春夏秋冬

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花見山の春上映会

2014年03月16日 | 日記

ユーコープ袋井田町店において、福島のドキュメンタリー映画(花見山の春)上映会に参加してきました。

映画そのものは映画というよりドキュメンタリーのようなジャンルのもので、テレビでは放送していない現地の生の様子が少し体感できると思いました。

もしこれが本当の映画であったなら、地震、津波、原発と3つ揃って目を覆うような作品でありましたでしょう。

将来的にそういうものが製作されるのか、倫理上の社会的な問題があってあえて触れられることはないのか。

生々しいことではあっても未来の子どもたちへの教訓として、残したほうがいいのではないかという気がします。

この上映会には福島から避難されている方が10名ほど見えていて、体験談を話してくださいました。

聞いた話はすべて記憶することができないタイプですが、中でも印象的だったのは、

☆地震が起きたとき、数人で広間にしゃがんでかたまっていると、壁際の自動販売機(ボルトで4箇所固定してあるもの)が、ロボットのようにゆさゆさと動いて迫ってきた・・・

というようなことを身振り手振りで語っている方がいました。

経験者でなくてはわからない話ですよねえ。

今回、注目の人物は写真前列のおじいちゃん(94歳)と右側のおばあちゃん(90歳)の福島から避難されている方々。 杖をつきながらも自力で歩いているのはすごいです。 今日は昨年11月に参加した福島での土壌スクリーニングでの参加者と再会できた記念すべき1日となりました。

 夫が「肩腱板断裂」で入院手術したところだったので、参加を見送ろうかどうしようかちょっと迷ったのですが、行ってよかったです。

カツカワさんには大変お気遣いをいただいて感謝しています。

自力で袋井駅から歩いて会場に行こうと思っていたのに、電話をしてくださって、掛川駅からお付き合いくださいました。 スギタさんご夫妻とも連絡を取っていただいて、4人でいっしょにランチすることもできましたし。

やはり若い方の行動力は素晴らしい。

言動もひとつひとつ相手の立場にたってよく気配りされているし、日ごろ自由勝手な生活をしている私は「一から出直し!」という感じです。

3人が同じ週に参加して4泊5日を共にできたというのは幸運としか思えません。 もっとたくさん参加者があったと想像していたのですが、現実にはスギタさんの奥様のほか、生協関係者の女性が1名、全部で5人だけでした。

この生協関係者の女性(名前も知りません)は、私が袋井駅で電車を待っているときにあとからホームへ来て、お互いに声は掛け合わず、遠州の空っ風が強かったので階段のあたりで風よけしていたのですが、彼女は空腹だったのか生協の会場でいただいたお菓子の袋からおせんべいを取り出して、バリバリと食べ始めたのです。

このあたりの神経は到底理解できるものではありません。

 福島でいっしょのチームにならなくてよかったです。

スギタさんのスピーチは自分の言葉で語られていてとてもよかったですよ。

 もう一人の彼女のほうは福島の講義のコピペなんで、そろそろ疲れ始めた視聴者には有難くない時間だったと思います。

 どんなときでも自分自身の感じたことを表現するのが大切なのであって、見てきた講義の内容を複写するのはいかがなものかと思うのであります。

うちの旦那様は福島の風評被害をまともに信じているのですが、黙ってリンゴを切ってテーブルの上に出したら、おいしいなあ、と言いました。

そうです、わざわざいわずもがな。

本日は久々におおぜいの人々と出会い、あっという間に過ごせました。

カツカワさん、帰りも袋井駅まで送ってくださって有難うございました。

これからも現役第一線でご活躍を期待しています。

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