年々体力が不足して、とくに暑い時期の活動はセーブしないと「二兎を追うものは一兎をも得ず」になってしまう。
それで2017年は高野山大学のスクーリングを優先させて法隆寺夏期大学はパスしたのですが、今年は法隆寺を2日間だけ参加し、続けて高野山へ行くようにしてみました。
静岡に比べるとたしかに5度気温が高いです。
新幹線で京都駅に着いて乗り換えるときにまず38度の暑さを体感しました。
そのまま奈良駅へ到着したときも暑さが変わらず、例年のように宇治などで道草をくったり、天理のたなかや(雅楽)で買い物をしたり、興福寺のあたりまで散歩したり、は一切なし。
26日は朝7時2分奈良駅発のJRで法隆寺駅へ向かい、そこから20分ほど歩いて法隆寺証得会館前の土塀のところで行列します。
なんで並ぶかというと、会場全体は600人以上が入れるようになっていますが、机があるのは前から5列くらいで、あとは椅子だけなのです。
やはり机があるほうがなにかと便利なので。
初日の目玉はドレンジャー訓練です。
金堂と五重塔に一斉に放水されて暑気をふっ飛ばしてくれる・・・はずが、なんだか今年は水量が少ないのか、いつもだったら五重塔の手前にいる私のほうに水しぶきがかかってくるのに、全然来なかった。
このあとお坊さんの案内で班に分かれて見学を開始しますが、慣れた人は各自でてんでに見たいところを回ります。
西円堂のあたりを好んでいる人も多いのですが、炎天下西も東も全部行くのは無理。
私は聖霊院の内陣、絵殿舎利殿、夢殿の救世観音、平成の玉虫厨子などをチェック。
暑いと内部の仏様たちもかすんで見えるようで、どれも記憶が薄い。
やはり暑いときには避けるべきかと思いました。
写真では人数が少ないように見えますが、参加者は640名。
このあと続々参集しています。
午後3時ごろ、中宮寺(ここも入場券がもらえる)にも立ち寄り、そこから朝と違って太陽が照りつける中、法隆寺駅に向かって必死に歩く。
午後4時ホテルに入って体を冷やす。
こんなに暑いことはいまだかつてありませんでした。
「第2日」
2時間目の、京都天龍寺管主のお話はすごく楽しかった。さすがに講話の専門家だけはある。