望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

ウラ写真・本番前(その・1)

2015-02-17 23:09:19 | 舞台・ウラ話

かなり間が空いた感がありますが、
去年12月の公演のウラ写真、
もうちょっと、お付き合い下さい 


こちらの劇団さんは、集合が本番の4時間前くらい。

2時間前が普通だから、倍ですね。

で、何をやるかというと、

ストレッチ、筋トレ、

そして、台本の早読み。
これは、台本をフルスピードで読んでいく、
というもの。


中でも、
ストレッチと筋トレ(体幹トレーニング)は、

体育会系レベルで 


スタートは、ま、ラジオ体操風。



なんだけど、

どんどんきつくなって、

若い男の子でも、
だんだんバランスを失って、

・・・かなり悲惨な姿に。


かと思えば、

狭い舞台上では、
全員分のスペースがとれず、

こんなところでも。


これ、上手⇔下手の通路で、右側が舞台です。

表から見たら、このあたりでやってます(笑)



というのも、彼は入居者のお爺ちゃん役で、
この扉の部屋の住人、なんですね。

といっても、ウラは何もないんだけど 

でも不思議と、
「自分の部屋あたり」にいたりします。

出の前にスタンバっていることが多いから、
他の時間でも、見慣れてて安心するのかも。

こんなハードな体育の時間(笑)が終わると、
いよいよ本番へ向けて、
各自用意をスタートさせます。






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親の顔が見たい

2015-02-16 23:43:43 | 暮らし・花・趣味

今日になって、
夫が新たなチョコをもらってきた。

いかにも高級そうなチョコ。


開けてみると、うわぁ~~。

7色の色違いのチョコスティックが 

「〇〇が来たら、
 絶対に全部かじられるな」

と、話題がチョコ好きの娘の話になり、

「あいつは本当に、
 全部かじっていくんだよな~」

と話が続いていた間に、






ごめん! 私が全部かじった 



だって、これ、味見せずにいられる人の方が、
ずっとおかしいと、私は思うよ 






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オンガクノチカラ

2015-02-15 16:04:46 | 暮らし・花・趣味

今日は稽古前に、
とある市民合唱団のコンサートへ。

ここは、
2年前の朗読劇のとき、

作曲と演奏をしてくださった、
指揮者、作曲家の一色知希さんが指導する合唱団。


久しぶりに聴いた生の音楽・・・。

不思議なんだけど、


<あ、私、疲れてたんだ>


・・・と、気がついた。

ながら聴きが苦手なため、
忙しくなると、まず最初に、
音楽が離れていく。

なくても何てこともない、
そう思っていたのに、
うわっ、と思った。

音楽に包まれる心地よさって、
やっぱりあるんだ。


なんか、ちょっとホ~~っとして、

さっ、これから稽古だぜ!




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おかんメールを彷彿とさせる、音声入力、第二弾

2015-02-15 11:36:15 | 演劇・舞台・小劇場

これまでにも、
イロイロとやらかしてくれた音声入力。

思わず吹き出したものを、もう少しご紹介。


「飛び跳ねる12時半心に」

 ⇒あとで読んだ時、何を書いたんだろうと、かなり悩んだ。

 正「飛び跳ねると右半身に」

  ここの問題は「と右」という途中の言葉で、

  「と」を「とう(10)」、
  「右」を「2時」と聞いたらしい。

   で、「とう」と「2時」を合わせて・・・「12時」と出す

   ・・・って、んなもん、出すか??


「一生等の用意よ」
 

 ⇒いや、そんな大層な用意はしないけど。

 正「衣装の用意を」


「。こと」

 ⇒あまりの斬新さに感激!

  
 正「丸ごと」


「そうとは言わないテレ朝」

  
 ⇒なんかおかしい

 正「そうとは言わないけれど」


「毛根」

 ⇒モウコン、ではなく、

 正「ゲネ」・・・をこう出す無茶ぶり


「情炎時間」

 ⇒何考えてるんだ?

 正「上演時間」



ほかにもけっこうあるんですが、

今日は時間がないので、これにて!





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ウラ写真・スタジオの日々

2015-02-14 23:11:18 | 舞台・ウラ話

文章ばっかりが続いたので
これからは写真中心にいってみたいと思います。

毎度おなじみ、
何となく響きが誤解を受けやすい(笑)
<ウラ写真>でゴザイマス!


