ヴィトゲンシュタインの「ラスト・ライティングス」が来る。
痛みは会話で伝わるか、「子どもは正直だ」は本当か、
「この絵はいまウサギにみえる」と感じるアスペクトの
ひらめきとは何か、犬は痛い振りができない、
など、「探究」でも検討された問題群をめぐって
行きつ戻りつしている。
定価の2倍以上だったが、読みたいので買った。
多くの本は集めたが、学びの実が結ぶのは
かなり先になりそうだ。
フロイト派はとらないとした彼であるが、
日常的な、ことばの規則の検討、ことばの内実と心理、
他人との交流なしに私的言語を書きつける
意味はあるか、こうしたことが晩年の
彼の頭を占めていた。禅問答とか言う人もいるが、
もっと生活様式として、語の使用の現場で、
文章が意味のやり取りとして成り立つか、という
見方からの、現実的な問いかけの実践だったように思う。
彼はナンセンスの妙を解するのは、不得手のようにも思う。
その意味はピタリと人に伝わるか考え抜いた誠実な人
痛みは会話で伝わるか、「子どもは正直だ」は本当か、
「この絵はいまウサギにみえる」と感じるアスペクトの
ひらめきとは何か、犬は痛い振りができない、
など、「探究」でも検討された問題群をめぐって
行きつ戻りつしている。
定価の2倍以上だったが、読みたいので買った。
多くの本は集めたが、学びの実が結ぶのは
かなり先になりそうだ。
フロイト派はとらないとした彼であるが、
日常的な、ことばの規則の検討、ことばの内実と心理、
他人との交流なしに私的言語を書きつける
意味はあるか、こうしたことが晩年の
彼の頭を占めていた。禅問答とか言う人もいるが、
もっと生活様式として、語の使用の現場で、
文章が意味のやり取りとして成り立つか、という
見方からの、現実的な問いかけの実践だったように思う。
彼はナンセンスの妙を解するのは、不得手のようにも思う。
その意味はピタリと人に伝わるか考え抜いた誠実な人
考えていたのですか。
へぇ〜っと思わされました。
西洋文化圏の人ですけど、良い言霊使いになれそうな
お人だなぁ、と思いました。
正しい答えを得るには、
正しく問わないといけないと思います。
曖昧に問題をとらえて曖昧に問うと、
的外れな答えしか得られないように思います。
ウィトゲンシュタインを動かしたのは
そうした情熱だったのかもしれないですね。
正しく世界に問いたい。
そして正しく世界の問題への答えを得たい。
まあ、ただの想像ですけど😅
でも、間違いなく誠実な人ですね。
勉強になりました😊
コメントありがとうございます。
まさにウィトゲンシュタインは、
誠実な人です。
飛び抜けたきまじめさゆえに、人が
考えてもみなかったような、
問いの地平に立つことがよくあります。
そういうときに、じぶんは心打たれます。
超人日記