超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

資本論のキホン

2022-08-03 05:09:42 | 無題
あらすじ資本論読む。
 資本主義社会では、労働者は自分のものであるはずの労働からも、生産物からも「疎外」されている。
 労働力は労働者の商品であり、労働力と引き換えに賃金を受け取る。
けれども、この取引は対等ではない。雇い手は労働力の対価を正当に支払わず、働いた成果より少ない賃金を支払う。
そこで、この不払い分が、「剰余価値」となり、雇い手に蓄積される。労働者はこのように、「搾取」されている。
 雇い手に集まる資本は、さらに投資、運用されることで増殖して行く。「資本とは増えるお金」である。
資本主義経済によって商品は市場に出回るが、労働者の受け取る賃金では、十分な商品を買えない。
 雇い手同士も、より強い資本を持つ者によって、淘汰されてゆく。
こうして不況・不景気で経済は上手く回らなくなり、無産階級が数の上で増大し、無産階級は自らの不当な扱われ方に目覚め、連帯と抵抗によって、生産手段(土地、工場、機械など)と生産物を奪還する。
 これが「革命」である。
社会は労働の富を分配する、社会主義へ、生産手段の公共化による共産主義へ移行する目算となる。

働けど楽にならざるわが暮らしやがて歴史が転覆を果たす

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