「劇」小劇場に小屋入りする前の1週間。

スタジオに本番と同じセットを組んで、
朝から晩までの稽古が続きました。

そのときのウラ写真です。


 上手ソデから舞台をのぞく

朝、稽古スタート前に、セットのテーブルで台本のチェック?
これからまた、夜までの稽古が始まります。



 下手そでから舞台をのぞく

稽古中。
ソデからそっと稽古を眺める丹羽和沙ちゃん。



 裏の通路で

待機中。
スタジオは楽屋がないので、小道具も人間も、
このあたりにタムロするしかないのです。

ちなみに、これは舞台の真後ろ。
左側が舞台のスペースになります。



 これも仕事!

いくら小道具をごっそり借りたといっても、
やはり足りないものはかなりあるワケで、
それを探したり、作ったり。

何が無くて、何を作っていて、などなど、
ここで全員がわかるようにしていきます。
小道具担当のかずさちゃん、頑張ってくれました。

ちなみに、横の数字はチケットの売り上げ状況。
毎日、制作担当のはつきちゃんが貼り替えてくれました。



 ここから見えたんだ

スタジオの大きな窓からスカイツリーを発見したのは、
なんと最終日。
こんなによく見えたのに、
まったく気づかなかったって、ねぇ



 引越し準備完了

1週間、ほとんど暮らしているように過ごしたスタジオも、
今日で終わり、いよいよ下北沢に移動です。
セットをバラし、小道具をバラし、
壊れないように気をつけて、トラックに積み込みます。







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音声入力

2015-02-14 12:15:36 | つぶやき

長いものを打つ時には、
やっぱり便利で、

今も愛用している音声入力機能。


なかなか優秀なヤツなんだけど、

たまに、やってくれますね。



今日も文章の途中で、

何度か「当て書き」と入力したら、

  宛ガキ、

   あてが来、

    当て柿、

と出してきた。


どーでもいいけど、

なぜ、いちいち違うパターンで出すんだっ!





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ウラ話・認知症老人を作る!(その2・姿勢)

2015-02-13 23:56:31 | 舞台・ウラ話

認知症の方たちが、
普通にやっていることを、

我々が演技としてやるとなると、
これが非常にむずかしい、
 ・・・と、身を持って知りましたが、

もうひとつ、
お年寄りがずっとやっていることで、
我々には非常にキビシいことがありました。


腰の曲がったお年寄りって、
よく腰が痛くならないな、
って思いません?

いや、きっと、痛いと思うんですが、
まっすぐに伸ばすよりは、
たぶん楽なんでしょうね。

でも、それを演技として作ると、
そりゃぁ、痛いのなんのって!


今回、観て下さったお客様が、
開口一番に、

「腰、大変でしょう」
と心配して下さいましたが、

はい、本当に大変でした 

私が作ったのは、
ほとんど90度に、腰の曲がったお婆さん。

で、皆さんが心配して下さった通り、
稽古の途中から、
地獄のような腰痛に悩まされました。

腰を曲げた上に、
高齢者のバランスの悪い体で、ヨタヨタ歩くから、
当然といえば当然です。

稽古してるときは、全然感じないんですが、
(役者はみんなそう)
終わって、家に帰ったあたりから、

もう、グギグギ。

 そう、グギグギって感じで


このままじゃ、本番まで持たないと思って、
しっかりしたサポーターを付けていましたが、

一向によくならず。


本当にこれ、千秋楽まで持つだろうか?

もし持たなかったらどうしよう、

と、かなり深刻な状態でした。


これは衣裳が決まったときの写真なので、

あまり腰を曲げていませんが、

芝居ではもっと極端に腰を曲げて、
ずっと、手を前に出して、
歩いていたんです。


ところが、

例の、稽古を見て下さった、
特養のスタッフさんが、ひと言。

「お年寄りって、皆さん、
 腰に手を当てて歩いてますね」

おおおおおおおおおお!

つまり、これですよ、これ!

(勝手にパクってきた写真です)


やってみたら、ああら不思議。
地獄のような腰痛はどこへ、
・・・とまではいかないけど(笑)

ぐんと楽になりました。

それで、無事、千秋楽までもったのです。


いやぁ、しかし、やはり・・・、
あのスタイルには意味があったんだ・・・。

人間の適応力、おそるべし!

