春夏秋冬

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私の趣味のこと

2014年03月26日 | 日記

私にとって「趣味」とは如何に暇を有意義につぶすかという目的のために選択しているものです。

「琴棋書画」

琴→音楽

ピアノはいざというときのお役立ちとして時々触っています。

視力が落ちてきたときのために、暗闇でも弾けそうな優雅な曲をただいま練習中。

イングリッシュペイシェントの中でヒロインが洞窟の中で息絶えるときのバックミュージックにはこちらのほうが「コンヴェント・ディ・サンタナ 」より適していると思います。

曲名は私が人前で弾けるようになるまで秘密。

だから永遠に秘密かもしれない。

ピアノは持ち運びできないし、誰かと一緒に楽しむという性質のものではないので、現在は雅楽を勉強しています。

一昨年の9月から静岡浅間神社の講座(浅間塾)に雅楽があるのを知って月に3回ほど通うようになりました。

1年間は龍笛でがんばってみたのですが、龍笛は横笛なので、いずれ年を取ったら(今でも十分に年ですが)あの笛さえ持ち上げているのが厳しい時がくるでしょう。

それで、三管の中で篳篥に転向することにしました。

篳篥は楽器が小さく、縦に持つので腕が疲れるということはありません。

音を出すのに思いっきりふくれっつらになるのが欠点ですが、それは仕方がないとして。

蘆舌のご機嫌次第で音が出たり出なかったり。

篳篥には初心者が3人いて、ちょうど足並みが揃っているので先生(権禰宜さん)がじつによく面倒をみてくれるのが有難いのです。

もともと雅楽は癒し系だから、その中にいると心が休まります。

「棋」すなわち「囲碁」

こちらはそのものずばり囲碁を、学生時代からやっています。

実戦は少なくて実力はたぶん4,5級ではないかと思いますが、日本棋院のペーパーテストで初段に合格して、正式な額縁入りの免状があります。

ふだんは月に2回、公民館で囲碁クラブを運営するボランティアを友人とやっています。

日本棋院清水支部主催の大会があるときはいつも試合の記録表とお弁当の配給を手伝っています。

これだけが私のボランティア経験です。

私の親しい対局相手は一昨年あっけなくこの世を去り、それ以来誰とも実戦していません。

88歳でした。

「書画」

書道は1年間のみ浅間塾でお稽古していただきました。

それはもう熱心な先生でしたから、今でも内容をはっきり覚えています。

ふつうの書道教室とは明らかに異色でした。

とてもためになりました。

惜しむらく、1年間と限定されていて私個人は期間満了、残念です。

この4月からはボールペン習字も加わるようなので、また入門させてもらえるといいのに。

ほんとに学びたいのは「かな書道」ですが、さすがにわざわざどこかへ入門するには若さが足りません。

画=絵は琴棋書画のうちもっとも苦手な分野です。

学生(教育学部)のとき、主専攻は音楽、副専攻は美術でした。

どちらも実技科目だから、単位が半分しか取れないんですよ。

それで卒業間際にはどうしても美術のほうの単位が不足して免状が取れませんでした。

そういうのがトラウマになって苦手意識があるのかもしれない。

でも、クラフト(手芸)は大好きですよ。

さんざんあれもこれも手を出して、今はタティングレースがよろしいかと。

道具が嵩張らない、少し暗がりでも作業ができる、という点が気に入っています。

旅先でも診察の待ち時間でも手を動かすことができます。

注目度は抜群で、必ずと言っていいほど、「それなんですか」と声をかけられます。

これに比べるとビーズは目が疲れるし、編み物は棒が長くて邪魔だし、裁縫は散らかるしね。

其の他の趣味は読書です。

まったく荒唐無稽な作り話には興味がありません。

源氏物語、枕草子、折りたく柴の記、といった古典文学。

紅楼夢。

太陽の王ラムセス。

日本書紀~続日本後記までの六国史。

時代背景が目に浮かぶようなものをゆったりと繰り返し読むのが好きなので、図書館で借りるようなことはしません。

最近読んだ本では、安倍龍太郎の「等伯」などよかったです。

この作者の「信長燃ゆ」もいいですよ。

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これからますます年齢を重ねていったとき、それでも何かに取り組んでいたい。

そのためには無理のないものを選んで少しずつレベルアップしていきたい。

まあそういう気持ちだけは持っているということですが。

 

 

 

 きのう1日で作ったビーズ刺繍の通帳入れ。

今朝ふだん経験したことがない痛みが肩甲骨の下あたりにあって、いよいよトシかと思ったら、どうやらこの刺繍が原因だったみたいです。

刺繍とは相性が悪いようで、先日はフランス刺繍をやったせいか、翌日鏡で見たら右目が出血したように赤くなっていました。

きりのよいところまで夢中になってしまうからいけないんですね。

 

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