者を銃刀法違反容疑で再逮捕
  22日 高橋容疑者が弁護士を解任
3月10日 高橋容疑者を強盗殺人容疑で再逮捕

3月11日朝刊
(毎日新聞) - 3月11日16時51分更新


 警察がはっきりしないね~。

 物的証拠に乏しいところが弱点か。

 現在容疑者にされているのは静大の夜間部の学生だね。

 静大は昨年台風が近づいているときに海岸でバーベキューしてて波に浚われたことが記憶に新しい。

 なんか良くないことが続くね。

 …と、こういう見方を世間はするんだろうね。

 ついでに言うと当の静大では昼間部の学生達が「あれは夜間部の奴がしたことだから」とか言っているんだろうか。


 日本人は緊急事態に弱い。

 とりあえずかわそうとする。

 自分の身の安全が確保できた次点で思考を始めようとする。

 その「とりあえず」が問題なわけで、時に不快感を催す場合や、国際的に評価されない事例もある。

 もちろん逆の例もあるわけで、阪神大震災における神戸の人たちの地域コミュニティの協力の仕方は世界的な驚きを持って評価された。


 日本人はある一定水準「普通」というものに追いつこうと努力を惜しまない部分を共通して持ち合わせている。

目的は「普通」という集団に埋没して目立たなくすること。

 そしてその普通に追いつくと今度は「普通」のちょっと上を目指そうとする。しかし表面上は「普通」を装いながら…。



 最近自分のブログが嫌みっぽくなってるような気がする…。


 僕たちはもう個人の時代に入っている。

 集団や帰属する組織で判断をする時代ではなくなってきている。

 ライブドアなのではない、ホリエモンのしてることなのだ。

 そうでしょ堀江社長。

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