と、妙に納得したのでありました。






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ウラ話・認知症老人を作る!(その1・とっちらかる)

2015-02-12 23:54:12 | 舞台・ウラ話

ハードもソフトも、
ホンモノパワーに助けてもらいましたが、

もちろん、それだけではないワケで・・・。


今回、台本が全部完成して、
まず愕然としたのが、

<セリフが覚えられない!>

いや、まぁ、いつもなんですが 
でも、そんなもんじゃないんです。

それも、いつもより、
ずっとゆっくり喋っているのに、
セリフが出てこない。

まぁ理由は明白でして・・・、

<脈絡のないことを喋るから>


普通、会話は相手と同じテーマで、
言葉をやり取りします、よね。

それが今回の場合、
会話としてまったく成立してない台詞で、
<会話>しなきゃならない。

それも、ちゃんと相手の話を聞いて、
そこから連想ゲームのように、記憶を飛ばして、
違う話を喋り始める、という、

ある意味、すごいテクニック(笑)

この台本の中で、

たくさんマルで囲んだ言葉がありますが、
これが「連想ワード」になります。

たとえば、
「うちの孫ね、好きな人ができたみたいなの」
という台詞で、
「好きな人」というワードだけが相手に渡る。

すると、

「好きな人」から「夫」を連想して、
「うちの亭主も本当は優しいのよ」

という返事になる、という具合。

自分たちにとっては、
ちゃんとした会話なんです。


だけど、

普通の台詞なら、
相手がこう言えば、次はこう返す、
と予測がつくから覚えやすいんですが、

まったく別の話をしてたりするから、
ひとつ止まると、もう出てこない



そして、これをやってるかな~、

と思うと、またぜんぜん別のことをやってたり。

と思うと、また元に戻ってたり。

これぞ自由人! なんですね~。


・・・なんだけど、

これを演じようとすると・・・、


コレをやりながら、コレもやって、と、
まとまりのないことを、
並行してやるわけで。

これがものすごく難しい!

頭をフル回転させて、
必死で<自由人>を演じることになる。



本物の認知症なら簡単なことが、

とりあえず、
まだ認知症にまで至っていない役者には、

猛烈にむずかしいって、

不思議なものです。


認知症の方たちって、
実はすごい力を持ってるのかもしれない、

・・・と、また今日も、
マジメに終わりました、とさ。


   (つづく)



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おいっ

2015-02-12 12:37:24 | つぶやき

電車の中。

やっと席が空いて、座って、

ホッとひと息。

台本を広げ・・・た途端、

隣のオジサンが、

凄まじい咳の連続放射(ーー;)

仕方なく、台本を片付けて席を離れたけど、

咳が出るなら、マスクぐらいしてよっ!
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ウラ話・ホンモノはすごい(その6)

2015-02-11 22:57:17 | 舞台・ウラ話

どっさりと届いた衣裳ですが、
これらは借り物ではなく、
すべて頂きました。

そのおかげで、
いよいよ気楽に、
使わせて頂いたのですが、

なぜ「返却不要」なのか?

・・・といえば、

これらの衣装の主は、

すでにこの世にはいない方たちなんです。

亡くなった後、
入所者のご家族が処分を頼んだ衣類を、
ある程度残してあって、その一部なのだとか。


そんな形見の品を、
こんなエセ老人が着せてもらってもいいのか、
とためらいましたが、

「いえいえ、かえって、
 ライトを浴びさせてあげて下さい」

と言われて気持ちが軽くなりました。


  どなたかは知りませんが、
  着ていらしたお洋服、
  もう一度、大切に使わせてもらいます。

  大勢のお客様にも、
  見てもらいますからね。


そんな思いを込めて、
舞台に向かって行きました。



  ・・・って、

ふぅぅむ、マジメだ・・・

いつものウラ話の、
「うわっ」とか「ぎゃっ」とか「ひえぇぇぇぇ」
みたいなのが、全くないな。

確かに今回、
その手のスペクタクルな(?)
ネタがないんですよね。

でも、もう少し、お付き合いください。


このあとは、役作りのこと、などなど、
書いていこうかなと。


やっぱり認知症の役というのは、
一筋縄ではいきませんでした。

なによりびっくりしたのは、
信じられないほど、セリフが覚えられない!
ってこと。

これには本当に、愕然としました。




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